現地でのエピソード:映画配達人の一日って?
vol. 15 2016-01-13 0
World Theater Project、映画配達人の一日をお届けします。
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過去の連載でもお伝えしてきましたが、World Theater Projectには、現在カンボジアのバッタンバン州で活躍する映画配達人が三人います。
一人目は元映写技師、サロンさん
二人目は、本業トゥクトゥクドライバー、通訳も兼ねているエン・サロンさん
三人目は、エン・サロンさんの息子、ロン君
そんな彼らが映画配達をする一日は、このような感じで進みます。
映画配達人の一日
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6:00 集合
7:00 機材をエン・サロンさんのトゥクトゥクに詰め込んで出発
9:00 到着、上映準備〜上映開始
11:30 上映終了、片付け、現地駐在員の山下に、上映報告のメール
午後 次の上映の打ち合わせなど
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さて、三人の映画配達人ですが、なんと現地駐在員の山下(フライパン)がいなくとも、
もうすでに何度も小学校での上映を成功させているのです!!
彼らが山下への上映報告に使っているのが、スマートフォン。
カンボジアの都市部ではスマートフォンが普及しており、そんなカンボジア人の視点を取り入れつつ、山下が考案した方法です。
実際のエン・サロンさんからの上映報告メールがこちら。
【上映前】
・上映日時・場所・連絡先の報告
【上映後】
・上映時の写真の送付(場所・子どもたち・上映風景・スタッフを撮ったもの)
・子どものインタビュー動画の送付(名前・映画の感想・夢をインタビューしたもの)
・動員数の報告
を上映のたびにしてもらっています。
今回のクラウドファンディングでいただいたご支援は、
現在ローカライズが終わりつつあるバッタンバン州のように、
三名以上で構成される映画配達人チームを、シェムリアップとプノンペンでも同様に作り、
映画配達人を雇用するために使わせていただきます。
「カンボジア3都市で映画配達人が村々を走り回る」
これが今の現地駐在員・山下の目標です。
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ついに、終了まで残り3日となりました。
泣いても笑ってもあと3日です。
現在、達成率はなんと『91%』。
一時はかなり苦しみましたが、ご支援くださった皆様のおかげでここまでこれました。
本当に、ただただ感謝いたします。
最後まで見守っていただけますと幸いです。