オモニハッキョ
vol. 14 2025-05-15 0
展示会場のいくのパークの一室では、「オモニハッキョ」という学校が毎週月、木の夜(19時30分〜20時45分)に開設されています。在日コリアンの女性を中心に様々な理由で十分な教育を受けれなかった人々が、日本語の読み書きを学び、日常生活を豊にするための識字学校です。
生野区では1977年に開校し場所を替えながら、今年で48年目になるそうです。現在、生徒さんは25人ほどで先生もボランティアで25名ほどおられるようです。年配の方も多くおられ、中には済州島出身者の方で済州4·3の影響を受けられた方もおられるそうです。
展覧会場も同じフロアにあり生徒、先生含めて10名ほどの方に椿の花も彫っていただきました。その展覧会場内で会話をする中で自然とびっくりするような具体的な体験談を語られる事があります。そのような自然な会話が生まれる状況を創出する事ができるのはアートが持つ可能性の一つなのかもしれませんが、話すと辛い思い出が蘇る心境は、私には到底想像も及びません。
皆さん夜な夜な集合して、熱心に勉強されている姿を見ると、私も早く韓国語を話せないとな、とケツを叩かれます。
- 前の記事へ
- 次の記事へ