奥多摩で活躍する移住者さんを紹介【僕自身のこと】
vol. 4 2022-12-01 0
クラウドファンディング開始から1ヶ月が経ち、達成率はようやく50%に到達いたしました。ご支援いただいた皆様、本当にありがとうとざいます!
ただし期間終了が2週間後に迫っており、 このままのペースだと目標達成が非常に難しい状況なので、改めまして応援よろしくお願いいたします……!
さて、これまでのアップデート記事では奥多摩で活躍する移住者さんたちを紹介してきましたが、今回は自分自身の話をしてみることにします。よろしければお付き合いください。
新卒2年目で脱サラを考え始める
僕はかつて新卒入社した都心の企業でWebエンジニアをしていたのですが、人の言うことを聞くのが嫌いという会社勤めをするうえで致命的な性格の人間だったため、サラリーマンとして生きるのは無理だと早々に感じていました。
ちょうどその頃京都で出会ったゲストハウスというカルチャーにどハマりしていたことから、いつか自分のゲストハウスを持つことをぼんやりながら夢として抱き始めました。それが入社2年目、今から12年前のことです。
その後さらに3年ほど働いてから会社を辞め、カナダに1年間滞在したり再び都内で1年ほど働いたりしながら、どんなゲストハウスをやりたいか、ひいてはどんなふうに生きていきたいかを考えていました。
そうしてたどり着いた結論が、まわりに流されずマイペースに暮らしていくこと。そのためにはゲストハウスは都市部よりも田舎で始めるべきということでした。
よって開業の候補地を関東の田舎町という条件で探し始めます。
奥多摩で念願のゲストハウス開業
まず最初の候補として挙がった千葉県の某町に足を運んでみると、景色や土地の雰囲気はとても良いけれど町の人々があまり心を開いてくれない印象があり、その町は一旦見送ることにします。
次の候補が奥多摩町だったのですが、ひとつめの町とは逆に話を聞いてくれた町の人はみんなおもしろがってくれて、「じゃあこういう人がいるから紹介してあげるよ」というふうに繋がりがすぐに広がっていきました。
そんな町のオープンな雰囲気や人のあたたかさに心を掴まれ、またそのとき奥多摩でカフェやブルワリーをつくった移住者たちがすでにいたことにも勇気をもらい、ここで自分の夢を叶えようと決心したのです。
そうなれば次はゲストハウス用の物件を見つけたいところですが、物事はそう簡単には進みません。町内に不動産業者がいないため、物件情報は地元の人と関係性を築いて口コミで教えてもらうことになり、非常に時間がかかるのです。
僕の場合は奥多摩に通い始めた1年後に小さな一軒家を借りて住み始め(この段階で奥多摩に移住)、さらにその2年半後にようやくゲストハウスに適した物件を借りることができ、1年の改装期間を経てきよかわゲストハウスをオープンしました。
「ふらっと遊びに行きたくなる行きつけの場所」を目指してつくったこのゲストハウスは、今では僕の理想にかぎりなく近いかたちになっています。
これからはより町のためになる事業を
ゲストハウスを開業してからは、「夢はひとつ叶ったから、次は自分だけでなく町のためにもなるような事業を始めたい。」という思いが常に頭の中にありました。
ではそもそも僕は奥多摩がどんな町になってほしいのか。それを踏まえたうえで自分なりの理想の町づくりを考えた結果、たどり着いた答えのひとつがシェアハウスだったのです。
上記の「まちづくりの戦略」の循環図のうち、「チャレンジャーが増える」を実現するための作戦がシェアハウスづくりです。
いずれは「お店やサービスが増える」や「成功事例が増える」を促進する取り組みも始めたいのですが、それはまだ先の話。
とにかく今はシェアハウスを無事に完成させるという目の前の目標に邁進していきますので、クラウドファンディングの応援も引き続きよろしくお願いいたします!!