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ウォールアートフェスティバル2014をクラウドファンディングで実現!

アートの力でインド農村部の教育支援「ウォールアートフェスティバル2014」

識字率50%ほどのインド農村部で、学校の教室をキャンバスに芸術祭を開催。教室全体に描かれたアートは圧巻。未就学の子どもたちを巻き込み、アートの力を伝え、教育の整備を目指します。この活動を広く伝え、継続のための記録本を制作します

FUNDED

このプロジェクトは、目標金額200,000円を達成し、2014年3月24日00:00に終了しました。

コレクター
28
現在までに集まった金額
377,000
残り日数
0

FUNDED

このプロジェクトは、目標金額200,000円を達成し、2014年3月24日00:00に終了しました。

Presenter
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おおくにあきこ NPO法人ウォールアートプロジェクト代表・フリーランスライター。息子のPTA活動でインドの子どもたちとお手紙交換を始めたことがきっかけで、インドと交流が始まる。インドに学校を建てた学生たちと、学校の壁をキャンバスにした芸術祭を開催することを計画。幾多の困難を乗り越え、2010年2月WAFを実現。教育環境の整備をめざし、各地でこの学校を舞台とした芸術祭を開催していきたいと、日印の多くのボランティアらと実現に向けて快走中。

  • 東京都
  • 起案数 2
  • 応援数 9
  • Twitter (未設定)
  • http://wafes.net/
  • フォロワー 1 人

制作14日目

vol. 4 2014-01-24 0

Heating at Ashram School Ganjad / 高まる熱@アーシュラムスクール・ガンジャード

#2014. 1. 22

 

朝、夜中に雨が降った気配がした。
空はぼんやりかすんでいるし、空気が湿っぽい。
そういえば昨日の夜は、なんだかもあっとしていた。
あれは雨が降る前兆だったのだ。

ニワトリの鳴き声って、こっちではどういうんだろう、って話しながら朝ごはん。

ブラックティーと、ポハ。
カックルニークックック。らしい。
 

この日は、黒板の左側の空と雪山の絵に取り掛かった加茂さん。
制作は14日目を迎えた。

白と青のグラデーションが、絵を予感させる。

 

ペイントナイフが軽快に動く。

微量の青を取り入れながら、まるで植物が日に日に育つスピードの様に少しずつ色を変えていく。

山際から、丁寧に進めていく。

ほんのりと、しかし確実に、元の色とは違っている。 

ビルの作業を黙々と、黙々と続けるnagasakuさん。二人が向き合う壁が対照的。

 

 

今までは、クラス7,8,9,10くらいの比較的高学年の子たちが中に見に来ていたけれど、

3,4年生も来るようになった。指さしながら、自分の好きな絵を教えあっている。

 

 

世界が塗り替えられていく。絵の密度がみっしりしてくる。

このまま、一番上まで行くかと思いきや、

なんと、僕の発注ミスで絵の具が切れてしまうという事態発生・・・。
加茂さんを困らせてしまった。

この技法は、絵の具が乾いてしまうと色が変わってしまうために、

いっぺんにやりきるのがセオリーなのだ・・・。
すぐに、Dahanuの文房具店に注文したけれど、届くのは翌日の夕方。

それまでには暗くなってしまうので、作業ができるのは翌々日。。。
それまでに、乾かなければ何とかできるのだが、

乾いてしまったらもう一度やるしかない・・・。

制作をギリギリの日程で、毎日全力を出している

加茂さんの貴重な時間が失われてしまうことに・・・。
なんとか、okazu塾のみんなの知り合いでムンバイにいて絵の具を買い、

その日中に帰ってこれる人や、Dahanu中の文具店で、

必要なものを探してもらったけれど、うまくいかなかった。
なんとか、乾かないように祈るしかない。
加茂さんも、続きができるように色を残しておくなど、最善を尽くしてくれた。
大反省。。。

 

どうしたらいいのか、と考える中で、

ある子が、誕生日だから、と飴を持ってきてくれた。
なごんだ。


午後、ビルの窓の暗い部分が塗り終わり、次のステップへ。

非常灯の明かりなのか、ほの暗いところをほの暗く塗っていく。
でも、均一ではなくて一つ一つが若干違う。
それに、窓の枠を少しはみ出してもいいのだそうだ。 
「描いているとわかるんですが、ビルが生き物みたいですね」とnagasakuさんが、

その感触を加茂さんに伝える。


先生たちが毎日、チャイをいれてくれる。
ありがたい一服の時間。

学校には、先生たちと、給食のお兄さんなどを含めると、全部で26人のスタッフがいる。

それぞれに時間を見つけて観に来てくれるのだけれど、 明らかに、距離が近くなっている。
温まっている、と言った方がいいのかもしれない。
先生たち、子どもたち、学校の空気が温まっている。
先生たちとのちょっとしたやり取りに冗談が混じってきたり、深い質問があったり。
挨拶をしてくれる子が90%以上になっていて、帰り際に「ナマステ~」が途切れなく続いたり、繰り返し名前を聞いてくれ、呼んでくれること。
そういうこと、一つ一つからそう感じられる。
明日、akkoさんが渡印してくる。次の日には一郎さんチームが来る。
この熱は、どこまで加速していくのか。

okazu

 


 

WAPオフィシャルブログ《インドの子どもたちの今を知る》

「Heating at Ashram School Ganjad / 高まる熱@アーシュラムスクール・ガンジャード」より

 

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