本水を大胆に使った舞台が作りたい！
三人之会第二公演「逃亡」ー書×映像×演劇ー（＠三鷹SCOOL）ご支援のお願い

皆さんこんにちは。

三人之会主宰の奥田です。

出演者の紹介、二人目は演劇集団円に所属の新上貴美さんです。

新上貴美について

三人之会に初出演となる新上さん。

新上さんを知るきっかけとなったのは、とあるワークショップでした。

２０１９年の夏、当時通っていた養成所がきっかけで、あるワークショップの通訳手伝いをすることに。

「波止場のワークショップ」と呼ばれるそれは、アジア各国からアーティストがつどい、言葉もお互い完全には通じない中、急に知り合った１４人が２０日間ワークショップを共に体験しながら、最後なんと舞台に立つという（！）、非常にカロリーの高い！ものでした。

https://www.youtube.com/watch?v=gtoCuppNw4Q←公開されているYouTube動画です。

参加者の半分近くが中国語圏の出身だったため、ワークショップ中の中国語通訳として参加したのですが、今でも印象に残っているのは、ワークに取り組んでいるときは、俳優同士で英語を使ったコミュニケーションをあまり推奨しなかった点です。

片言であっても言葉を使ってコミュニケーションを取ると、間違って伝わっていても言葉でやり取りができる安心感の方が強く、より深いレベルでのコミュニケーションに行きづらいと感じています。

ファシリテーターと参加者の間は当然通訳がいるのでしっかり情報を伝えますが、参加者同士は手探りで相手の意図を探りつつ、ワークをこなさなければいけないというのは俳優にとって非常に大きなストレスとなります。

このワークショップは海外の俳優・アーティストを対象としていますが、日本の俳優・アーティストも参加ができます。２０１９年の日本人参加者は２人。その一人が、今回出演する新上さんです。

ゴールが明瞭に見えない不安な状況に置かれても、環境に流されて淡々と目の前の課題をこなすのではなく、自分の目標と居場所を見つけ少しでも摂取できるものを探し、トライをしていくそのチャレンジ精神と向上心（2回目）が、今回の公演で大きな推進力になると考えています。

まだまだ駆け出しの座組ではありますが、どうぞ皆様のご支援をいただきたく思います。

何卒よろしくお願いいたします。

三人之会　奥田

※キャスト紹介※

新上 貴美（にいがみ たかみ）

大分県出身。2015年より演劇集団円所属。「ペリクリーズ」「景清」「透明な血」等、出演。

愛媛県松山市の劇団UZに客演、豊岡演劇祭フランジ枠で一人芝居「いしをつむ」を実施。

NHKラジオドラマや映画に出演、方言指導にも関わる。