「カタストロフと美術のちから展」レポート+ワークショップ開催のお知らせ
vol. 2 2018-11-12 0
撮影:かくたみほ
現在、六本木の森美術館で開催中の「カタストロフと美術のちから展」に出品中の「時の海-東北」プロジェクト。これには、先の大震災で被害を受けた東北の人々へ想いを寄せる都内の小学生たちにも参加してもらった。小学校5年生の彼らが作品を見た感想を寄せてくれた。
「自分の参加した作品が美術館に飾られ、さらに10年後、東北のどこかに飾られ、東北の人に自分の気持ちが届くのが嬉しい」
「自分が大人になった時東北へ見に行ってみたい」
「災害で苦しんでいる家族の人たちを少しでも勇気づけ、東北の人たちを助けられるような優しい人に、私は将来なりたい」
「時の海が東北に飾られたらきっと綺麗だろうと思った」
「災害はどうしようもないことだけど、ただ、悲しんでるだけでなく、人々を元気にしているアートに感激した。」
「地震があっても頑張っている人がたくさんいるので感動した。川にゴミを捨てる人がいっぱいいるので、私はボランテイアをしようと思った。」
「時は残酷に過ぎ死に向かって近づいている。災害で失われた命を敬いたい。」
「森美術館で、命の大切さを知りました。」
「展覧会で地震や津波のことを教えてくれました。命の大切さや学んだことを家族に話したいと思います。」
とても、素直な感想に改めてアートの力を感じるとともに、こうしたアートに参加することの重要性を再認識します。「時の海-東北」では、東北の人々を中心に参加を募っていて、現在まで 469人の方々が参加してくださった。今後、3000人まで参加者を募集する予定です。3000 とは、仏教で三千大千世界を「宇宙の全て」と表現するように、「宇宙の全て」が参加し、東北を応援するという意味で目標としている人数です。
この作品に参加していただくワークショップを以下のスケジュールで開催します。
想いを寄せてくださる方ならどなたでも参加可能です。近隣の方もぜひ10年後完成予定の作品に参加してください。
2018年11月
宮島達男
<タイム設定ワークショップに参加しよう!in 陸前高田>
日時 :2018年11月25日(日)10:00-15:00 (最終受付14:30)(出入り自由・所要時間は30分程度です)
場所 :陸前高田まちなか広場 交流施設「ほんまるの家」(岩手県陸前高田市高田町字大町39番地)
参加費 :無料
参加条件:小さなお子様から大人まで、プロジェクトの主旨に賛同いただける方はどなたでもご参加いただ
けます。事前申し込み優先、参加人数に余裕がある場合は当日参加可