現代の茶人からの応援メッセージリレーvol.8 宮崎茶房・永野歩
vol. 9 2019-07-17 0
皆さんこんにちは。
日本茶ドキュメンタリー映画製作チームの高津です。
日本茶らしく、じわじわとご支援が伸びております。ありがとうございます!
支援者100名まであともう一歩!!どうぞよろしくお願いします。
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今回の現代の茶人たちからの応援メッセージリレーは、
宮崎・五ヶ瀬(ごかせ)の宮崎茶房からいただきました。
今回、古くて新しい日本茶として、
五ヶ瀬の風土と喫茶文化により紡がれてきた"釜炒り茶”を取り扱わせていただきました。
蒸し製煎茶が全盛の時代にあって、経営的には釜炒り茶から蒸し製煎茶に切り替えた方が合理的だと考えられた時代に、なぜ五ヶ瀬は釜炒り茶をつくり続ける決断をしたのか。
宮崎茶房の宮崎 亮さんに伺いました。
五ヶ瀬、歴史的に見ても、五ヶ瀬は一回釜炒り茶から一回蒸し製になっているんですよ。でもやっぱ青臭みが嫌われて、やっぱり釜炒り茶がいいということで、かなり昔ですね、釜炒り茶に戻ったんです。で、まあ経営的なところから、蒸しの方がいいんじゃないかと、みんなでやっぱり、歩留まりとか効率とか考えたら蒸し製の方がいいんじゃないかとみんなで考えたんですけど、やっぱり手炒りをですね、みんなで毎年やっているんですけど、それを続けているうちに自分たちも知らなかった釜炒り茶の良さというのに気づいてですね、やっぱり釜炒り茶がいいなということで、未だにみんな釜炒り茶やってます。
五ヶ瀬が紡いできた釜炒り茶と、自然と茶畑が調和する五ヶ瀬の風景。
そんな魅力に惹かれて、全国から多くの若者が集まってくる不思議な魅力が、宮崎茶房にはあります。
五ヶ瀬・宮崎茶房の魅力に引き寄せられた一人、永野歩さん。そのきっかけを聞いてみました。
一番はこの土地ですね。あとは、宮崎茶房にちょっと研修に来てみて、ここで住んで働けるなと思ったのがきっかけです。
さらに、自然の魅力に加えて人の魅力についても質問。社長の宮崎さんについて、どんな方か教えていただきました。
一番は社長の程よいテゲテゲ感。自分でもよくおっしゃっていると思うんですけど。あまり農家らしくないところに集まってきている気がします。
最後に、同じくこの土地に引き寄せられた一人、横山陽子さんに、一年の中で一番好きな、この五ヶ瀬の風景を聞きました。
やっぱり5月、4月終わりから5月にかけて新芽が出てきて、茶畑もすごく綺麗な色になるし、山もすごく青々として新芽が出てくる季節が好きです。
お茶と土地と人。五ヶ瀬の天地人の魅力に惹かれてこの土地の空気を、映画を通じてご覧ください。
日本茶ドキュメンタリー映画製作チーム
高津 真