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三人之会による第二公演「逃亡」の開催をクラウドファンディングで実現!

本水を大胆に使った舞台が作りたい!
三人之会第二公演「逃亡」ー書×映像×演劇ー(@三鷹SCOOL)ご支援のお願い

演出家・奥田知叡が主宰する三人之会の第二回公演として、書家・今子青佳、映像作家・田詩陽と共に高行健の『逃亡』を上演します。天安門事件に触発されて書かれた本作を、数百ℓの水を用いた美術、そして映像と演劇を通して描きます。

コレクター
10
現在までに集まった金額
68,000
残り日数
24
目標金額 200,000 円
このプロジェクトでは、目標達成に関わらず、
2023年10月23日23:59までに集まった金額がファンディングされます。

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2023年10月23日23:59までに集まった金額がファンディングされます。

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三人之会

「三人之会」とは、演出家・奥田知叡が生きているうちにどうしても一回は仕事をしたいアーティスト2名と組む3人組ユニットのこと。  第二回公演となる2023年度は、京都芸術大学大学院の同期でもある書家・今子青佳、映像作家・田詩陽と共に、ノーベル賞作家・高行健の「逃亡」を上演する。

このプロジェクトについて

演出家・奥田知叡が主宰する三人之会の第二回公演として、書家・今子青佳、映像作家・田詩陽と共に高行健の『逃亡』を上演します。天安門事件に触発されて書かれた本作を、数百ℓの水を用いた美術、そして映像と演劇を通して描きます。

▼ご支援のお願い

みなさま。はじめまして。

三人之会主宰の奥田知叡(おくだともあき)です。

三人之会とは、舞台演出家・奥田知叡が、生きているうちにどうしても一回は仕事をしたいアーティスト2名と組む3人組ユニットのことです。メンバーは固定せず、その年その年、どうしても一緒に作品を作りたい人2名を中心メンバーとして、一年に一本作品を発表しています。

初回公演となる2022年度は、三好十郎の『胎内』を上演し、Twitterを中心に多くのお褒めの言葉をいただきました。(Twitterアカウント:@sannninnkai)

対象は俳優にとどまらず、美術作家、映像作家、翻訳者、ドラマトゥルク、劇作家、制作者、照明家、音楽作家など、私奥田が人生で知遇を得た全ての人間です。

第二回公演となる2023年度は、京都芸術大学大学院の同期である書家・今子青佳、映像作家・田詩陽にメンバーとして加わってもらいました。今子さんから、今回のプロジェクトについて説明していただきます。

▼はじめにご挨拶

はじめまして。今子青佳(いまこはるか)と申します。演劇における「書」の作品を制作したいと考えています。

私はこれまで都内外で個展やグループ展を開催してきました。小さい頃から学んできた伝統的な書から離れ、広い意味での「書」を考えたいと思い、活動をしてきました。その活動をしていくなかで、書という芸術を「アート」全般から外側の視点で考えたいと思い、数年前に京都芸術大学大学院に入学しました。大学院に書道科はありませんでしたが、だからこそ、別の芸術を学ぶことで、書を多角的に考えられると思い、教授や友人と対話をしながら広く、深く考察してきました。
昨年度、大学院を修了し、論文と作品を評価していただき、学内最高の大学院賞をいただきました。その作品の一部が、冒頭の動画です。

どこからともなく降り積もる「文字」、それが際限なく降り続き、日常を脅かす世界を描いた小説『文字の消息』(澤西祐典、書肆侃侃房、2018年)より引用した文章や語をモチーフとし、言葉が落ち、澱み、最後には言葉が死ぬ様を表現しました。
書特有の特徴として時間性と空間性があげられます。時間性について、文字が書かれる時間に留まらず、書かれた文字が砕け散る時間を表現しました。書は支持体を紙とすることが多かったですが、それを空間的・多次元的な水、そしてその中での消失という新たな時空へと拡張した作品です。
本公演では、この作品をバージョンアップした映像を交え、演出家と映像作家とともに、インタラクティブな公演を作り上げたいと思っています。

