【応援メッセージ】匿名希望(自動車会社 期間従業員)
vol. 19 2019-02-05 0
もやい展広報担当より
メッセージをくれた彼は、私と同じ自動車会社の期間従業員
4300人働く工場で同じ班。気が優しくて働き者
真夏は室温45℃、真冬の朝はマイナス気温。そんな中で共に働く
最近、福島に震災後数年暮らしたという彼に浜通りの案内を頼んだ
廃墟化した6号線…鳴り響く線量計。初めて聴く線量計の音に
「これが現実なんだな…これが現実なんだよ」と何度も何度も繰り返し言っていた
浪江町で作物をつくれずソーラーパネルに変わっていく田んぼ
実家が農家の彼は、それの田んぼを見て…こんな悲しいことはないなと
言葉をもらしてい
いろんな人が集まる1万数千人が働く自動車工場
その中の4300人が働くパワーユニット工場
その中のたった30人の班
つい最近までは、計画停電のパネル操作した元東電社員もいた
自動車工場の小さな作業場いろんな福島が見えてくる
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
3.11の時、岩手にいたんだ。あの揺れの恐怖…目の前にある山が揺れる想像もしたこともないあの地震
友達を探しに大船度に向かい、丘の上から津波の第二波を目にしたんだ。幼稚園のバスが避難…子供たちを乗せたまま、津波にのみこまれた。
その光景を私の側で親御さんが見ていた
為す術もなく茫然とする姿は忘れない
これが私の3.11
2013年から3年、いわきのカラオケBOXの店長をして、そういう側面から福島の姿みてきました。九州から廃炉関係で仕事にきた業者さんが泊まる所がなくて、夜通し歌が鳴り響くカラオケBOXで3ヶ月暮らした。毎日やってくるので奥の部屋をキープしたり、その部屋の隣りには極力、客を入れないようにしたりした
カラオケBOXというところから浜通りを3年…
お客さんでいろんな人がきた
福島市の支店に行った時、亡くなったダッシュ村のあきおさんとも話しした
復興といいながら、何が復興なのだろう
多くの人は置き去りのまま
同じ日本人なら
あの時を忘れちゃいけない
この現実を知らないといけないんだ…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
もやい」それは、荒縄の強固な結び。3.11から8年、福島原発事故と向き合ってきたアーチスト達の個々の表現が金沢21世紀美術館で結ばれます。絵画、彫刻、写真、生花、造形、詩歌……福島の現実と命の輝きがあなたを包みます。
引き続き、シェア・ご支援のほどよろしくお願い致します!
https://motion-gallery.net/projects/2019moyai_kanazawa
★もやい展スケジュール★
場所:金沢21世紀美術館 ギャラリーA(石川県金沢市広坂)https://www.kanazawa21.jp/
日時:2019年3月5日(火)〜10日(日)
5−7日/10時~18時 8−9日/10時〜20時 10日/10時〜17時
入場料:100円(各種免除規定あり)