キャスト紹介death! NO.7「星野祐樹」
vol. 24 2015-03-04 0
こんばんは「死神ターニャ」監督の塩出と申します。
今日も懲りずに個性豊かなキャストの紹介をしていきます。
「死神ターニャ」で陽気な死神を演じてくれた星野祐樹くん!
出会ったのは2006年6月19日death。
中学のバスケ部の先輩がでる舞台に出てました。
そこで男前ですがすがしく気持ち悪い役をしていました。
その打ち上げで話したのがファーストコンタクトです。
「今度映画撮るから良かったら出てよ」と行ったら「いいよ。何でもするよ」という気持ちいい返事が帰ってきました。
その結果10秒くらいの出演ですがほぼ裸で気持ち悪い動きをする男性を演じて頂きました。もちろん映画祭は全落ちでした!
それから2年後、ニューシネマワークショップの卒業制作で「偶然の惨髪」という残虐コメディで散髪屋に逃げ込んできた殺人犯の話を撮ることになりました。
それまでの自分の映画制作はカメラと音声とかほぼ一人でやってたのですが初めてたくさんのスタッフと一緒にやった作品です。
そこで殺人犯役に星野くんをとおもいオファーを出したのですが当時入ってた事務所の関係でむりっぽいと言われたのでオーディションで決めようということになりました。
応募はたくさんあったのですが、いまいちイメージにあわず、こりゃやばいなと悩んだ結果、星野くんに再度頼んでみました。
そしたら星野くんが事務所にかけあってくれて出演OK貰いました。
意気揚々と撮影に望んだのですが、変わった散髪屋をつくるために散髪屋の照明を全部緑にしてたので目がチカチカしてました。
撮影も無事に終わり作品も完成し、これは・・・傑作やんけ!
と思ったら映画祭に2つしか受かりませんでした。
映画祭の審査員にはおもしろいけどこの映画祭では分が悪いといってました。
映画祭初心者すぎて分からなかったけど、受賞した作品達をみてわかりました。
「はっはーん!そういうことね。楽勝やんけ」
やらしい話ここからぼくの映画作りのスタイルが変わりました。
次の「日常エンド」で映画祭を狙ったものをつくって、その次の作品は原点回帰するためまた残虐なものをつくりました。今度のは真剣な話で。
それが「Payback」星野くん主演で撮りました。
また傑作ができてしまった。。。と思ったのですが映画祭にびびるくらい受からないという衝撃的な結果になりました。
この時くらいから星野くんの雰囲気が変わりました。良い意味で丸くなりました。前はもっと精神的に尖ってたんですけど、良い意味でまるくなりました。なんかおおらかな感じで良い感じ。
そしてさらに2年後、「死神ターニャ」の死神役で出演して頂きました。死神メイクをしたら外人みたいになりました。そしてメイクを落とすと誰にも気づかれないというのを何回も繰り返して頂いております(現在進行形)。
星野くんが動けば特殊メイク班が出動するという形になってるので、東京国際映画祭、福岡インディペンデント映画祭、ゆうばりファンタスティック映画祭に行きました。
そしてLA Eigafestというハリウッドで開催される映画祭に「死神ターニャ」が上映される時にいくか迷ってました。
なぜか特殊メイク班が行く気満々だったので、星野くん次第で全て決まるというプレッシャー全開でした。
結果ハリウッド行きが決まり、ぼくも初めて海外どころか初めて飛行機のりました。右も左もわからないあかん子みたいになってたので、手練の星野くんが航空券、宿泊の手配をしてくれました。すげえ。星野くんすげえよ!この映画祭の話はまたいつか、心が折れなかったら書きますがめっちゃたのしかった!
そんな星野くんの普段の印象は非常に論理的に考え、直感的に動く感じがします。前までは論理的に考え、論理的に動く感じだと思ってたけど、考え方が変わったんだなと思いました。個人的には人間変わるとかいうけど変わらねえよ!と思ってるので星野くんはぼくの知る限り珍しく変わったと思える人間です。それが良いか悪いかは分かりませんが
ぼくは今の方がなんか良い感じ!と思いました。
そんなこんなで星野くんは明日、いや今日も死神になっていろいろします。がんばってねー♪一緒に写真とったらチケット安くなるよ!
塩出太志