応援メッセージ⑧
vol. 21 2020-03-14 0
応援メッセージ、第8弾!!
和田監督を「和田ちゃん」と慕う画家、映画などを中心に活躍する脚本家、和田監督を展覧会に招聘したことのあるキュレーターの方から、応援メッセージをいただきました!
千葉正也(画家)
たしか2009年に渋谷で和田ちゃんとバッタリあって、NHKの前あたりでタバコ吸って、2人のユニットを結成しようと持ちかけた事があった。(やんわり断られた)
僕は、和田ちゃんの作品は終始一貫して彫刻作品だと解釈している。和田ちゃんは日本語の彫刻というのをやってるのだと思う。ほら局所的に発生する変な場においてのみ立ち上がる腐ったチンポコみたいな塊、アレを表現し続けているのだと思う。
本当の彫刻とはホームレスの足の裏みたいなテクスチャーで出来てなきゃおかしいだろ!?という妙な正当性を持った説教を聞いたみたいな、頭の下がる気持ちになる。(誰もそんな事言ってないが)
日本は、カムイ伝に出てくるみたいな江戸時代の虐げられた農村みたいに、これからまたなってくるのかもしれないし、和田ちゃんの作品がもっと必要になって来ると思う。あと海外の友達に、これ友達が撮った映画って自慢したい。こういう気持ちを僕だって背負ってるって説明しやすいし。
久保寺晃一(脚本家)
俺なんかには到底追いつけないアイディアのケオティックスープ。
和田さん、早く世界を圧倒させてください。
小澤慶介(インディペンデント・キュレーター/一般社団法人アートト代表理事/アーカスプロジェクトディレクター)
言葉少なに進む、和田昌宏の映画、『Songs For My Son』。登場人物たちは、言葉を奪われてしまったのだろうか。彼らは、追われ、彷徨い、追いかけ、どこかに向かおうとしている。
皆、何かを言いたげだが、それは明かされない。その一方で、主人公の口に棲むセイタイさんは、叫んでいる。東京の奥地で、静かに、少しずつ紡がれる物語。
来年の春、私たちのもとに届けられるのを楽しみに待ちたい。