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安井ちさと 国際アートフェア展示をクラウドファンディングで実現!
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陶磁を表現媒体として作品を制作しています。 日本のこころを自身の作品を通して伝えていきたいです。 誰にもどこにも迎合することなく、わたしの信じている日本のものづくりの姿勢をありのまま世界に発信していきたいです。
イギリスで開催される国際アートフェアの参加作家として選出されました。作品を多くの人に観て、触れてもらいたく、輸送のための資金を集めています!
今回、参加作家として選出されたのは、、 Artrooms fair London(Selected Artistsのページはこちら)です。本プロジェクトは、その展示会場への作品輸送費を集めるものです。
しかしそもそもなぜわたしが海外出展をしたいと思うようになったのか、その経緯からお話します。
まず最初に少しわたしについての紹介をさせてください。
わたしは陶磁(土もの、磁器)を表現媒体として制作をしています。
詳しくは わたしのホームページをご覧ください。
『yaie yukar』一部分 / 撮影:重松善樹
陶芸を始めたのは大学二年生のとき。
わたしが陶芸を選んだのは
・陶芸では素材への理解を深めながら作品を作ことが大切
・粘土に触り、カタチにしていく過程で徐々にイメージを固めていくことが出来る
=最初に具体的なコンセプト、イメージを持たなくても成り行きが自ずとカタチになる
・作品の仕上がりを窯が決める
といった陶芸の特性に表現の可能性を感じたからです。
とくに粘土と触れ合う過程は、わたしは
土と言葉を使わないで対話しているような感覚になります。そして窯の扉を開けるとき、土がわたしとのやりとりから受け取れたことだけが、かたちになって現れます。
陶磁という素材とのやり取り全体が作品-物語になるというところに魅力を感じています。
炭化焼成の窯出。真っ黒に炭化した籾殻の中から作品を取り出しています。作品の肌も煤を吸い黒くなっています。
写真の『yaie yukar』ヤイエ ユーカラ(アイヌ語で叙事詩という意味)。アイヌの民は、彼等が見て感じた世界の成り立ちを、独特の視点で物語しました。それがユーカラです。またそれは口承(文字ではなく声のみ)で伝えられてきました。わたしはその伝え方に共感を抱きました。
わたしはこれまでに自分の作品を主に国内で発表してきました。
2017 「脈打ち、零れ落ちる」展示風景 、手前「Be」奥手前「Port」、奥「Roll」 @art gallery closet
在廊していると時折、「作品のコンセプトは?」と聞かれます。
すらすらと応えることが出来ればいいのですが、わたしは作品の説明をするのが苦手です。
わたしの言葉にできない思い(以下コトバ)は全て作品が預かってくれているのです。
そのため、わたしの作品と対峙する時には、言葉よりも身体感覚や枠にとらわれない想像力のほうが活かされます。
鑑賞者の方々にも、もっと自分の身体感覚やこころを活かして説明なしに作品をたのしんでもらいたい、自分なりのコトバを持ってもらったらよいのではと思い、2015年の個展以来、「作品に触れてください」と、見る人にお願いするようになりました。
2015 個展展示風景、初日に限り、娘に作品世界の案内役のような役割をしてもらいました
わたし自身、土に触れることで、たくさんのインスピレーションをもらい、それが作品になっていますので、見る人にもわたしと同様に触覚的に作品のコトバを受け取ってもらおうと思ったのです。
面白いことに、その触れ方は人によって千差万別。触れ方の違いは、見る人それぞれが作品から感じ取っていることや、作品とそれぞれの鑑賞者の間の距離感の違いを表しているようです。展示で一番楽しく感じるのは、鑑賞者が作品を見て、触れ、思い思いの物語を語ってくれることです。
そうした思いの行き来、作品を通した他者とのこころの繋がりを目にした時に、わたしは作品をつくっている意味や自分がそれを続けている意味を実感するのです。
Artrooms Roma 展示風景 、ベッドのヘッドレストの上の壁に設置。2018「stream」
実は、わたしは2018年の3月に、Artrooms fair Romaに選ばれてイタリアのローマにあるチャーチパレスホテル(The Church Palace Hotel)というホテルで作品展示をしました。わたしにとっての初めての海外出展でした。
欧米のアートシーンでは言葉でコンセプトを語ることは作品と同じくらい、もしかしたらそれ以上に重要といわれています。
しかし日本語ですらコンセプトが言えないわたしに英語でコンセプトを語るというのは言うまでもなく困難なこと。とても不利な状況でした。
よってここでも、「作品に触れて、感じてください」と伝えました。
