アーティスト 森 栄喜 様からの応援コメント!
vol. 12 2025-09-12 0
2025年10月よりKEN NAKAHASHI(東京・新宿)での個展に向けて新作を鋭意制作中のアーティスト・森栄喜さんより応援コメントをいただきました。
森さんは、木村伊兵衛写真賞の受賞者として一般には『写真家』として知られていますが、ジェンダーの多様性や家族形態をテーマに、写真、映像、文学、パフォーマンスなど様々なメディウムの特性を活かした作品を発表されています。
immeasurableからは、サウンド・インスタレーションのドキュメント作品である"Shibboleth - I peep the ocean through a hole of the torn cardigan" [2020]と"Stolen Scars" [2022]をリリース。
また、immeasurableが企画・招聘し、KEN NAKAHASHIの協力、大阪市の助成のもと、Calo Bookshop and Cafe | Calo Galleryにて大阪巡回展を2021年8月に開催しました。現在もCaloでは、森さんのサイン入りCDや写真集などが販売中です。
さらに、2020年4月には、ご自身の所属ギャラリーであるKEN NAKAHASHIがプレゼンターとなり、クラウドファンディングを成功させています。
"消えそうな小さな声を届ける。木村伊兵衛賞受賞者、森栄喜の初フォトエッセイ「Letter to My Son」を出版したい"
来る2025年10月10日から12月20日までKEN NAKAHASHIにて開催予定の"Moonbow Flags | 森栄喜"に向けての制作における試行錯誤など森栄喜さんのSNSでも紹介されています。
こちらも是非ご注目ください!
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<応援コメント>
数年前にクラウドファンディングで出版したフォトエッセイは、社会や歴史の中で、ともすればかき消されてしまう「小さな声」に光を当てるべく執筆した作品でした。小さな声を小さな声のまま、公共にそっと開くことで、そこに親密な対話を生み出そうとする試みでもありました。
岡村さんが立ち上げた企画展、そして山本さんが捉えた都市の「空白」は、まさにそうした「小さな声」そのもののように感じます。お二人をはじめ、デザイナーの秋山さん、会場スタッフ、そして応援者の方々との協働によって生まれるこの展覧会と写真集が、一人でも多くの人に届き、議論とまなざしを共有する貴重な機会となるよう、心より応援しています。
Photo by Riki Ishikura
<プロフィール>
1976年石川県金沢市生まれ。2001年パーソンズ美術大学写真学科卒業。初期の写真やパフォーマンスに加え、サウンド・インスタレーション、映像、ドローイング、詩や短編の執筆など、多岐にわたる表現を用いて、既存の概念や規範を揺り動かし得る周縁化された声や存在を感じ合い、それらの「小さな波」を集めて大きな波を作り出そうと実践を続けている。主な展覧会に「ネズミたちの寝言|We Squeak」KEN NAKAHASHI(2023年、東京)、「高松コンテンポラリー・アート・アニュアル vol.10 ここに境界線はない。/?」高松市美術館(2022年、香川)、「フェミニズムズ / FEMINISMS」金沢21世紀美術館(2021–22年、石川)、「小さいながらもたしかなこと 日本の新進作家 vol.15」東京都写真美術館(2018–19年、東京)など。写真集『intimacy』で第39回木村伊兵衛賞(2013年度)を受賞。
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現在、個展に向けて新作の制作でお忙しいところ、応援コメントを寄せていただいた森栄喜さん、どうもありがとうございました!
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