【リターン品のご紹介 ①】「影絵芝居ワヤン・クリッ」ポストカード
vol. 1 2022-07-11 0
影絵芝居 ワヤン・クリッ
東南アジアでは、伝統的に多様な影絵人形芝居が演じられています。マレーシアにもいくつかの影絵芝居が継承されてきました。
今回、ポストカードのモチーフとなっているのは、クランタン州などマレー半島東海岸北部で発展した「Wayang Kulit Kelantan(クランタン)(あるいはWayang Kulit Siam)」の人形です。写真左側は、「Pohon Beringin ポホン・ブリンギン」。「生命の木」とも呼ばれる、森羅万象を象徴するような大切なものです。
右側の2体は、インド起源の叙事詩「ラーマヤナ」がローカライズされた物語の登場人物。左側の緑色の人形が 「Sri Rama (スリ・ラーマ)」、赤色の人形が弟の「Laksamana(ラクサマナ)」です。これらの人形は、牛やヤギの皮からつくられています。繊細な彫りが施され、美しい影がスクリーンに投影されます。
ワヤン・クリッについては、 [WAU No.19] 東南アジアの影絵芝居にてご紹介しています。
ワヤン・クリッ・クランタンの上演は、太鼓を中心とした楽隊の伴奏を伴います。激しい太鼓のリズムに乗せて、リード楽器「スルナイ」のメロディーが演奏されると、とてもかっこいいです。
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