江戸太神楽と講談の会、大盛況でした!
vol. 17 2022-06-25 0
6月19日(日)、中之条町ツインプラザ大会議室において、丸一花仙さん(丸一仙翁社中)による江戸太神楽と釈亭さん鯉さんによる講談の会がありました!
今回のプロジェクトの目的のひとつが、日本の伝統文化継承です。刀剣制作や機織りの技術、そして伝統芸能である講談などを肌で感じていただくことで、その大切さを実感していただければと考えております。そこで今回は、「江戸太神楽と講談」を企画いたしました。
丸一花仙さんの曲芸ごとに、会場のみなさんとの一体感が増しとてもいい雰囲気でした。そして花仙さんの笑顔もステキでした。また中之条に来てくれるとうれしいです。
釈亭さん鯉さんの「カシャ退治伝説」は、オリジナル講談で、このプロジェクトのために自ら書き下ろしてくださいました。後半部分のカシャと戦う場面が聞きどころ、次第に物語に吸い込まれてしまいます。
7月24日は神田松鯉師による「カシャ退治伝説」。そしてもう一席はお楽しみ。
人間国宝の講談が二席聞けてしかも無料!!
おすすめです。お申込お待ちしております(※申込締め切り7月3日)。
◆江戸太神楽の歴史
太神楽の起源は平安時代までさかのぼるといいます。人々の人気を集めるようになったのは江戸時代。お伊勢参りが流行となったころ、熱田神宮の神官の師弟らが獅子頭を持って各地に出張。直接参拝する代わりにお札を渡したのか、当時は「代神楽」と呼ばれていたそうです。
熱田派の太神楽は、寛文4年(1664)に熱田神宮の許可を得て江戸へ赴いたのを始めとして、やがて関東へ移り住むようになったといいます。
幕末には、寄席に登場して曲芸を披露するようになり、講座には欠かせないものになっていきました。現在「東京都指定無形民俗文化財」です。
今回お招きした丸一花仙さんは、その江戸太神楽の流れを汲む、13代家元丸一仙翁師のお弟子さんになります。師匠「丸一仙翁師」は9歳で初高座を務め、1993年に「家元鏡味小仙」を襲名。2005年6月に「丸一仙翁」へ改名。これまで日本のみならずイギリス、フランス、ドイツなどをはじめ世界各地で公演を行ってきました。
(江戸太神楽 丸一仙翁社中公式ホームページより)