床のクッションフロアをみんなで剥がしました!
vol. 12 2020-12-10 0
大西工務店さん、それから塗装屋の友人に指南していただきながら作業を進めています!
道具もたくさんお借りしています。ただただありがたい!
私たちは、チャリティーのイメージを払拭させる→ボランティアを連想させない、入りたくなる、商品の価値が伝わる、お買い物をしたくなるような、魅力的な内装を目指しています。
私たちは限られた資金の中で理想の内装にするために、できるところを自分たちで施工することでコストダウンをはかっています。
①解体
②床剥がし
③壁塗り
④床塗り
といった作業は仲間と、
そして他にも水道工事など手仕事が達者な友人たちにお願いして、あちこち一緒に作業していただきます。また最終的な化粧の部分(天井板や棚板に色を塗るなど)は大工さんや塗装屋さんと相談しながら一緒にさせていただく予定です。
逆に工務店さんには、構造に関わる施工や、あらゆる造作物をお願いしています。DIYでやると時間ぎかかりすぎる上、仕上がりにバラつきが出るからです。
①天井
②キッチン(カフェスペース)
③ディスプレイ用造作
④レジ周り
⑤収納
など
○なぜ内装にこだわるのか(澤井の話)
以前、夫が総合支援学校に勤めていた折、子どもたちと一緒に陶芸作業をして器を制作していました。彼が携わる前にも別の担当者が頑張って制作されていましたが、陶芸の知識がまず少なかったのと、子どもたちが工程通り作ることだけに重点を置かれていたため「売れるものを作る」という発想がなかったのだと思います。せっかくできてきた子どもたちの作業の結晶である器はひとつ100円以下で売られました。使い勝手もデザイン性もよいとは言い難く、器そのものに魅力を感じて買う方は本当に少なかったのではと思います。大量に売れ残るわけです。私はこれは酷いと思いました。
子どもたちが自発的に作った陶芸作品ならば私も何も言わないのです(値段については別です)。学校というところで大人が職業訓練的に作らせていて、もちろんデザインも制作方法も決めて売ることになっている。今現在それをせねばならぬというのなら、せめて彼らの手痕がより美しく残るかたちで表現された器を、それなりの値段をつけて売り、同情ではなく本当に使いたいと思って買っていただかねばならぬだろうと思いました。
でなければできたものが使われない。作り手が報われない上に、彼らの自立に繋げようとしていないではないか。社会の中に彼らの存在が当たり前にある世の中からは掛け離れたビジョン、というかそういうビジョンが学校としてあったのだろうか??
夫は創意工夫を重ねた末、胸を張って子どもたちと一緒に作ったと言える器のデザインを確立し、各方面で好評いただきました(澤井が働いていたカフェでも使っていただき、何も表明していませんでしたが、どこで買えるのかと幾度も聞かれるほどでその都度説明していました)。
チャリティーショップだからと同情で来ていただくのではなく、そこが素敵な場所で、よいものが揃っているからこそ足を運んでいただける店にしたいのです。現にイギリスのチャリティーショップはどれもこれも、とてもスタイリッシュ。ぜひ画像検索してみてください。
もちろん買い物=支援ですからお客様にそれは理解していただきたい。
けれどもそれだけでは次への動きへと広がらない。チャリティーショップというビジネスを面白いと思っていただき、やりたい人を増やすためにも、私たちは自分たちが思いつく限りの工夫をしたいと考えています。