応援メッセージ③
vol. 11 2020-03-09 0
応援メッセージ、第3弾!
今回は、『Songs For My Son』本作出演者のほか、遠くて近い関係の作家、和田さんの良き仕事仲間の方からメッセージをいただきました。
豊田記央(俳優)
「大型台風の関東上陸が予報されていますが、台風の中で、撮りたいと思っています。」
昨年の撮影数日前、初めて和田組に参加させて頂く私は、監督からそんな風に切り出された。
本気か、この人!? 、、、本気だった。
私は交通手段のストップで、撮影地の多摩山中に移動出来ず結局参加出来なかったが、撮影内容を変更して和田監督は撮れるシーンを撮った。
初っぱなから和田監督や和田組の沸き上がる情熱に打ちのめされた。
一昔前に『芸術は、爆発だ!!』なんていうフレーズが流行り頭にこびりついていたが、この人の身体の中では、何かが爆発していると会う度に感じずにはいられない。
奥多摩の中での撮影は、刺激そのものだ。自然に慣れてない人間がちょっと山林の中に入ったらなんかビビってしまう。自然の脅威、みたいな。
森羅万象、全てに魂が宿るアニミズムじゃないが、奥多摩で撮影しているこの作品には全編、全シーンに精霊や魂みたいなもんが映ってんじゃねえか。
いや、実際は映ってないだろうし観れないだろうが、そんな想いを感じながら役者としての私はカメラの中に納まる。
この作品の中では人間の役者なんて、単なる一背景でしかない。
自然とか、人間の関係性とか全てがメッセージだ。
魂の浮遊分子が、爆発を繰り返しているこの和田監督の作品を完成させられないなんて、有り得ない。
皆様のお力を、是非にでもこの作品に注ぎ頂きたい。
クラウドファンディングでの皆様のご協力を何とぞ宜しくお願いします!
中﨑透(美術家)
和田昌宏が映画を撮るって話を耳にした。本気らしい。
和田くんのことを知ったのは、拝島の米軍ハウスで「HOMEBASE」というオルタナティブスペースがあるらしいと耳にした頃だった気がする。結局行く機会はなかった。
作品を目にしたり、本人に会ったのはそれから数年経ってからだったと思う。
縁あって、水戸にある僕らのスペースで個展をしてもらったのもすでに10年前だったりする。
いつの間にか国立奥多摩美術館の一員になってるらしいと耳にした。
国立奥多摩美術館、謎すぎて興味津々なわけだけど、実はまだ一度も足を運んだことがない。
和田くんは遠くて近くて、いつも気になる届かない場所にいて、それ故に妄想が加速する。
和田昌宏はおもしろい。けど、なんでおもしろいのかさっぱり分からない。
結局のところ、僕は完成した映画を観ないかもしれない。
だけど、一体どんなことになっているのか僕は妄想が止まらなくなるだろう。
だから、止められない暴走が起こるほどに思う存分に映画を撮って欲しいと願っている。
武田はるか(フリーアナウンサー/ハートオブガイア代表)
良き仕事仲間である和田昌宏さんが初の長編映画監督として始動されました。
おめでとうございます!
『Songs For My Son』、2021年春完成予定。
主人公の男性は失語症になっていくという。
伝えたい言葉が口から外に出ない。大切なコミュニケーションツールを失っていく想像を絶する苦悩。それは内なる思いと外に向けての自己表現のふたつの世界の葛藤でもある。
私たち現代人は、もしかしたらすでに失語症かもしれない。
本心を語らず、良心に基づいた愛の言葉を発せず、その場限りの空疎な言葉で人との間を埋めるなど…自分らしい言葉を失ってはいないだろうか。
本来、言葉には力があり、魂込めて発した言葉は「言霊」として時空を超えて響くと私は信じています。
美術界において数々の賞を取り映像作家として活躍していた和田さんが、ジャンルを超えて映画で伝えたいことを是が非でも見届けたい!
私もクラウドファンディングでこの映画製作プロジェクトを応援しています!