熱狂的ファン急増! 劇中映画『ザ・グロース』の秘密
vol. 11 2026-03-01 0
こんにちは、『夜中のポップコーン』脚本の谷です。
本作『夜中のポップコーン』は、
カルト的人気を誇るB級映画『ザ・グロース』のテレビ放映を機に集まった女子3人が、
気まずくも愛おしい映画の時間を過ごすコメディ映画です。
当然のように出てくる『ザ・グロース』という映画…
「Google先生に聞いても出てこないよ!」
それも当然、『ザ・グロース』は本作のために裏で書き下ろされた架空のB級映画なのです!
つまり、我々は『夜中のポップコーン』の他に
2本目の映画を書いていました!
そこまでするか!!
劇中では女子3人の会話と並行して、
『ザ・グロース』という映画も一緒に進行していきます。
そのあらすじを紹介しましょう!
1989年、ネバダ州クラーク郡の荒野。
かつての戦友に派遣され、とある地下研究施設を訪れた元海兵隊の傭兵、ジョン・ロジャー。
その施設で彼は巨大化したモンスターと遭遇する……
あー、はいはい。
わかります。
──と、モンスター系のアクション映画好きなら頷いてくださるはずです。
ネバダ州は変な研究施設ありがち。
とある施設で秘密裏に研究されていた、サナダムシを遺伝子操作して作られた巨大なキメラ生物。
物語はこのキメラ生物が餌やり担当の男を捕食したことから始まる。
鋭い牙を持ち、捕食した生き物を丸呑みにするそのモンスターは、通気用のダクトを蛇のように這って施設を脱走。研究員たちを次々と喰らっていく……
『ザ・グロース』というのは、
英語表記が "The Growth"、つまり「成長」「発達」という意味です。
研究員を捕食し、大きくなっていくモンスターの様子を冠した映画なのです。
まぁ、お察しのとおりなんですが、
私が『トレマーズ』や『ザ・グリード』みたいな
昔のモンスターパニック映画が好きすぎるんですよね。
YouTubeなどで予告編とか見てみてください。
何が言いたいのかわかるはずです。
劇中で女子たちが話す通称「高跳びメガネ」という名物エキストラは、
この映画の終盤で崖から転落する「研究員D」というモブキャラのことです。
ただ転落するだけなのに、その独特な落ち方と絶妙に乏しい合成技術のせいで、
『ザ・グロース』のファンの間でミーム化。
そのミームが笑いとともに拡散され、
海外のゲーム実況動画などでネタのように挿入される定番アイテムとなりました。
今や映画紹介雑誌にも、メインのモンスターを差し置いてイラスト掲載されるほどの人気っぷりに……
──という前段があり、
それがテレビ放映されるとなるとファンは大歓喜するわけですよね。
それで本作の女子3人も集まることになったわけです。
(うち2人は初対面なのですが……)
楽しい映画鑑賞になるはずが……?
というところが本作の見どころです。
これを知った上でもう一度本作の予告編を見ると、また違って見えるかも?
ぜひ女子3人のやり取りに加えて、
『ザ・グロース』がどう展開していくかも
注意深く聞いてみてください!
『夜中のポップコーン』脚本・プロデューサー
谷 風作
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