対談:ピーター・バラカンさんと社長(SOIL&”PMIP”SESSIONS)さん
vol. 4 2015-09-02 0
こんにちは!
映画『ブラジル・バン・バン・バン』制作のシャ・ラ・ラ・カンパニーです。9月になり、ずいぶん涼しくなってきました! 本プロジェクトも、終了まであと30日となりました。そして、現在までに、目標の50%を達成いたしました。皆さんのご協力に感謝申し上げます!
さて、先週土曜日『ブラジル・バン・バン・バン』が、J-WAVE(81.3FM)のプログラム「V.I.P.」で紹介されました。J-WAVE V.I.P.は、毎週土曜日深夜1時から生放送している2時間のジャズバラエティ番組です。番組ナビゲーターは、日本を代表するジャズバンドSOIL&”PIMP”SESSIONSの社長さん! 先週の放送では、音楽評論家/ラジオDJのピーター・バラカンさんをゲストに迎え、「映画」と「音楽」についての特集が組まれました。
『ブラジル・バン・バン・バン』に素晴らしいコメントをくださった2人が、どのように映画を語らったのか!? 番組での対談を切り取って、お届けします。
ピーター・バラカン(以下:PB):「映画『ブラジル・バン・バン・バン』はとても面白かった! 自分のフィルター越しに違う観点から見ていてすごく面白かったね。生まれた国が違うからこそ、素晴らしい音楽に気づくことができるのかもしれない。」
社長:「それがジャイルスの素顔だったりとか、レコーディング風景にもその演奏がありつつも、オフショットといいますか、彼が街を歩いたりとか、そこでいろんな人と出会ったりとか、すごく身近に彼を感じる、ブラジルの音楽を身近に感じるようなカットが多 かったように僕は思いました。」
PB:「映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』ではライ・クーダーという登場人物が、ラテンの人としてラテン音楽を知っている人間ではなく、アメリカ人としてキューバに乗り込んで、自分のフィルターをかけた形でアルバム『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』をプロデュースしましたよね。ジャイルズも、もちろんブラジルの音楽をたくさん聞いていると思うんですけど、ブラジルの人たちとは全然たぶん違った観点から彼らの音楽を見て、このアルバムを作っているんですね。」
♪ブラジルの水彩画(Aquarela Do Brasil)/Sonzeira
PB「この曲(ブラジルの水彩画)は普通、ただの“ブラジル”という風に紹介されることが多いんですよね。何百もバージョンがあると思うんだけど、テンポがこの3倍くらい、だいたい早いんですよね。おそらく、気づいていない方がいる方がいるかもしれません。あれ?このメロディーどっかで聞いたような?という、あの曲なんです。こういう風になるのかと、映画を見て、僕はびっくりしちゃいましたよ。」
ますます、映画の上映が楽しみになるインタビューでした!
J-WAVE V.I.P.では、そのほかにも、ブラジルのサンバの魅力などを紹介されました。
その模様は、コチラからご覧いただけます。
http://www.j-wave.co.jp/blog/vip/2015/08/31/
バラカンさんも、リターンのSearching for the Perfect Beatトートバッグをお持ちです!
▼バラカンさんと社長さんからの映画『ブラジル・バン・バン・バン』への推薦文
ブラジルの音楽についてあまり詳しくないぼくはこの作品をとても興味深く見ました。基本的に企画アルバムの制作舞台裏を描いたものなので、どこか「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」と共通点がありますが、「ブエナ・ビスタ」をプロデュースしたライ・クーダーと同様に、「ソンゼイラ」を手がけたジャイルズ・ピーターソンも部外者として独特の視点を持って様々な世代のミュージシャンたちをまとめています。撮影や編集も非常にカッコよく、一つのドキュメンタリーとしても十分見応えがありますが、見終わったらこのアルバム「Sonzeira - Brasil Bam Bam Bam」が絶対に欲しくなります。
ピーター・バラカン
ここだけの秘密なのだが、ジャイルス・ピーターソンは魔法が使える。彼の音楽の魔法にかかるために、世界中のMusicLoverがフロアに集まるのだ。もちろん魔法の杖なんて持っていない。DJブースで輝くのは彼の笑顔だ。スペシャルな音楽に出会ったときに彼が見せる笑顔は、少年のように無邪気で、太陽のように明るい。僕だって、その笑顔が見たくて音楽をやっているようなものだ。このフィルムにはそんな彼の笑顔が沢山詰まっている。そんな彼が愛する音楽が産まれた国、ブラジル。そこは、彼と同じ最高の笑顔で満ちあふれた、魔法の楽園だった。
SOIL&"PIMP"SESSIONS 社長
みなさん、残りの30日間も、目標達成まで、温かいご支援をよろしくお願いします!
シャ・ラ・ラ・カンパニー