弱冠21歳の常間地裕監督×注目のオルタナティブロックバンド″羊文学″による
映画『ゆうなぎ』

ここで記事を書くのは初めてとなりました。
本当に申し訳ありません。監督します常間地裕です。

昨日、映画『ゆうなぎ』撮影が全て終了しました。

ここまで二週間と台風などの影響もあり行った追撮を入れてもっとの時間がかかりました。シナリオから入れたらより多くの時間です。今はそれが終わったのだという感覚もよく分からず、とても不思議な気持ちです。

今回の現場では沢山のありがとうと沢山のごめんなさいがありました。そのどれもが大切で本当に濃厚な日々でした。

全員の力で一丸となってやりきったこの映画には、きちんと生きた姿や感情が映ってきていると思います。それは今回とても大切にしたかった事です。

今だからこそ、この人達とだからこそ撮れた映画です。そんな映画を撮れた事をとても感謝しています。

映画について中身には触れると長くなってしまいそうなので、少しにしておきます。

この映画の世界はどこか今自分たちの生きている世界と地続きであるような、そんな映画です。
どこかで誰かと歩いたり、誰かとご飯を食べたり、誰かと何かに乗ったり。そんな当たり前をどう思い感じるのか、そんな映画です。何かこの映画が観終わって映画館を出た後に少しでも、外の世界の見え方が変わったらと思います。この映画にこもったみんなの想いが誰かの元に届く事を祈って、これから暫く編集等の仕上げ作業に入ろうと思います。

映画の製作はまだまだ終わりではありませんが、こうやって撮影が終わっても当たり前のように明日が来て、今までずっと同じ場所にいた人達がそれぞれまた違うところで過ごしていくのです。

まずは皆さんの元に届くまで精一杯に取り組みます。
引き続き映画『ゆうなぎ』を見守っていただけたら幸いです。

常間地裕