韓国【百想(ペクサン)芸術大賞】イベントに 『よみがえる声』
vol. 8 2025-04-26 0
『よみがえる声』劇場公開に応援いただきました皆様
本日ソウルで<第61回百想芸術大賞> 関連イベントが開かれました
真ん中に『よみがえる声』ポスターが見えます。
大変大きな華麗なる舞台。
5月5日の<授賞式>プレ・イベントとして、百想(ペクサン)芸術大賞グッチ・インパクト・アワード(GUCCI IMPACT AWARD)にノミネートされた、「彼女へ」「ラブ・イン・ザ・ビッグシティ」「よみがえる声」「朝の海のかもめは」「長孫」各作品の俳優や監督らが一堂に介して作品についての思いを語りあいました。
朴壽南、朴麻衣監督の代理に韓国配給会社シネマダルのスタッフが登壇しました。マイクを持って話しています。
映画を見るだけでも、私たちが歴史のもう一つの証人になれる
『よみがえる声』についてのトークの一部をご紹介します
司会 俳優キムシンロク:『よみがえる声』の配給を担当されたキム チーム長、作品についての紹介をお願いします。
キム・チーム長:『よみがえる声』は在日朝鮮人2世ドキュメンタリストパク・スナムと娘であり、もう一人のドキュメンタリストであるパク・マイが共に作った映画です。
広島と長崎の原爆被害、日本軍の慰安婦と沖縄戦争で強制徴用に動員された被害者などの歴史に対する記録が盛り込まれたフィルムをデジタルで復元していく旅程を描いた作品です。
司会 俳優キムシンロク:この映画をご覧になった観客の皆さんは感じたと思いますが、
映画の面白さや完成度を論じる前に記録映画が持つ力と無限の価値がどっしりと余韻として残るんですよ。長い間埋もれていた膨大な量の資料を復元する旅がまるで正義と真実を探しに行く航海のような感じを受けました。この映画の価値はどこにあると思いますか?
キム・チーム長:映画の序盤、パクスナム監督とその娘さんが激しく論争する場面があります。
大衆が分かりやすく近づけるように映画を作らなければならないという娘、監督の言葉に、朴スナム監督は、「それは意味がない」と、かっと怒る。そして、何のために映画を作るのか問い返す。
映画とは事実を記録していくことであり、歴史の事実を事実として一人一人の体験を記録するのが歴史の真実だと。この言葉がこの映画の価値を伝えていると思います。
「長孫」チョン・ジヘ監督:劇中で「震える言葉、震える体そのものを表現するには映像しかないと思いました」というパクスナム監督のお話が本当に印象的でした。単純に映画を作るクリエイターではなく、歴史的に疎外され排除された人々の犠牲と人生を記録する本当に歴史記録者だという気がしました。同じ女性監督として尊敬の念を感じましたが、実際のパクスナム監督はどんな方ですか?
キム・チーム長:昨年の記者懇談会でおっしゃった言葉が思い出されます。
被害者の言葉を(単純に)記録することだけが記録映画の目的ではない。記録映画は本来革命映画であり、記録映画を作る人は革命家だとおっしゃった。 それで監督本人も革命のために記録映画を作っているとおっしゃった。
司会 俳優キムシンロク:革命家という表現が本当にぴったりだと思います。私はこの映画を見て、「刹那の場面は百の言葉より良い」という映画の力をもう一度感じました。 この映画を見るだけでも、私たちが歴史のもう一つの証人になれると考えましたね。
トークでご一緒した皆様
司会 俳優キムシンロク 사회 배우 김신록
俳優キム・ジェファ 、イ・サンチョル監督 <그녀에게> 배우 김재화 이상철 감독님
俳優ノ・サンヒョン、 製作者チョン・スジン <대도시의 사랑법> 배우 노상현 제작자 정수진
パク・イウン監督 <아침바다 갈매기는> 박이웅 감독님
俳優キム・クムスン チョン・ジヘ監督 <정순> 배우 김금순 정지혜 감독님
제61회 백상예술대상 영화부문 구찌 임팩트 어워드 행사에 참여하게 되어 정말 영광입니다. 감사합니다.
日本のクラウドファンディング、ラストスパートへ
韓国で話題が高まり続ける『よみがえる声』。日本でも一人でも多くの方と映画を共有したいと思います。この夏、日本で公開するために、クラウドファンディング終了までまで残り20日となりました!
こちらのプロジェクトのページをSNSで投稿して拡散していただけますとありがたいです。一緒に盛り上げてください!どうぞよろしくお願いいたします。
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