藤原 勇輝
私は山陰の鳥取をベースに美術活動をしています。その地域で長年生活していると私なりの特異な点が見えてきます。それは山陰と山陽を比較する中で、鉛色の空を見る中で、日本海を眺めている中で私にイメージのきっかけを与えてくれます。それは妖怪や幽霊、ミサイルや拉致、日韓関係など想像の世界から現実の世界まで、それらのイメージを頭の中で行き来しながら作品の構想を練っています。頭の中で構想を練るのはお金もかからないし誰にも迷惑をかけません。しかし、実際に実施しようとするとお金もかかるし誰かに迷惑をかけてしまうかもしれません。今回のプロジェクトも大変ではありますが、それ以上に奮い立つものを感じている次第です。