2021年明けましておめでとうございます!!
vol. 18 2021-01-03 0
新年明けましておめでとうございます!2021年!よい年にしましょうね!シオヤコレクションも精進します。どうぞよろしくお願い致します!
そして目標金額114%を達成しております!ありがとうございます!クラウドファンディング終了まで、残すところあと10日となってまいりました。ラストスパートの応援をどうぞよろしくお願い致します(募集期間の終了3日前からは銀行振込とコンビニ決済は利用できませんのでご注意を!銀行振込、コンビニ決済の方は8日まで)!
新年初アップデート記事はシオコレ古着収納システムの話!
ストレッチゴールを設定したときにもお話ししましたが、シオコレ店舗は10坪の平家、たくさんの古着をストックする場所の確保が中々厳しい環境です。毎日よい品を店頭に並べるためには、寄付いただいた古着の中からセレクトした古着を一定量ストックしておく必要があり、これが中々の量になるのです。倉庫を借りるといっても今すぐ借りられるようなところは離れたところにしかなく、私たちが日々使うにはかなり不便であろうことが予想されます。近くの空き店舗などを倉庫代わりに貸していただくことも考えましたが、私たちが固定費を増やすのは時期尚早、さらに梅雨から秋間の4〜5ヵ月間、塩屋の尋常ではない湿度のために、大型の除湿機を回し続けるなど品質管理の余分なコストがかかります。
そこで出てきた案が、シオコレ店舗の元々あった吊り展井をはずして屋根の形に沿った勾配天井にし、広くなった頭上の空間に何とか古着をストックできないかというもの。それなら品質管理もとても楽です。
もちろん倉庫を借りるよりは少量になるでしょうが、何とかそれで回す工夫をしたいと考えました。大西工務店さんは「モノ(しくみ)さえあればつけたるで(設置できますよ)。ん?400キロの古着吊るして建物大丈夫かどうか?べっちょない(大丈夫)!」と言ってくれたので、進めてみることに。ところが日々古着をそこから品出し(入れ替え)するため、上げ下ろしがそこそこ容易である必要がある、、、よい案を思いついたものの、具体的にどうすればいいのかわかりません。舞台照明を吊す機構などが近そうだ!とその筋の友人に相談したり、建築家さんを紹介していただいてアイデアをうかがったりしているうちに、やはり滑車やウインチを使ってしくみを作るのがよいことまではわかりました。しかし、私たちの店に必要なしくみを一緒に考えてくれる、滑車とウインチに詳しい人なんてそう簡単にはいるわけない、、と途方に暮れかけたそのとき
「飯川くんが最近そんな作品ばっかり作ってるで」
と旧グッゲンハイム邸管理人のアリくんが言うではありませんか。
飯川くんー飯川雄大さんは現代美術作家で、あちこちで展覧会をされていますが、塩屋のまちごと文化祭「しおさい」でも塩屋の町中に中々パンチのある作品を繰り出しては近隣住民がいつのまにか現代美術に馴染む、という現象を生み出した功績のある人で、シオコレグラフィックデザイナーmannaちゃんもそれをガッツリ手伝っていた!という歴史もあり、適任でしかありません。
飯川 雄大 いいかわ たけひろ
http://www.takehiroiikawa.com/1981年兵庫県生まれ、同地を拠点に活動。 人の認識の不確かさや、社会の中で見逃されがちな事象に注目し、鑑賞者の気づきや能動的な反応を促すような映像やインスタレーションを制作。 2019年「六本木クロッシング2019展:つないでみる」(森美術館)、「美術館の七燈」(広島市現代美術館)に出品。2020年は、ヨコハマトリエンナーレ2020「Afterglowー光の破片をつかまえる」、個展「デコレータークラブ―知覚を拒む」(高松市美術館)。震災復興支援と防災・減災のためのフリーペーパー震災リゲインプレスに「猫の小林さん」を掲載。十和田市街地循環バスに「デコレータークラブ ―ピンクの猫の小林さん」のアートバスが運行中!四コマ漫画ワークショップは今年で15年目!
作品記録映像https://takehiroiikawa.tumblr.com/video_youtube
「飯川雄大 デコレータークラブ–知覚を拒む」展(高松市美術館、2020)での展示風景、撮影:飯川雄大
《デコレータークラブ ―ピンクの猫の小林さん―》横浜市金沢区並木団地での展示風景(2020)、撮影:阪中隆文
《デコレータークラブ ―衝動とその周辺にあるもの―》神戸市垂水区塩屋東市民公園での展示風景(2015)、撮影:麥生田兵吾
《デコレータークラブ ―DC Gallery―》神戸市垂水区塩屋東市民公園での展示風景(2016)、撮影:麥生田兵吾
《デコレータークラブ–0人もしくは1人以上の観客に向けて–》2020、(高松市美術館)での展示風景、撮影:飯川雄大
↑滑車とウインチを使った作品がこちら。ウインチから100メートル以上離れた建物の外で、誰かによってウインチが巻かれるたびに、そこからは見えない、ワイヤーの先に繋がっている何かが動いている、という作品。
2020年12/30に飯川くんと初打ち合わせ。
今回のシオコレでの試みは飯川くんの作品ということではなく、普段の作品作りで培われた知恵を貸していただく、ということではあるのですが、こんなにドンピシャなことありますー?ありがたいしかありません!
レジ周りなどの造作が進んできたら、早速プロトタイプ(試作モデル)を組んでみよう、となりました!
2021年、内装作業は明日4日から始めます!5月シオヤコレクションがどんな店になってオープンするのか!楽しみにしていてください!!