上映ツアー現地からの報告:1月2日の上映会を終えて
vol. 9 2016-01-05 0
年末年始ツアー開催中!今回は、ツアー最終日1月2日に上映を行った「プレイドンハイム小学校」と「リエンポン村小学校」での様子をお届けします。
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新年、明けましておめでとうございます!
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、今回は年末年始上映ツアーの最終日、
一日に二カ所で上映をおこなった、1月2日の様子をお届けします。
午前中の上映場所は、「プレイドンハイム小学校」
以前、『劇場版ゆうとくんがいく』を上映させていただいた学校です。
我々が行くやいなや子どもたちはわくわくした顔で教室からのぞいてきました。(授業中だったのですが…おじゃましました。)
授業が終わると子ども達は次々にこちらへかけ寄ってきて、屈託のない笑顔を見せてくれました。
「お前がいけよ。」「え、はずかしいよ。」と言いながら(予想です。)
私の元へ寄ってくる子どもたち。
「映画覚えてる?」と聞くと、「サッカーのやつ。」と答えてくれました。
前回の上映が子どもたちの印象に残っていたようで、嬉しくなりました。
(生徒の前で自己紹介をするCATiCメンバー)
90人の生徒が集まり、上映を開始しました。
上映中はニルスの冒険にハラハラし、無意識に口がポカンと開く子どもたち。
(最前列で映画を楽しむ子供たちと、代表の教来石)
外からは、先生方までもが一生懸命にニルスを見ながら一緒に笑い、なにやら話しながら盛り上がっていました。
大人にも刺激を与えられる喜び。
上映後
「楽しかったよ。」といってくれる子
自転車から手を振って帰る子
空を飛ぼうと一生懸命頑張るモルテンの姿から、努力することの大切さや、冒険の前は動物をいじめていたニルスが、冒険後はガチョウのモルテンを泣きながら助けるという姿から、ニルスの人としての成長というメッセージも伝わっていてくれたら…と思います。
夜の上映場所は、「リエンポン村小学校」
こちらは、任意団体Share the Windが中心となって作った小学校で、ほぼ毎日駐在の日本人が学校を訪れているそうです。
(任意団体Share the Wind:http://share-the-wind.jimdo.com/)
日本人にとても慣れていて、我々が行くとすぐに「遊ぼう攻撃」が始まりました。
今回は上映時間が遅いため、上映の前にワークショップを行いました。
紙ひこうきをみんなで折って飛ばします。
(折り方を教わりながら紙ひこうきを作る子ども)
(飛ばした紙ひこうきを見上げる子どもたち)
ワークショップを終え、辺りが暗くなり始めてから、上映を開始しました。
今回は校舎外側の白い壁をスクリーンにして、星空の下の野外上映。
通りかかった村の人たちからも、十分見えるくらいの大画面。
画面の近くに座る子
アスレチックの上から見る子
思い思いの場所で、上映待ちとなりました。
(『ニルスのふしぎな旅』を鑑賞する子どもたち)
(スクリーンを見上げながら、大声で笑う子どもたち)
上映中、
気が付くと、真っ暗な中に多くの人影と、大人たちの声。
どうやら村の人たちも大勢見に来たみたいです。
特に青年たちが楽しそうにしゃべっていたのは、印象的でした。
子どもたちを中心に、村の大人も一緒になって時間と映像を共有する。
家族団欒ならぬ、村団欒。なんだか、あたたかい気持ちになりました。
20時を過ぎると、家からお迎えが来る子たちが。
「ほら、もう帰るわよ。」「ええ~。」(たぶんそう言っています。)何度も画面を振り返りながらしぶしぶ帰る10歳くらいの男の子
「あと10分だけまって。」(たぶんそう言っているような気がします。)と言って親を待たせる女の子
どこの国でも家庭のやりとりは同じの様です。(^^;)
こんなやりとりにもまた、あたたかな気持ちにさせられました。
リエンポン村小学校では、121人に映画を届けました。
多くの人にとっての貴重な機会を、エンターテイメントだけで終わらせず、広げていきたい。
そう思う、一日でした。
子どもたちにとって、人生の可能性を広げていく一助となるべく、今後も頑張っていきます。
今後とも、応援・ご支援のほどよろしくお願いいたします。
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さて、クラウドファンディング終了までの残り11日となりました。
現在の達成率は…
39%!ご支援をくださった皆様、本当にありがとうございます。
1月2日リエンポン村小学校の上映をもちまして、動員数5000人を突破しました。
もし今回のクラウドファンディングが達成しましたら、9月までに1万人の子どもたちに映画を届けられます。
どうか引き続き、拡散などのご協力をお願いいたします。