撮影:重松善樹Artrooms fair Roma に出品した作品。磁器作品「stream」、流木と和紙「bones」、プラスチックネットとガーゼ、和紙、柿渋、蜜蝋「Open the lid」, ワイヤーと羊毛「pore」、流木。これらのピースをホテルの部屋(ベッドの上も、鏡も、洗面も、シャワー室も)でインスタレーションしました。
わたしの展示会場に入ってきた人たちは、わたしが「作品に触って」というと、最初とても驚き遠慮していましたが、本当に大丈夫だとわかると、嬉々として思い思いに作品に触れてくれました。イタリアは英語がわからない方も多く、そういった方にはジェスチャーでわたし自身が作品に触ったり抱きかかえたりしてみせて、作品に触れられることを伝えました。
会場に人の流れが出来てくると、わたしが何も言わなくても、見ている人同士で、「触れていい」ということや、「どうやって触れようか」ということ、「作品が何に見えるか」といったコミュニケーションが交わされるようになっていきました。
Artrooms fair Roma 出品作品 2018 「shimmer in the darkness」 / 撮影:重松善樹
そこで気づいたのは、日本と同様に、海外においても、「作品と自分の肌が触れ合う」という体験が、
・言葉よりも直接的に見る人のこころを動かし、
・鑑賞者各々の体験に由来する理解を促している、
ということでした。
また、作品に対して見ること以外のアクションが許されることで、
・作品は鑑賞者同士のコミュニケーションも同時に活発にしている、
ということも感じました。(日本では鑑賞者同士での会話はさほど活発ではありません。)
この時に、わたしがうまく言葉で説明できなくても、作品をみて触れることを通して、鑑賞者と言葉なしに心を通わせることが出来るということを改めて実感しました。わたしの言葉にならない思いを託した作品は、作品自ら物語できることを確信したのです。
言葉で語らない方法をとるからこそ、国を越え文化を越えやすいのかもしれない、わたしはそう感じました。
そしてもっと、自分の作品を世界に出して、言葉なしに、作品を通してたくさんの人と互いの感覚を通して繋がってみたいと思ったのです。
これが今回 Artrooms fair Londonに選ばれた作品は陶磁の立体作品です。
2015 「whale」
今回はサイズが横78cm、幅48cm、高さ40cm、重さ25kg。
輸送について、輸送費を少しでも抑えようと方々相談しましたが、美術梱包でないとイギリスまで無事に届けるのが厳しいといわれました。
とくに陶器なので、海外での輸送スタッフの対応では(日本は世界的に見て荷物の扱いがかなり丁寧な方です)作品が危ないということでした。
シッピングコストはフェアサイドからは出ず、自己負担です。
それでも、イギリスで作品を展示するためには確実に無事に会場に届けることが何より優先されなければなりません。
梱包、輸送をお願いする会社は 寺田倉庫さんという美術梱包業界では有名で、信頼のある会社です。そこで見積もりを出してもらったところ、梱包から会場の輸送までで43万円の見積もりになりました。
輸送費は高額ですが、美術梱包と輸送のプロ、寺田倉庫さんに依頼すると作品に合わせて木箱を設計・制作するところからはじまり、責任を持って作品管理、輸送してくれます。
実はイタリアのフェアの返送時に、作品の入った荷物がイタリアから一つ戻ってこなかったという経験があります。
いろいろな手続きを踏んで、今はその荷物をArtrooms のスタッフが預かってくれています。終わりよければとはいえ、海外のクーリエとのやり取りは尋常じゃなく大変です。(それに関する説明は割愛します。)通関で止まったとわかってから、荷物の無事を確保するまでに、約2か月かかりました。
そんな経験をした背景もあるので、何かあった時の対応まで含めて任せられる安心は、私にとってはプライスレスといっても過言ではありません。
【資金の使用用途】
・作品の輸送費43万円
・VATと呼ばれる税金の支払い(イギリスでは最大で作品本体代金の20パーセント)
に充てる予定です。
【支援して頂いた資金が目標金額を越えた場合について】
国内での発表も大切だと考えているので、ギャラリーの使用料や、今後の制作費に使わせていただきたいと考えています。
支援額に応じたリターン品について、
【2000~10000円の支援に対するリターン品】
2000円 : streamのテクスチャーの箸置き2つセット
3000円 : 白磁に銀彩のアクセントの イヤリングorピアス 1ピース
5000円 : streamのテクスチャーの豆皿
上記のリターン品には更に、わたしからのお礼と結果報告のメールを送らせていただきます。
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10000円: 自作のカップor 茶碗orぐい吞み
