前代未聞の挑戦。37分ワンカットゾンビ *大澤真一郎
vol. 19 2017-07-12 0
はじめまして。テレビ局のプロデューサー・古沢真一郎役を演じました大澤真一郎(オオサワシンイチロウ)です。
オーディション、ワークショップ、リハーサル、そして本番。
実に有意義な時間でした。
この3ヶ月、飲み会論争事件、芝居号泣事件、泥酔畳汚損事件、等々、笑いあり涙ありの様々なおもしろエピソードが…。
そんな中、この映画を象徴する『37分におよぶワンシーン・ワンカット』での撮影がやはり最も印象に残ります。
※本作には37分に及ぶ誤魔かしなしのガチワンカットがあります。以降の添付写真は本番中にカメラの後方・最前線を走って上田監督自らがgoproで撮影した映像の切り抜き。
ワンシーンワンカット自体は、そこまで珍しいものではありません。
しかし、上田監督も何度も仰ってるように、今作は【ゾンビものである】という点において、世界的に稀有な作品になるであろうということが予想されます。
ゾンビものということは、【死んだ人間が蘇える】わけです。
それをワンカットで撮影する。
舞台裏は尋常でない程のバタバタです。
一瞬たりとも気を抜かず芝居を撮り続ける撮影部。
決死の形相でそれを追随する録音部。
カメラの死角に入り一瞬でゾンビメイクを施す特殊造形部、メイク部。
常にカメラの位置を無線で確認し、全速力で現場を走り回る演出部。
そして、ワンカットに出演していない俳優部はサポートに。
そのドタバタを要所で抑えたメイキングも撮っているのですが、このメイキングも含めて、実にとんでもない作品が出来上がる予感がしております。
完成、お披露目はわずか四ヶ月後。
世界に轟く(であろう)ワンカットゾンビ映画の誕生をしばしお待ちください!
大澤 真一郎