全国のミニシアターの皆さまにもご協力頂いています
vol. 3 2021-01-22 0
1月11日に開始した塚田万理奈監督『刻』クラウドファンディングは早くも12日が経過しました。既に50人の方々から合計862,500円のご支援を頂いており大変感謝しております。
映画を作る上で一番重要なのは脚本、そして撮影だと思うのですが、プロデューサーの立場から見ると企画書を作る段階から映画が劇場公開され更にネット配信等で多くのお客さんに観てもらえる時までを含めて映画作りだと思っています。既に塚田監督と企画の話をし始めてから3年経ってますので『刻』との付き合いは15年、もしくは20年になるかも知れません。
そんな中で企画開発や資金集めは映画製作において大変重要なプロセスであり、実際に10年以上の時間の中で企画開発と資金集めに大半の時間を費やす事になります。特に今回のクラウドファンディングは塚田監督の思いに共感してくれた方々や将来のお客さんと10年間一緒に映画を作る一大イベントだと思っていますので、いかに皆さまとコミュニケーションをとって面白い事をできるかという事を日々考えています。
アップデートもどうすれば皆さんに有益な情報をお届けできるか考えているのですが、限定アップデートが特典にある塚田万理奈監督の撮影日記ですので、この公開アップデートに関しましては私、今井太郎がプロデューサー目線で書いていこうと思っています。
さて、本日は前回に続いてポストカードの設置にご協力頂いている全国のミニシアターの方々を紹介させて頂きたいと思います。ミニシアターは『刻』のようなインディペンデント映画のファンが集まる大切な場所で、一番お客さんに近い場所だと思っています。もちろんチラシを手に取ったお客さんが支援してくれたり映画が完成したら観に来てもらえたら嬉しいという思惑もあるのですが、クラウドファンディングという機会がある事により映画が完成する前からお客さん、そしてミニシアターの方々とコミュニケーションが取れるというのは素晴らしい事だと思っています。
再度の緊急事態宣言で多くのミニシアターは大変な状況にあると思います。作り手として何ができるのか1年考えても答えは出てませんが、10年後に『刻』を上映させて頂けたらいいなと思い、そんな思いで写真を掲載させて頂いております。
長野の長野相生座・ロキシーさん
写真に写っているのは支配人の田上真里さんと『刻』助監督の和田はる菜さんです。長野相生座・ロキシーさんは塚田監督の故郷であり『刻』撮影地でもある長野の地元の映画館です。塚田監督の『空(カラ)の味』も上映して頂いた塚田監督にとっては思い出深い映画館だと思います。Wikipediaによると完成1892年、開館1919年だそうで、建物は築120年という事で日本一古い映画館だそうです。ほぼ映画の歴史と同じ年齢です。この映画館からすると映画はフィルムで撮影され上映されるのが当たり前で、『刻』の10年も子供が成長する10年と一緒であっという間なのかも知れませんね。映画館の歴史、そしてそれを守っている田上さんリスペクトです。
長野相生座・ロキシー ホームページ:http://www.naganoaioiza.com/
名古屋のシネマスコーレさん
写真は副支配人の坪井篤史さん。1983年2月に若松孝二監督が立ち上げたシネマスコーレさんは国内のインディーズ映画の作品をたくさん上映し、若手監督にとっては貴重な場所となっています。手作りのポスターを作ってくれたり、作り手にとってはすごく嬉しい映画館です。坪井さんのTwitter等読んで頂ければ分かりますが映画愛の強い熱い副支配人さんです。『刻』チームも坪井さんから刺激を受け色々と勉強して行きたいと思います!
シネマスコーレ ホームページ:http://www.cinemaskhole.co.jp/cinema/html/
福岡のKBCシネマさん
大都会なのになぜかミニシアターが少ない福岡で国内外の素晴らしい映画をたくさん市民に届けてられる憧れの映画館です。以下リンクの記事によると1998年5月に突如閉館したが、市民の署名活動によって12月に復活したそうです。
http://www.cinema-st.com/mini/m051.html
そういった経緯があるからかお客さんの期待やテイストを非常に重要視されている映画館だと感じています。またテレビ局が所有する日本唯一の映画館であり、KBCテレビと連携しつつもラインナップは独自性を維持しています。harakiri filmsが企画する日韓コラボ映画特集を現在上映してくださってますが、オンライン舞台挨拶の時の映画館、テレビ局、フィルムコミッション、福岡市民の一体となった盛り上がりには、この厳しい状況の中で勇気を頂きました。そして写真の下の方に『刻』と同じTalents Tokyoプロジェクトで私の友達が作ったフィリピンのドキュメンタリー映画『アスワン』のチラシが見えて感激しています!長野からは遠いですが福岡の皆様にも応援頂けたら嬉しいです!
KBCシネマ ホームページ:https://kbc-cinema.com/
前回、今回とご協力頂いているミニシアターについて書かせて頂きましたが、書いていて大変勉強になります。映画館は奥深いですね。掲載させて頂いている映画館以外にもポストカードを多くの映画館に発送させて頂いているのですが、緊急事態宣言の影響もあり直接お伺いする事が難しく写真を撮らせて頂くのが困難な状況です。写真が手に入れば今後も多くの映画館について書かせて頂きたいと思います。
SNSも以下の通り開設しておりますので、皆様フォロー及びシェアへのご協力よろしくお願いします。
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ハッシュタグ: #刻
引き続きよろしくお願いします。
映画「刻-TOKI-」実行委員会
プロデューサー 今井太郎