制作日誌11:春樹役・五十嵐諒さんより
vol. 16 2025-07-27 0
春樹役、五十嵐諒です。
まずは、こちらをご覧いただき、誠にありがとうございます。
キャスト陣での最後の日誌が僕ということで…
“果たして、最後が僕でいいものか…“と、若干の不安もありますが、撮影の日々を回想しながら、書き連ねていきます。
皆様の貴重なお時間を、少しお裾分けしていただけますと、幸いです。
念願の木村組。そして、スタッフ陣の大半が以前ご一緒したことがある方々。
そんな事もあり、いつも以上に全力を尽くすと固く誓い、撮影に向けて準備を続けていました。
最高峰の脚本の元、魅力な人達が集結し、皆で力を合わせてつくり上げた今作。
確実に魅力溢れる作品になっています。
有り触れた言葉になってしまいますが、撮影の日々は途轍もなく充実したものでした。
もう本当に、最高で、ひと夏の青春を過ごすような、学生時代の部活動での夏合宿を思い出すような、そんな濃厚な日々でした。
都会の喧騒から離れ、束の間、日々の悩みや葛藤を忘れ、瞬間瞬間を生きさせてくれる。
そんな、五感に身を任せ、自然達に身体を委ねる感覚は、とても心地よく、あの期間だけはいつもよりも少し、機微を感じ取れるようになれた気がします。
きっと、そんな感覚になったのは、僕だけではなかったと思います。
そんな惠まれた環境で作品づくりをした事もあり、全員の士気が高く、今作に関わる皆の絆も深いものとなっていきました。
各部署の精鋭達が集まり、朝から晩まで、撮影の日々。
日を追う事に疲弊しているはずなのに、皆が常に前向きな空気感と雰囲気で溢れている。
それは一緒に演じた俳優部だけではなく、今作に関わる全ての人達、一人一人の人間力が素晴らしい証です。
そんな人達と一緒に仕事をできることは、大変嬉しく光栄なことでした。
一つの作品をつくり上げるには、沢山の人々の力が集結しています。当たり前ですが、僕ら役者だけでも、作品を完成させることはできません。
映画に関わる者として、十把一絡げで全員の力を合わせて、作品をつくりあげていく感覚。
それを撮影現場で感じられるということは、僕ら役者にとっては、胸が踊り、刺激的で、何よりとても幸せなことです。
僕にとって今作は、役者を続けている本質的な要素を再確認したような、これから先の人生も役者として在り続けたいと、心の底から改めて感じる事ができる、特別な作品となりました。
そんな作品だからこそ、是非とも皆様にも劇場で観てもらいたいですし、お届けできる日を今から心待ちにしています。
公開にあたり、皆様にお会いできる事を一つの楽しみに、その日まで少しでも役者として邁進できるよう、僕自身も精進していきます。
それでは、劇場でお会いしましょう。
クラウドファンディングも残り4日!最後まで応援よろしくお願いします!
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五十嵐 諒