カンボジア農村部に暮らす子どもたちに、映画のチケットを贈りませんか？ ―映画で夢の種まきをー

（写真：現地駐在員・山下＠カンボジアのプレイドンハイム小学校）

多くの皆様に応援いただき、遂に目標額１１０万円を達成しました！！！

多くのご支援、本当にありがとうございます。

応援のコメントを一つ一つ読ませていただき、今自分がカンボジアで行っていることは、

多くの人の想いの詰まったものであることを、強く感じております。

カンボジアで駐在を始めてから約５ヶ月。

映画上映の仕方をなんとか伝え、紆余曲折をしながら、今ではカンボジア人のスタッフだけで上映地に行き、子どもたちに映画を届けることが可能になりました。私たちが映画を届けている、カンボジアは多くの国からの支援が入るも、まだまだ発展途上にあります。

一部の都市の近代化とは正反対に、都市部から車で１時間半も走れば、のどかな田園風景、集落の大半は未だに高床式住居です。

情報に触れる機会の少ない農村部の子どもたちにとって、将来を描くということは、すなわち自分の周りの大人になるということに近いです。貧しい生活をする家庭のなかには、少しでもお金を稼ぐためにとタイへ出稼ぎをする家庭も少なくありません。

この現状は、今の子どもたちには変えられない環境です。

でも、私たちが映画を通して子どもたちの可能性・世界を広げられたら。子どもたちが生きるこれからの時間、大人になった時の選択肢は、必ず違ったものになると思います。

"知らない夢は描けない”

僕も、「ホテル・ルワンダ」という映画に出会わなければ、今こうしてカンボジアでカンボジア人スタッフと協力し、子どもたちに映画を届けていなかったことでしょう。

映画を通して、環境というものに関係なくすべての子どもたちが持つ可能性を、少しでもひろげるきっかけとなる空間を作り、子どもたちが自由に羽ばたけるそんなカンボジアの未来を、自分はどうしても見たいのです。

映画を食い入るように見ていた子どもたちに数十年後に、

「あの時見た映画が、一つのきっかけになった」と言ってもらえるように。

これからまた、カンボジアでの活動を進めていきます。

皆様の応援のおかげで、このプロジェクトは成り立っております。

いつの日か、皆様に直接お会いできます日を、直接お礼を言えます日を心待ちにしております。

World Theater Project　現地駐在員　山下龍彦