昆虫料理イベントを開催しました!
vol. 17 2016-12-25 0
ユナイテッドピープルのアーヤです。
高田馬場にある「米とサーカス」で、毎月1回開催されている「昆虫食を楽しむ会」。クリスマスイブの昼間に、本作『0円キッチン』のタイアップイベントを開催しました!
https://www.facebook.com/events/255708801510120/
揃えられた材料はこちら。
今回はクリスマス特別バージョンで、いつもより虫の種類も多いそう。
いちごやバターと一緒に、虫たちが並んでいる様子は新鮮です。。
クリスマスイブで参加者の集まり具合が心配でしたが、なんと30名ほどの方にお集まりいただき満員御礼!
まずは『0円キッチン』のダイジェスト版をご覧いただきます。今回のイベントに合わせて、昆虫食のシーンを多めに盛り込んだバージョンです。
子供たちが虫入り肉団子を食べて「おいしい!」と言っているシーンを見ていただいたあとに、いざ調理開始!
今回はクリスマスに合わせた3つのメニュー。
(1)カラフルオードブル☆虫カナッペ:おつまみにぴったり!好きな虫をトッピングしちゃおう!
(2)クリスマスといえばやっぱり虫ケーキ:セミとハチをトッピングし、アリの子を挟んだケーキ!
(3)シュワシュワ☆フルーティーな虫カクテルで乾杯:つるっと、デザート感覚で楽しむ、カラフルな虫色クリスマスパンチ!
調理過程の様子がこちら!
蜂の幼虫を巣から取り出し、内臓(糞)を取り除きます。
中にはすでに成虫になっている蜂も・・・!
幼虫は熱湯で下茹でして、バターで炒めます。
ミールワーム(ゴミムシダマシの幼虫)はまだ生きているものを、おがくずの中から取り出し、素揚げします。
まだ生きているコオロギも虫かごから捕まえて、そのまま油の中へ!
素揚げしたものたちが並んだ様子がこちら。けっこうな迫力です。。。!
ケーキトッピング用のセミ成虫やミールワームは、溶かしたチョコレートでコーティングします。
クリスマス仕様のスタッフの方が飾り付けしている様子。
残りの素揚げした虫たちはクラッカーの上に載せます。
2時間半近くかけて調理を終え、実食開始!
おそるおそる食べる初体験の人もいれば、昆虫食のファンで、クリスマスの特別メニューにわくわくしながら手を伸ばしている人もいました。
食感のサクサク具合に「おいしい」という反応もあれば、「足のトゲトゲが刺さった・・・!」「口の中にずっと残っている感じが・・・」と苦戦している人も。初回から"慣れ"ることができる人は少なそうでしたが、皆さん、なかなかできない体験に満足いただけた様子でした。
ちなみに今回のイベントはプレス関係者の方にも多くお越しいただきました。注目が高まりつつある昆虫食。それもそのはず。映画の中でも指摘されていますが、人口増加にともなう食料危機が危惧されているなかで、国際連合食糧農業機関(FAO)もタンパク質が豊富な昆虫食を推奨しています。近い将来、わたしたちが向き合う必要のあるテーマともいえるでしょう。
また、講師であり、昆虫料理研究会代表の内山昭一さんのお話によれば、現代の大量生産大量消費社会において衰退してきてしまったものの、昔から日本に根付いていた昆虫料理の伝統のなかには、「もったいない」の精神がいっぱい詰まっているように感じました。
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会場の米とサーカスでは、通常メニューで昆虫料理を提供しているほか、毎月1回、内山さんと一緒に昆虫料理教室を開いています。ご興味を持たれた方は、ぜひ一度ご自身で体験してみてください。
〜米とサーカス〜
ホームページ:http://miyashitakikaku.com/store/komecircus/
Facebookページ:https://www.facebook.com/kometocircus/
東京都新宿区高田馬場2-19-8
03-5155-9317
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また、自分で体験するのはちょっとハードルが…という方は、まず映画『『0円キッチン』のなかで昆虫料理についてのシーンをぜひ見てみてください!