エレファント・ネーチャーパーク
vol. 6 2024-06-12 0
写真のキャプション;カムラーファミリーの象舎に戻る時の様子。
昨日の続き
2021年5月コロナ禍で映画の撮影が始まりました。レック・チャイラートさんが運営するエレファント・ネーチャーパークの広さは東京ドーム21個分あります。広大な敷地です。
そこには当時、象が112頭(現在は121頭)、犬が確か600匹、猫が1500匹、他にも牛、馬、猿、ウサギ、豚、水牛などが保護されて飼育されていました。その総数は5000くらいです。世話をする人も350人くらいいます。
だだ、コロナ禍で見学者はいません。パーク内は閑散としていました。象たちがそれぞれのテリトリーでのんびり佇んでいます。まずはパークの1日の動きや象たちの名前を覚えるために毎日通いました。
パークの朝は7時半くらいから始まります。象を世話をする人をマフートと言いますが、マフートが出勤をしてきます。マフートが顔認証で出勤が確認されるとそれぞれの担当の象のところに行って、象舎内の掃除から始めます。象がした大きなうんこを集めるのです。このうんこは園内の野菜畑やガーデニングの肥料に有効活用されています。掃除が終わると今度は象舎から移動して自分たちの居場所まで群れで移動します。
一番は7頭のカムラーファミリーです。血が繋がっているわけではないのです、群れは生活を共にする仲良しグループです。7頭が固まって移動します。それは七かな見応えのある風景です。
1時間ほどで移動が終わります。コロナ禍では象時間とでもいうのか、ゆっくりとした時間が流れます。
2時間おきくらいにトラックで食料が運ばれてきます。主にとうもろこしの茎と葉っぱです。象は体重の10%くらい毎日食べます。象の大きさによりますが200キロから300キロ食べるんです。
餌代だけで大変な金額になります。見学客がいないので収入がないので大変です。
この続きは明日。
奥野