上映作品紹介その① 「ベトナムを懐う」
vol. 1 2018-06-19 0
ご支援いただいた皆様へ
「ベトナム映画祭2018」にご協力ありがとうございます。
映画祭の進捗情報をお伝えいたします。
まずは横浜での開催日時ですが、9/1(土)から9/9(日)までの9日間に決定しました。
メイン会場は、横浜の映画館、シネマ・ジャック&ベティになります。
そして上映作品ですが、既に映画祭の画像にも使用していますが、
ベトナムのヒットメーカー、グエン・クアン・ズン監督の『ベトナムを懐う』が決定しました。
韓国映画『サニー 永遠の仲間たち』のベトナムリメイクも手がけることが決まったズン監督は、これまでも第11回大阪アジアン映画祭で『超人X.』や『レディ・アサシン』が上映され、日本でも既にご存知の方が多いかもしれません。本作『ベトナムを懐う』も、昨年アジアフォーカス・福岡国際映画祭2017で紹介されました。
1995年のニューヨークを舞台に、アメリカに移り住んだ3世代の故郷への思いを描いた家族の物語。主人公の子供時代を『草原に黄色い花を見つける』の弟トゥオン役のチョン・カンと、ムーン役のタイン・ミーが演じています。幼馴染の少年ふたりと少女の3人のほのかな三角関係が描かれ、そこも『草原~』を思わせます。
こちらの元となったのは、1990年代からベトナム国内で演じ続けられてきた戯曲。原題の「Da Co Hoai Lang」は戦地に赴いた夫を待つ妻の切なさを歌う曲名。劇中でも主人公のトゥーと幼馴染のナムが、祖国を想い歌う場面も登場します。祖国を離れざるを得なかったトゥーの息子グエンも、その娘タムも、それぞれが祖国を懐(おも)う切なさが、この作品の魅力です。
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