緊急トークセッション録画公開② (ゲスト 浦裕幸さん)
vol. 30 2021-05-12 0
5月10日(月)、『3:11』という無音のテープ作品をクラファンに提供してくれた若き現代音楽家・浦裕幸さん。
特に美術や音楽の勉強をしてきたわけでもないという20代の頃から、大きな美術館や世界各地で公演を行ってきて、むしろ国外の方が作品に興味を持ってもらえるというワールドスタンダードな感覚の根っこに何があるか、1時間で聞いてみた。
The 10th FUKUSHIMA, Nippon AWAKES事務局が感心したのは、予想外に出てきた、浦くんの創作と放射能測定の共通項。それは、「見えないものを可視化する」ということでした。
音にかたちはないし、放射性物質も確かにそこにあるのに、見えない。でも、私たちは想像力を働かせることで、たくさんのことに気づくことができるし、それをとっかかりに実際の行動に移せて、それらがあってやっと真っ当な判断の土台ができる。
シンプルに、ポップに面白く、私たちの想像力の拡張を促そうとしている浦くんの作品『3:11』をぜひ、よろしくお願いいたします。
最後に一応補足で、本作はもちろん、音楽史上最高峰の楽曲とも言われるジョン・ケージ『4:33』への敬意を込めた、オマージュ作品でもあります。
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浦裕幸さん提供のリターン
『4:33』という無音にして現代音楽における最高峰の作品に対して、同じく無音の『3:11』という作品をカセットテープで、10年目の節目に合わせて10本製作。
【限定10点:「3.11」(カセットテープ音楽作品)】1万円
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市民による放射能測定を支援する同プロジェクトのクラウドファンディングは現在目標600万に対して1,285,000円、達成率21%。残りはいよいよ30日となりました!
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