「裏小樽モンパルナス」
昭和初期から残る小樽の建物をカルチャーの発信拠点として再生したい。

　裏小樽モンパルナスの中核をなす「レンタルアートスペース」。この空間の良さを知っていただきたいといろいろなイベントを開催してきましたが、現在、小樽在住の画家、三宅悟さんの個展「私的『三宅悟展』」が開催されています。

　三宅さんは東京芸術大学で先月亡くなられた野見山暁治さんに師事（ちなみに野見山さんは1939～1943年まで池袋モンパルナスのアトリエ村に住んでいました！）。３０数年前にご家族で小樽に移住しました。この建物は以前から気に入っていたそうで、今回個展を開催していただくことになりました。

　築百年の建物で個展を開くにあたり、この場所の良さを活かした展示にしたいと「小樽という街の歴史の中で成長する人や家族」をテーマに人物画を中心に展示しています。小樽に移住したばかりの３０代だったころに描いた作品も含め、若い人たちにぜひ見てほしいと話しています。

　このような形で三宅さんに「裏小樽モンパルナス」プロジェクトを応援いただいていることを本当に光栄に思っています。ぜひ会場に足をお運びください！