関野さんの近況が届きました!<旧石器時代からのつぶやき13>
vol. 30 2025-09-03 0
こんにちは!クラウドファンディング(以下、CF)担当スタッフです。
今回は「旧石器時代からのつぶやき」その12をお届けします。
以下、関野さんから届いた写真とメッセージです。
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弓矢作りのワークショップ
25.08.26
エコツーリズムセンターの船見千穂さんに頼まれ、西表島の小学生に石器で竹を切り、その竹で弓矢を作るワークショップを開いた。
8月上旬の亜熱帯はクソ暑いが、実は都心よりも2〜3度C気温は低い。アスファルトやコンクリートが暑さを助長し、草木が気温を下げるからだろうか?
12人が集まったが、低学年が多く、一年生まで参加していた。大丈夫だろうかと思ったが、一年生も含めて全員が健気に石器を握りしめて、竹に打撃を振るった。
切った竹を4分割して、弦を張る。弦の繊維は強くないと持たない。海岸部などそこらじゅうにあるアダン(タコの木)の繊維を作って使おうと思ったが、時間がなくて諦めた。北海道のアイヌから頂いたオヒョウの木の内皮を使った織物アットゥシなどの素材だ。紐を作るために貝澤美和子さんから余ったものを貰ってあった。この紐作りの指導は人間国宝の呼び声もある81歳の工芸作家ノージさんにお願いした。矢は椰子の葉軸を利用した。
1、2年生は母親が同伴していたので、手伝ってもらって、全員が見事に弓に弦を張って、矢を飛ばした。
嬉しかったのは皆が夢中になってくれ、家に帰っても弓矢で遊んでいたと聞き、子によっては自分で工夫して、より遠くに飛ばせるように工夫していたことだ。
子供たちが帰った後、ノージさんから、「西表島の子供達のために弓矢作りを教えてくれてありがとう。子供たちにとって、夏休みのいい思い出になるだろうね」と言われたことも嬉しかった。
写真撮影は船見千穂さん。
石器野吉晴
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