制作日誌07:紅林役・古堅元貴さんより
vol. 10 2025-07-16 0
紅林はかき氷屋という役柄で、登場人物たちとの人間関係が唯一かけ離れている人です。
休暇を題材にした本作の中でも、紅林のシーンは最も休暇らしい場面かもしれません。
その休暇を引き立たせる“ある言葉”を絞り出すために、連日カフェに通った日々は、撮影前のプレッシャーであり、思い出です。
また撮影現場では、次の準備などもあって各部署ごとで固まって食事を取ることが多いのですが、今作はスタッフさんと食事を共にできる機会が多かったことが嬉しかったです。
ある日のごはん休憩中にはなぜか「AKB48の神7は誰が好きだったか」という話題になり、僕にとってはまるで高校時代の休み時間のような空間が漂っていました。
その時に「こういう空気感を大人になっても味わいたくて、俳優を選んだんだ」と思い出し、ほっとした瞬間はかけがえのない時間です。
撮影の外でも、沢山のバカンスが流れていた気がします。
人が人を許せなくなっている現代で、本作は見終わったときにその感覚を薄れさせてくれる作品です。お楽しみに!
https://motion-gallery.net/projects/vacances-begin...
紅林
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