お礼のメールとわたしのドローイングポストカード3枚セットがつきます。
参考:10000円のリターン品、カップの例。全く同じものではありませんが、カップ、茶碗共にこのような質感のものをお届けする予定です。
【20000円から70000円のリターン品】
・価格帯に応じた過去作のオブジェクト、
もしくは
・価格帯に応じたサイズでの受注制作です。
そこに、 お礼・結果報告のメール+私のドローイングポストカード3枚セットが加わります。
また、 50000円に2口だけですが
・私の自宅に招待(ランチはわたしのお手製、駅までの送迎付き交通費は含まれません)
+
・一日手びねり陶芸体験(お茶椀なら2~3点)
もあります。ぜひ我が家へのんびり陶芸体験に来てください。
わたしも一緒に制作する予定です。
以下20000~70000円のリターン品のイメージです。
参考:20000円のリターン品の、小さなオブジェクトの例。20000円の受注制作は10cm立方以内。
参考:30000円のリターン品の例。30000円の受注制作は15㎝立方内での制作。
参考:50000円のリターン品の例。
参考:50000円のリターン品の例。(一口につき一つ。)
参考:70000円のリターン品のオブジェクトの例
参考:70000円のリターン品の例
【10万円以上の支援に対するリターン品】
100000円: わたしの過去作品 or 30cm立方の受注制作
+お礼・結果報告のメール+ポストカードセット+豆皿二枚
200000円: わたしの過去作品+お礼・結果報告のメール+ポストカードセット+豆皿二枚
300000円: わたしの過去作品+お礼・結果報告のメール+ポストカードセット+豆皿二枚
以下作品イメージです。
参考:100000円のリターン品の例。100000円の受注制作は30cm立方内。
参考:200000円のリターン品の例
参考:300000円のリターン品の例
資金が期間内に集まらないということは最初に予想されます。
その場合、別の手段で資金を確保し(恐らく日雇いのバイトで足りない分を補填します。)イギリスへは寺田倉庫さんから作品を送ってもらう予定です。
よって、このプロジェクトは確実に実行されます。
資金が集まり次第、寺田倉庫さんに作品を持参し、梱包から発送手続きまでをお願いします。
発送までは寺田倉庫さんの管轄ですが、飛行機から現地会場まではFedexを使うことになるのだそうです。寺田倉庫さんの梱包は安全で確実なもので、資金が集まれば、発送までは確実だといえます。
しかしその先で、輸送事故が起こり現地に届かないかもしれないという可能性はゼロではないということです。
しかしながら、寺田倉庫さんは美術梱包業界でも評判がよく、「作品を無事に送り届けるだけでなく、夢を応援してくれる」として評価の高い会社です。委託するFedexの現状(輸送の仕方)についても寺田倉庫さんはよく理解しており、それでも作品を安全に送り届けられる方法をとってくれます。
【イギリスの展示から次に考えられる展開・可能性】
作品の展示期間は来年の2019年1月11日~13日と短い期間ではありますが、
イギリスのアート関係者、ギャラリスト、コレクターたちも多く訪れるアートフェアです。
作品を無事に送り届け、たくさんの人の目に触れれば、
イギリスをはじめとしたヨーロッパのアートの世界に繋がりをつくることが期待できます。
このフェアで自分の作品をイギリス、EU諸国の人たちに認知してもらえたあとは、
「自分の作品」ということに限らず、「日本のアート」「日本のこころ」「日本の陶芸がアートシーンに与える可能性」を世界に広めていく担い手になりたいと考えています。
2018 「oval」 / 撮影:重松善樹
2018「stream」 @La Famille / 撮影:重松善樹
このプロジェクトは、まず一つには「わたしの夢の実現」、
そして同時に、これからの日本のアートが世界のアートシーンに向けてどう影響を与えていけるかの一つのチャレンジでもあります。
とくに私は、「陶芸」「工芸」と呼ばれる領域で表現をしていることで、工芸なのか、美術なのか、クラフトなのか、伝統なのか、現代美術なのか…?といった問題とも向き合い続けてきています。
これはわたしだけの問題ではなく、陶芸・工芸に関わる作家全員が向き合っている問題で、日本のアートが、ヨーロッパから借りた概念をもとに自分たちのアートを語らざるを得なかった背景が濃く影響しています。
だからこそ、今度はこちらから新しい視点、視座をはっきりと提示していく必要があると考えています。
わたしの作品ひとつで世界が変えられるわけではないかもしれませんが、小さな風穴をあける、小さな波紋を生むことはできると思うのです。
そしてそれを見た他の日本アーティストたちにも、もっと世界を視野に入れて自分たちの作品を発信して行ってもらいたいと思っています。
最後までわたしの文章を読んでくれたみなさん、ありがとうございます!
