作家・北原みのりさんから推薦メッセージが到着!
vol. 6 2024-12-15 0
ご支援頂いた皆様、ありがとうございます。
1996年に女性のためのプレジャーグッズ&フェムケア専門店「LOVE PIECE CLUB」を創り、フェミニストライターとしての著書も多数ある北原みのりさん。『今日が人生最後の日』は、北原さんの目にどのように映るのだろうかと思い、試訳本を一足先に読んでもらいました。
オーストリアの女性漫画家の作品。
読後、あまりの衝撃に動けませんでした。
よみはじめるまで時間かかってしまったのだけれど、読んだら一気でした・・・ちょっと凄い本で、、、なんで冒険しようとする女の子たちが、社会に抵抗しようとする女の子たちが、、、あじわう体験って国も時代も超えてこんなに似ているんでしょう。
「女の不幸の色は時代と国を超えて似ている」
私はずっとそう思っていたからこそ、女性のための仕事をしたい、世界の女性たちとつながりたいと思っていたのですが、この本で、そのことを改めて強く強く思い出しました。
この10年で、海外では女性漫画家がすごく増えているそうです。でも、日本で邦訳されて成功した作品はほぼないと言われています。この本も、世界11カ国で訳され、様々な賞を得ているにもかかわらず、日本ではまだ出版されていません。
ウリは1967年生まれ。ウリが17歳だった1984年にヒッチハイクをしてオーストリアからイタリアにパスポートを持たずに渡り、そこで彼女が体験した実話をベースにした話です。
ウリと私は同世代。「今日が人生最後の日」という刹那な10代を生き抜いて、80年代を生き抜いて、そしてこの本を描いてくれたウリに感謝です。絶対に、日本語での出版が必要だと思っています。
応援しましょう!
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プロフィール
北原みのり
ライター・有限会社アジュマ代表。1996年にフェムケア専門店LOVE PIECE CLUB創業。「毒婦。」「メロスのようには走らない」など著書多数。
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