ローカルでまわす！
神戸の小さな海辺の町 塩屋にチャリティー古着ショップをオープンさせます！

シオコレ店舗工事は、12月の解体に始まり、天井、壁、キッチン、床、レジカウンターまわりができ、外壁塗装も終わり、いよいよ4/1(木)〜7(水)の古着回収に向けて大詰め！昨日3/23は、現代美術作家 飯川雄大さん×施工集団 TEAMクラプトンの山口晶さん、白石雄大さん、笹沼卓矢さんによる、シオコレ在庫収納システムの取り付けという何とも贅沢な１日でした！

事のはじめは、シオコレにはまだ倉庫を借りる力がない、ロフトも狭すぎて無理、ついては店頭に出せない古着の在庫を、デッドスペースである天井下にみっちり吊るして上げ下げして使ってはどうか。ディスプレイとしてもよさそう、やりたい！それしかない！と私たちが思いついてしまったこと。どうすればよいのかわからない私たち。そのシステムに不可欠な、ウインチと滑車を使った美術作品も作っているという飯川さんに、まず、本当にありがたいことに知恵を貸していただけることになりました(そのいきさつはこちら♪https://motion-gallery.net/projects/shioyacollection/updates/33387 飯川雄大さんについてはこちら！http://www.takehiroiikawa.com/)

とはいえ、施工をどうするのか。飯川さんにリードしていただいたとしても、相手が私たちではあまりに心もとない。お忙しい飯川さん1人にお任せするのは大変すぎる案件、かといって今来ていただいている職人さんに、このしちめんどくさいであろうシステムを一緒に考えるチームに入っていただく、なんてことも申し訳なくてお願いできない。絶対嫌がられるし！！

と困っていたそのときですよ。

私たちのクラファンのお知らせを見てくださったクラプトンの山口さんから連絡があったのは。「お金をクラファンするのもいいけど、資金のほとんどが施工費になるようだから、僕らクラファンとして2日くらい施工しますよ、何しましょうか？」という驚きのお言葉をいただく！！！山口さんは長くイギリスで暮らされた経験もあってチャリティーショップが身近な存在で、日本にチャリティーショップを増やすぞという私たちの取組みを応援してくださっているとのことでした。えええ、いいんですかー？！もちろんクラプトンさんもめちゃくちゃお忙しい方々です。しかし、デザインやプランニングを含めた施工を普段からされているTEAMクラプトンさんからのありがたいしかないお申し出。こ、これは、アレをお願いするしかない、ソレですコレ！！…こんなことありますー？(TEAMクラプトンさんについてはこちら！https://www.reallocal.jp/10958

http://idee-kobe.com/blog/2353)

飯川さんと三者での打ち合わせ時は、私だけちんぷんかんぷん、お二方は非常にスムーズに話を進めておられ、私には「大丈夫！1日で終わるよ！」……またしても驚愕のお言葉が飛び出すのでした。

さて、いよいよ当日。

お約束させていただいてたので当たり前なんですけど、ほんとうにみなさん来てくださった…涙。私が感動している間にも早速始まる施工。4人で手順を確認しながらとても手早く作業は進みます。

5本のバトン(バー)を別々に昇降できるようにお願いしたのです。みなさんもこんなシステムをつくるのはもちろん始めてのこと。シオコレメンツは後で実際に動かしてみて、ようやくどういう構造になっているのか理解が進みましたが、これをそもそもの最初から想像し、計算して作っていけるということに脱帽するばかりです。

色々な案が出ましたが、ウインチの場所が最終的に1本の柱にまとまるという面白い見た目になり、より嬉しい私たち。ちなみに私たちは当日塗装のみ担当でしたが、このウインチはなんと、もともと黄色くて可愛いかったのでした。500キロくらいの物を持ち上げる力があるのだそう！グレー、ブルーに引き続き、黄色がシオコレカラー3色目に決定した瞬間です。

せめてものお礼にとシオコレグッズをお渡ししてみました。早速装着してくださり、ありがとうございます涙

そして感動的なクライマックス。打ち合わせのときの言葉通り本当に1日でシステムが完成！！！立体感のある、驚くほど素晴らしい空間になりました！何よりそれが実用的であることが改めて嬉しいです！

でも実は入念な準備があってこその1日なんですね。飯川さんは打ち合わせ後2回も現場を見に来て、当日の施工がうまくいくようウインチや滑車、ワイヤーをはじめとする部材や道具の準備、強度計算をしてくださり、クラプトンのみなさんも材木の用意の他、バトンを溶接して作っていてくださるなど、全てをお世話になりました。段取り八分とはよく言いますが、やはりそこからお見事なんですね。

「楽しい企画をありがとう」と爽やかに去っていくみなさん(うつむいてる写真しか撮れておらず伝わりづらくすみませんー！)。なんと気持ちのよい方々なんでしょう。お忙しい中、私たちのお願いに快く寄り添ってくださり、心から感謝しています。私たちも恩を送っていく他ないですね！！

このシステムは、飯川さんが4月にもう一度微調整しに来てくださるとのことで、もはや動かしたくてウズウズしますがそれまでは本運用はガマン笑。シオヤコレクションが5月にオープンしましたら、晴れて皆さまにもお披露目できると思います！楽しみにしていてください！

私たちの妄想(いたって真面目ではあったのですよ)が、こんなに感動的なこととなり、このご縁に感謝するばかりです。飯川さん、TEAMクラプトンのみなさん、本当にありがとうございました！！！

【古着回収のお知らせ】

シオヤコレクションは5月のオープンを前に

4月1(木)〜7(水)  11：00～16：00

古着を回収いたします！ご協力をどうぞよろしくお願い致します

◆場所/神戸市垂水区塩屋町4丁目2-6

◆回収対象の衣料品

＊春夏服限定/メンズも大歓迎！

＊アクセサリーやバック、靴などの服飾雑貨

＊布や糸、針などの手芸用品

【特に求めているもの！】

○今では珍しいレトロデザインのお洋服。古くても手の込んだデザインのもの、柄ものなど大歓迎です！

○よい素材のもの。綿、麻、絹などの天然素材のもの

○メーカー品のもの/BEAMS、SHIPS、URBAN RESEARCH、UNITED ARROWSなど

アウトドア系ブランド/THE NORTH FACE、Patagoniaなど

※破れや著しい汚れ、臭いが強いものはお受け取りできません

◆『チャリティーショップシオヤコレクション』は、みなさまから寄付いただいた衣類を販売し、収益の一部を神戸を拠点に活動する「音遊びの会」そして塩屋の「NPO法人GivingTree」に寄付します。また、店頭で販売できなかった衣料品はチャリティーショップNPO法人フリーヘルプ(新長田)及び、リサイクルショップオレンジスリフティ(六甲道)に持ち込ませていただきます。