元 京大原子炉実験所 小出裕章先生の応援メッセージ公開!
vol. 29 2021-05-10 0
>>>元京都大学原子炉実験所助教 小出裕章さん。原子力の未来を信じて科学者になったが、東北大学在学中、女川原発建設に反対する人の声に自らの考えを180度転換し、2015年に定年退職された今も原発反対の立場から発信を続ける科学者です。
今回、同プロジェクトに応援のメッセージを送ってくれました。どうぞお読みください。
「The 10th FUKUSHIMA, Nippon AWAKES」を支えてくださっている皆さん
ご活躍、ありがとうございます。
2011年3月11日に起きたフクシマ事故からすでに10年が経ちました。日本政府の発表によれば、当日発令された「原子力緊急事態宣言」は、いまだに解除できないまま続いています。
でも、この事故を引き起こした犯罪者である政府は、マスコミ、教育を支配して、フクシマ事故を忘れさせようとしてきました。彼らの力は強大で、すでに多くの日本人は「原子力緊急事態宣言」が今なお続いていることを忘れさせられてしまっています。
政府によると、広島原爆168発分の放射能(セシウム137を尺度にして)が放出され、法令を守るのであれば「放射線管理区域」に指定して、一般の人々の立ち入りを禁じなければならない汚染地に、赤ん坊も含め棄てられたままです。
犯罪者が事実を消そうとしている時、何よりもなすべきことは事実を正しく知ることです。セシウム137の半減期は30年、100年経っても10分の1にしか減ってくれません。もちろん放射能による汚染は今でも続いています。その測定を地道に続けてくださってきた方々に敬意を表します。
2021年5月5日 小出 裕章(元 京都大学原子炉実験所助教)
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小出先生の強い信念と、40年以上にわたる研究から導かれたデータに、2011年以降どれだけ多くの人々が励まされてきたことでしょう。
今は長野県の松本に移住された先生ですが、4月に開催された「もやい展」に突然来ていただき、主催者の中筋純はじめスタッフ一同とても感動しました。
今回も快く応援メッセージを送ってくれました。小出先生、本当にありがとうございます。
市民による放射能測定を支援する同プロジェクトのクラウドファンディングは現在目標600万に対して1,275,000円、達成率21%。残りは32日です。シェア&ご支援をお願いいたします!