これまでの活動
2017年 gift_lab GARAGE「恋よりももっと次第に飢えていく」
2018年 NALU 76CAFE OMOTESANDO「桜」
    シーラカンス毛利武士郎記念館、YASUKOハウス、北洋の館「そらける」
    あるcafe「3番線快速電車が通過します理解できない人は下がって」
2019年 gift_lab GARAGE「声まで見えない宇宙船に沈む」
     NALU 76CAFE OMOTESANDO「歌はないことすら歌」
2021年   アスタルテ書房「今子青佳書道展 澁澤龍彦『高丘親王航海記』」
2022年    MGG(光村グラフィック・ギャラリー)「今子青佳書道展 筒井康隆『残像に口紅を』」

2023年 1月三人之会初回公演「胎内」美術

▼このプロジェクトで取り組みたいことー本水の使用ー

「逃亡」とは、中国出身でありフランス国籍の作家、高行健(ガオ・シンジェン、1940年1月4日 - )が1990年に発表した戯曲です。彼は、2000年に華人として初のノーベル文学賞を受賞しており、水墨画家としても活動するアーティストです。「逃亡」はタイトルが示す通り、未来や人間性に対する悲観性が強いので、コロナによって思う存分に外に出て青春を謳歌することが躊躇された若者たちにとって、共感する作品だと思います。コロナが終息したと言われる一方、「コロナ明け」とは言い難い現代を描写しながら、その時代に生きる人間たちの心情を新鮮に描き出し、本作品の公演を通して改めて現代を見つめ直したいと考えています。
「逃亡」で特徴的なのは、「水」と「鏡」のイメージが多用されていることです。

暗闇の中でチョロチョロと水の流れる音。どす黒い水たまりがしだいに広がってゆく(ト書き)(第一幕)
娘:何を見てるの?
中年:鏡。
娘:なんですって?
中年:ほら鏡みたいに静かだ、君だって映るよ、それも実に幻想的で…(第一幕)

水がゆっくりと充満し、鏡合わせのように幻想的な空間が広がる中、登場人物たちはそれぞれの過去を、あるいは自らが望む未来を見、時と場を超越した世界に遊びます。やがて水は建物の中へと迫っていきます。自分の足場―自分が生活してきた社会でもあり、今立っている木製のそれ―も船のように水面を漂っていきます。

演劇の世界で本当の水(本水といいます)を安全に使用するには、技術的な難しさがあります。一方で、水は私たちの想像力を助け、イメージに広がりをもたらすと考えています。今回の公演では、あえてこの困難に挑み、数百リットル規模の水を使用して、公演を創り上げたいと思っています。

▼「三人之会」メンバー

奥田知叡(演出家)
「三人之会」主宰。埼玉県出身。京都芸術大学大学院芸術研究科芸術専攻在籍中。修論のテーマは「三島由紀夫と能」。大学卒業後スタニスラフスキー・システムを学ぶため中国・北京の演劇学校に留学するが、アングラ演劇と能を「再発見」し帰国。近年関わった作品は李健鳴『隔離』(2021・演出)、台湾布袋劇『劈山救母』(2022・字幕翻訳)、三好十郎『胎内』(2023・演出)など。

田詩陽(映像作家)
1997年北京出身。京都芸術大学大学院芸術研究科芸術専攻在籍中。映画評論家の北小路隆志に師事し、外国人の映画制作者として、日本人とは異なる視点から日本の文化・生活に着目し、人間の心情に焦点を当てた映画を制作している。現代のグローバルという背景の下で、様々な文化が日本国内で融合し、さらには発展してきた一方、なぜ人々は土地という呪縛から逃れようとするのか、本公演「逃亡」から思索を深めたいと考えている。

今子青佳(書家)
京都芸術大学大学院芸術研究科芸術専攻修了。伝統的な書や造形美的な書の範疇に留まらず、言葉の意味に伴うコンセプトに重きを置き、現代アートとしての書を制作している。また、作品は平面だけでなく、立体や映像などの表現方法が取り入れられ、総合芸術的な側面もある。これらの作品は、書だけではなくアート全般にとって新しい方向性を導くものであることから、本作品では舞台美術としてインタラクティブな書の可能性を思考したいと考えている。

