キャスト紹介death! NO.9「仁後亜由美」
vol. 27 2015-03-06 0
こんばんは「死神ターニャ」監督の塩出と申します。
今日も懲りずに個性豊かなキャストの紹介をしていきます。
いつもみんなに愛されている「死神ターニャ」で良い味だしてる仁後亜由美さん!
初めて映像で観たのは2010年の「しがないマスターのある日の出来事」という原田裕司監督の作品でした。
すごいやつがいた!作品もよくて原田監督にこっそり注目していました。
そしたら「壁女」監督原田裕司という短編映画の試写会が原宿にありました。関係者でなくても300円くらい払えばみれるというアングラな試写会でした。
そこで「壁女」をみて震えました。
間違い無いほどの才能が画面に映っていました。
映画としても「壁女」は完璧で、ぼくが観た短編映画の中で一番です。
仁後さんと原田さんともに天才です。
褒め過ぎと言えない程すげーので観る機会があったら是非観てください。
「壁女」ですっかり仁後さんのファンとなったのですが、たまに映画祭で一緒になることがあり、ちょいちょい話す機会がありました。
次撮る作品に出て欲しいと思い小田原映画祭のコンペで一緒になった時に、オファーしようと思いソフトクリームを餌に釣ろうとおもってたのですがソフトクリーム買っている間にどこかにいってしまってたのでソフトクリームは他の人にあげました。
後日シャレオツカフェで正式にオファーしました。
それが「カリカゾク」です。
「壁女」が映画祭で20冠以上獲っていたので、仁後さんのためにも、もちろん自分のためにも絶対映画祭に受からないといけない。というのが自分の中の条件でした。
そこで受け入れられる内容を考えて勝負しました。
自分の中で禁止していたのが「冴えない主人公・女子高生・家族」など自主映画には腐る程ある設定です。腐る程あるけど認められてるのも事実。
これらを自分の持ち味を生かしておいしく料理したのが短編の「カリカゾク」です。
ふふん。今度こそ傑作できた!とおもったら映画祭ばかうけ!めでたく17冠くらい獲りました。お世話になった映画祭に感謝です。これがなかったら「死神ターニャ」を作ることはなかったし、もし作ったとしても色々とうまくいかなかった気がします。
それほど「カリカゾク」を作った意味は大きく、たくさんの人に観ていただきました。
その後も、仁後さんに出演していただき、もう5作品に出演して頂きました。
そんな仁後さんは、ぼくと息ぴったりとみせかけて好みが真逆です。大体のことが逆です。ぼくが好きなラーメンを美味しいと思わなかったり、仁後さんがすきな映画が、ぼくは好きではない、そんな感じです。
そんなもどかしい関係がもう5年も続きますが、演技した瞬間天才な仁後さんが出ている「死神ターニャ」を是非見に来てくださいまし♪
塩出太志