プロジェクト始動、イギリスへ作品発送:その③
vol. 8 2019-01-09 0
【イギリスへ作品が到着しました!】
みなさん!連絡が遅くなりましたが、
作品は1月4日に、現地、Melia White House Hotelへ到着しました!
現地のスタッフさんたちが、
「ちさと、作品が無事に到着しているよ~!」
という連絡をくれて、本当に安堵しております。
さて、前回の続きも書きたいので、
少し過去に遡り、発送時のお話しをさせていただきます。
【80kgの箱の移動】
前回お伝えした通り、
荷物の大きさ : w100 d80 h80 cm
荷物の重さ : 80kg
主人と一緒に持ちあげられたものの、、、身動きが取れない、、、。
そこで主人は、箱を滑らせるための【レール】を作ってくれました。
SPF材に、合板をうちつけたもの、長さは2.5Mほど。
立て看板のようの見た目です。
作品は、縁側に車のお尻を付けて載せます。
なので、縁側と車の間(隙間70cmほど)に橋のように【レール】をわたして、
その上を箱を滑らせて載せました。
まずは、箱を【レール】の上に載せるところから。
箱をレールの上に載せるときは、彫塑のひとたちがジャッキをつかって重い作品を上げ下ろしするやり方をまねました。
合板の1cm~1.5cm程度の厚みの端材を、4隅に順繰りと一枚ずつ、箱の底に噛ませて徐々に箱を持ちあげていきました。
テコの原理で箱を持ちあげるので、80kgとはいってもこの作業は地道にやればひとりでもできると、主人が一人黙々と作業をしてくれました。
もちあがったら、先ず一番下に段ボールを引いて、その上に【レール】をのせました。
この時点で、箱の下に段ボールと【レール】がある状態です。
まだ箱とレールの間には隙間があります。
段ボールとレールは、縁側から車へ続いています。
(この時点ではまだ箱は作業している和室の中)
次は箱を【レール】に下ろします。
箱をあげたときと逆の要領で、四隅に噛ませてある端材を一枚づつ慎重に抜いていきます。
レールの上にしっかりのったら、
まずはレールごと段ボールの上を移動。
段ボールが滑って、摩擦が少なく前へ移動できます。
縁側の端まできたら、箱をまた最初の要領で持ちあげて、【レール】だけ先に車に渡します。
【レール】をできるだけ中に入れたら、箱を【レール】におろします。
そのあと、
縁側に残っているほうのレールの端のほうに、煉瓦や板を噛ませて、
縁側から車へ滑り台になるように緩い勾配をつけました。
とはいっても、合板の摩擦や80kgの重みでするすると動くわけではなく。
最後はわたしと主人とで車の中へぐいぐいと押し込みました。
【飯村さんに作品を預ける】
荷物を積んで、発送を依頼していた飯村さんのお家にもっていきました。
飯村さんのお家では、
飯村さんのお父さんの軽トラックの荷台に作品を載せさせていただきました。
荷物が重くて移動させるのが大変だからと◎
飯村さんの粋な計らいです。
本当にありがたかった。
わたしの車から、飯村さんのお父さんの軽トラックへの移動は、
縁側から車の荷台へ積み込んだ時と同じ要領。【レール】を車から軽トラックへ渡して。
飯村さんにサポートしていただきながら、
スムーズに移動できました。
【軽トラックから、FedExのトラックへ!】
【レール】は飯村さんのお家に残しておいて、FedExさんもそれをつかって、
荷物を積んで頂きました◎
FedExさんは、なんと地面からトラックへの急こう配をつくって、そこを一気に押し上げたのだそうです、、、
恐るべし。
そして本当に頼りになる、FedExさんです。
飯村さんのアシストがあって(本当にさまさまです)、
こうして無事に作品を発送することができたのでした。集荷依頼、送り状作成、荷物の発送まですべて、手続きは飯村さんが請け負ってくださいました!
素晴らしい働きに、本当に心から感謝ですっ。
【作品無事到着】
12月26日に発送された荷物は、最初に書いた通りに1月4日に無事にロンドンのホテルに到着。
途中、荷物の内容、送付の目的などについての問い合わせがあって、一時荷物が通関でとまりましたが、
Artrooms fair のChiaraがしっかりと対応してくれたおかげで、その翌日には荷物がきちんと動きました。
本当に、たくさんの人に支えられて作品を送ることが出来たんだと痛感しております。
駆け足ですが、その③はこのあたりで!
実はいま成田空港でこのレポートをかいていて、これからチェックインカウンターへいきます!
次は、開梱。
私も今日、ロンドンへ発ちます!
がんばってまいります!
作品との再会へむけて、いざ!!!!