▼資金の使い道

美術・映像制作費 20万円(美術10万 映像10万)

スタジオ代・出演者及びスタッフにお支払いするギャランティ(約130万円)などは入場料や自費、および助成金を割り当てます。

公演で「安全に」本水を使用するためには、水を入れる枠(水槽)の強度を高めなくてはいけません。これが緩いと、枠が破損し、劇場が水浸しになってしまいます。そうならなたいめに枠のプロトタイプを作り、ふさわしい大きさ・資材の種類(金属か、木製か)を探っていく必要があります。

また、今回は文字作品を映像で作り、それを映すスクリーンとして巨大な水槽を製作する予定ですが、そのためには映像を投影するプロジェクターも、かなりの明るさ(1万〜2万ルーメン)が必要です。いただいた資金は、美術で使用する資材費や材料費、及びプロジェクターのレンタル費として使わせていただきます。

本公演はアーツカウンシル東京スタートアップ助成の支援を受けていますが、美術・映像・演劇という異なる芸術分野が連動した新しい総合芸術的上演を実現するためには、より一層のご支援が必要です。何卒皆様のお力をお貸しください。

▼想定されるリスクとチャレンジ

上演面でのリスクは、水を入れる枠組みの破損です。これを防ぐため、いただいた資金を活用して強度の高いものを製作します。興行面でのリスクはコロナ感染による上演中止が考えられます。三人之会の初回公演同様、マスク着用・消毒の徹底を行い稽古をします。

今回はプロダクションファンディングでの挑戦になるため、目標金額未達となった場合も、不足分は主宰が補填し、必ず公演を実施します。未達の場合もリターンもお届けしますので、ご安心ください。

▼特典について

※ご支援いただいたすべての皆様※ 8月21日追加

公演の制作過程のうち、美術・映像に関わる部分は、ご支援いただいた方限定で詳しく報告いたします。作品の進捗状況については引き続き一般公開のアップデートでご報告いたします。

■お礼のメッセージメール

公演終了後、みなさまへのお礼のメッセージ・いただいた資金の使途・公演の成果・稽古から上演に至るまでの想いをメールでお送りさせていただきます。

■お礼のビデオメッセージ
三人之会から動画でお礼を伝えさせていただきます。撮影は劇場で行い、現場の雰囲気を少しでもお伝えできればと思います。

■ゲネプロのご招待
10月20日(金)に予定しているゲネプロにご招待いたします。時間が決定次第、当ウェブ上の「アップデート」にて告知させていただきます。

■今子青佳の書作品(ポストカードサイズ)
ご希望の言葉があれば書かせていただきます。なければ詩歌の中からランダムにお送りします。サイズはポストカード(100×148)〜大判はがき(235×120mm)程度を予定しています。

■公演にご招待
10月21日、22日のどちらかの本公演にご招待いたします。時間が決定次第、当ウェブ上の「アップデート」にて告知させていただきます。
公演日時:10/21(土)15:00〜  19:00〜
     10/22(日)13:00〜    17:00〜
劇場:三鷹SCOOL(三鷹市下連雀 3-33-6 三京ユニオンビル5F)三鷹駅から徒歩3分

◾️三人之会第三回公演にご招待。※8月21日追加

2024年度に実施する第三回公演にご招待いたします。時期は2025年の3月、東京を予定しています。上演戯曲など、詳細が決定次第Twitterにて告知いたします。

◾️公演の記録DVD ※8月21日追加

10月20日に実施するゲネプロを撮影いたします。その記録映像をDVDとしてお届けいたします。

▼今後のスケジュール

6月中旬 キャスティング及びスタッフの選定 ✅
7月 チケット販売開始 広報開始 クラウドファンディングの開始 ✅
8月 映像・美術の作成開始 オンライン稽古 ✅
9月 映像・美術制作    オンライン稽古 ☜イマココ!!
10月1日〜10月18日 対面稽古

10月19日 仕込み
10月20日 ゲネプロ
10月21日 公演 ①15:00  ②19:00
10月22日 公演 ②13:00  ③17:00

11月下旬 リターンの手続き(書作品、ビデオメッセージの発送)