そして支援を検討してくださっている方、本当にありがとうございます!
みなさんの応援が、わたしの夢の実現への道となって、ひいては夢を実現させようと努力をひたむきに続けている他のひとたちのことも導く道になっていきます!
プロジェクト成功に向けて精いっぱいがんばります、
どうかどうか応援よろしくお願い致します!
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国内での展示がこれから1月までに目白押しです、
是非ご高覧ください、以下展示情報です。
10月9~27
愛知県、名古屋市
@納屋橋・高山額縁店、2FギャラリーKomore
http://nayabashi-gakubuchi.jp/
「うたかたの日曜日」
旭丘高校美術科51期生によるグループ展示です。陶芸の小品1点と平面作品2点出展します。
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10月25~31日
石川県、金沢
@G-WINGS gallery 四緑園
https://www.shiryokuen.com/
「緑凪ぎ、歌う、謡う。」笠原しい・安井ちさと 二人展
streamのシリーズを中心に展示します。
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11月3~21日
香川県,、綾川町
@monohouse
http://www.monohouse.org/yamanami/
「かがわ山なみ芸術祭」
廃校になった小学校の教室でインスタレーション作品を展示します。スタイロフォームともみ殻の灰を使います
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11月4~25日
石川県、金沢
@金沢アートグミ
http://gallery.artgummi.com/
「金沢アートアートスペースリンク2018」
G-WINGS gallery のブースにて、笠原しい・安井ちさとの作品を展示
stream小作品を何点か。
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11月5~12月1日
長野県、軽井沢
@pace around
http://pacearound.com/
「おはいり」平松宇造・韓美華・安井ちさと×トボ
海外のアンティーク、日本の作家の器、衣服の作品など素材にこだわったインテリアショップに隣接する土間ギャラリーでの展示です。
oval、多面体、darkmatterなどのシンプルなかたち中心に出品します。
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12月18~24日
茨城県、つくば市
@つくば市美術館
http://www.tsukuba.museum.ibk.ed.jp/
「アートコラボレーションつくば」
中山庄太郎さんによって選ばれた、つくばにゆかりのある若手作家(洋画、日本画、彫塑、陶芸、書、計18名)の展示です。
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1月11日~13日★今回のプロジェクト
イギリス、ロンドン
@Melia White House Hotel
https://art-rooms.org/
「Artrooms fair London 2019」
国際コンペ、世界各国からおよそ100名の作家が選出されました。
わたしはシングルワークセクションで選出され、作品を一つ展示します。
2015制作の「whale」が海をわたります。
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1月19~26日
東京
@東京都美術館
https://www.tobikan.jp/
「クロスカレント 日米作家交流展」
中込靖也さんが日本とアメリカのアーティストの交流の場として展示企画しています。来年アメリカでのクロスカレントも企画されています。
2017の、「Be」「port」「roll」を出展予定です。
以上です。たくさんの方と会場で出会えることをたのしみにしています!
残り24枚
2000 円
3000 円
残り18枚
5000 円
残り5枚
10000 円
残り1枚
10000 円
残り9枚
10000 円
残り4枚
20000 円
残り4枚
20000 円
残り2枚
20000 円
残り2枚
30000 円
SOLDOUT
30000 円
残り2枚
50000 円
残り1枚
50000 円
残り2枚
50000 円
残り2枚
70000 円
残り1枚
70000 円
残り1枚
100000 円
残り1枚
100000 円
残り1枚
200000 円
残り2枚
300000 円