「観光の島・生口島が持つ選択と集中の力」
vol. 11 2025-03-05 0
本日のテーマ:「観光の島・生口島が持つ選択と集中の力」
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◆ 生口島の躍進——瀬戸内の中でも人口が増加している島
生口島は、瀬戸内海の島々の中でも特異な成長を遂げている島の一つです。
近年の人口統計を見ても、島の人口が増加している珍しいケースであり、同じく伸びを見せている直島に並ぶ、観光で成功している島 だといえます。
レモンのブランディングを活かした特産品、柑橘を使ったジェラートやスイーツ。
観光のキラーコンテンツとしての高山寺や未来心の丘や周辺の施設。
目的地としての「観光地」と、「映える食体験」「明確なブランド」という三大要素を確実に押さえ、「行ってみたい」「楽しそう」と思わせる安心感を提供しているのが、生口島の強みです。
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◆ 観光の成功には「基盤」と「戦略」がある
生口島の観光がここまで成功しているのは、もともと耕三寺が「西の日光」と称されるほどの観光地だった という歴史的背景が大きいでしょう。
「かつて人が集まっていた場所だから、もう一度活かせるのではないか」
そうした視点があることで、観光を軸とした再興の道筋が描きやすくなります。
また、生口島の特筆すべき点は、「選択と集中」が極めて明確であること です。
・観光コンテンツとして耕三寺と未来心の丘を活用する
・柑橘を軸にした食文化を観光のフックにする
・洗練された宿泊施設を整え、滞在型観光を促進する
このように、「何に力を入れるべきか」を明確にし、島全体で観光の価値を高めていく戦略が成功しています。
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◆ 「観光の島」としての生口島の未来
さらに驚かされるのは、生口島がアートにも早くから目を向けていたことです。
瀬戸内国際芸術祭が注目される以前から、アートを活かしたまちづくりが進められており、観光の可能性を広げる視点を持ち続けてきたことがわかります。
どの島も観光で成功できるとは限りませんが、「観光が成功すれば、人が集まり、地域の誇りが生まれる」というのは確かです。
生口島のように、観光を通じて地域の魅力を最大限に活かせるケースは、地方創生の一つの成功モデルと言えるでしょう。
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◆ さとまる不動産が目指すもの
生口島のように、その地域に合った強みを活かし、選択と集中で未来を描くことは、どの地域にも応用できる考え方です。
さとまる不動産では、単に空き家を売るのではなく、その土地に眠る魅力を掘り起こし、新たな可能性を見つけることを大切にしています。
観光、関係人口、地域資源の活用——
それぞれの地域が持つ特性に合わせた活かし方を見つけ、「田舎との関わり方の選択肢」を広げていく仕組みを作っていきたいと思っています。
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現在の進捗
・支援金額:571,000円(57%達成)
・支援者数:48人
・終了まであと21日
このクラウドファンディングが、「田舎との関わり方の選択肢」を広げるきっかけになれば嬉しいです。
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