▼公演詳細 ※9月12日更新※

【あらすじ】

舞台は廃墟と化したとある都市。

一組の若い男女が命からがら逃げてくる。

そこへやってくる、一人の中年の男。

古びた倉庫の中で、三人は「夜明け」を待ちながら、社会の未来について、己の過去について、そして愛について語る。

原作 高行健

翻訳 瀬戸宏

演出 奥田知叡(三人之会)

【キャスト】

滝本圭(クリオネ) 

新上貴美(演劇集団円) 

竹田茂生

【スタッフ】

美術/今子青佳(三人之会) 

映像/田詩陽(三人之会) 

チラシデザイン・衣装デザイン/山崎稚葉(劇団キンダースペース) 

音楽/雨岑 

照明/ZR(人間の条件) 

音響・ドラマトゥルク/斎藤明仁 

舞台監督/小島美沙子 

広報・票券/森田諒一(あくびがうつる) 

演出助手/中川直也・三谷亮太郎(あくびがうつる) 

主催:三人之会

助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[スタートアップ助成]

【公演スケジュール】

10/21(土) 15:00※  19:00※

10/22(日) 13:00※  17:00※

※全公演の終了後、アフタートークがあります。

【劇場】

三鷹SCOOL

三鷹市下連雀 3-33-6 三京ユニオンビル5F 三鷹駅から徒歩3分

【チケット】

前売/¥3,500 当日/¥3,800 全席自由席

【チケット予約サイト】

https://t.livepocket.jp/e/toubou2023

【問い合わせ先】

sannninnkai3@gmail.com

【感染症対策に伴うお願い】

入場時の検温、手指の消毒にご協力お願いいたします。また、体調に不安を感じる方や、直近に感染者との濃厚接触が確認される方は、ご来館をお控えくださいますようお願いします。

▼最後に

演劇は、演出家のもと俳優や各スタッフが個々に仕事を行うスタイル(分業制)が近代以降の演劇の主流となってきました。本公演では演出家と映像作家と美術家だけではなく、公演に携わる全員(舞台監督・演出助手・音響・照明・ドラマトゥルク・俳優)が、文字通り「同じ釜の飯」を食いながら、意見を戦わせ、共に手を動かし、まさに総合知によって一つの作品を作り上げる試みに取り組みます。他人との意見の違いやそれによって到来する気まずさに恐れることなく、また尻込みすることなく、一つの作品を作り上げるため私たちは手を動かします。
「面白い作品が作りたい」、というのは単純な動機ですが、人をあっと驚かせたい、面白がらせたい、喜ばせたい、こうした単純な動機に突き動かされてまだ形も定まっていない不確かな作品を追求する。それでこそより良い作品を産み出すことができると私たちは信じています。新たな試みには常に困難が伴いますが、私たちは妥協することなく、新たな芸術を自らの手で作っていきたいと考えています。
重ね重ねにはなりますが、何卒ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

三人之会(奥田知叡、今子青佳、田詩陽)

助成:公益財団法人東京都歴史文化財団  アーツカウンシル東京[スタートアップ助成] 

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    • 公演パンフレットに記名させていただきます:1名(支援は10月18日まで)
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    公演にご招待・お礼のメッセージ・公演パンフレットにご記名

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    • 公演パンフレットに記名させていただきます:1名(支援は10月18日まで)
    • 公演にご招待させていただきます:1名(支援は10月18日まで)
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    12000円リターン

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    • 公演を記録したDVD(非売品):1枚 または三人之会第三回公演にご招待(2024年度内に上演):1名
    • 2025年03月 にお届け予定です。
    • 0人が応援しています。
  • 残り5枚

    25000

    25000円リターン

    • 三人之会よりお礼のメッセージをお送りします:1件
    • 三人之会よりビデオメッセージ もしくは今子青佳の書作品を送らせていただきます。:1件
    • 公演を記録したDVD(非売品):1枚
    • 三人之公第三回公演にご招待(2024年度内に上演):1名
    • 2025年03月 にお届け予定です。
    • 0人が応援しています。