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循環とオフグリッドの拠点「山脈」のオープンをクラウドファンディングで実現!
今春オープン予定の拠点『山脈』。
築60年になる木造住宅をリノベーションし、解体される建物からお引取りした古材・古家具・古道具の販売を中心としたお店と、お庭ではオフグリッドな暮らしを体験できるキャンプサイトを作ります。
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山脈 店長/合同会社廃屋 スタッフの丸山僚介です。 地域資源循環のための仕組みと売場と自分の暮らしを兼ねた拠点づくり、神戸市北区の有馬で始まりました! デザインで社会課題と向き合うデザイン・クリエイティブセンター神戸の企画運営に6年間従事。もの・ことが気持ちよく循環する消費のあり方づくりに挑戦してました。その後、工務店にて3年勤務し、建築の入り口に立ち、現在に至ります。
今春オープン予定の拠点『山脈』。
築60年になる木造住宅をリノベーションし、解体される建物からお引取りした古材・古家具・古道具の販売を中心としたお店と、お庭ではオフグリッドな暮らしを体験できるキャンプサイトを作ります。
本プロジェクトのページに足を運んでいただき、ありがとうございます!
地域資源の循環とキャンプの拠点「山脈」をオープンし、店長を務める合同会社廃屋グループの丸山僚介です。
「山脈」は、家屋や施設の解体やリノベーション、引っ越しなどに伴って手放される家具や木材をお引き取りさせていただき、再び活躍できる場を作るための拠点です。
そういった手放されるものを素材に、時には実験的に、時には遊びを通して、様々な視点・手段で 「あるものを生かす暮らし」の魅力を発信していきます。
今回はこの『山脈』をオープンさせるための資金を調達すべく、クラウドファンディングを実施させていただく運びとなりました。
長文になりますがぜひご一読いただき、本プロジェクトの支援をお願いしたいと思います。
どうぞよろしくお願いします!
改めまして、丸山僚介と申します。よろしくお願いします。
僕は現在、妻と3人の子ども(5才の息子と3才の男女の双子)と大阪で暮らしながら合同会社廃屋でお仕事をさせてもらっています。
photo by sota nishitani
何をする人?という質問にはいつも答えづらいのですが、内装・プロダクトデザイン、イベント企画、古物商、あたりが主な職能です。
僕は、ものづくりを生業にすることを目指し、大学では家具デザインを学びました。
いいデザインはかっこいい色・形のことだと信じてやまない学生だったのですが、卒業間近に起きた震災によって、今まで気にも止めずに使っていた
モノや暮らしを支える仕組みそのものの価値観が揺らぐ社会を目の当たりにしました。ものをつくることに対する責任を深く意識するようになり、色形のデザインだけでなく、その前後にある素材の調達からつくったものが破棄されるまでを計画することがデザインする上での大きな判断基準になっていきました。
このきっかけからものづくりそのものへの興味以上に 「ことづくり」の重要性に集中するようになり、ものづくりの現場を離れ、デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)の企画部門に従事することになりました。KIITOは社会課題にデザインの思考と手段で向き合うアクションを積み重ねている神戸市の施設です。福祉、子育て、環境問題、教育、高齢化社会、食、観光、経済など、様々なテーマに市民の方々やクリエイターの皆さんとともに向き合い、僕たちなりの思考の起点やアクションを社会に提示して行きました。
そういった仕事をしていく中で、僕自身のことづくりへの興味関心が 「空き家問題」「環境問題」「消費行動」に集約されていきます。
経済だけが価値判断の基準になり、あちこちに大きな負荷をかけて歯を食いしばりながら維持しているように感じる暮らしを、もっと多様で自由なものにしたい。そう考えるようになったころに目に留まったのは、 自身のフィールドを改めて見つめ直し、身の回りにある資源を最大限に活用しようと試みる先駆者たちのアクションでした。まるで机上の空論のようなチャレンジを臆すことなく実践してみていらっしゃることがとにかく興味深く、片っ端から背景や仕組みを勉強し、足を運び、時には実際に仕掛け人にお会いしてお話を聞かせていただきました。
「神戸珈琲学」私たちが飲む当たり前にコーヒーがどこから、どのようにして私たちの元に届くのか。スペシャルティコーヒーの流通を題材に座学やカッピングを通してその実態を学んだ。
「〇〇さんと、〇〇をつくる。」シリーズ
職人の手仕事を自らの手で辿り、その価値に向き合うワークショップ。素材そのものの加工からスタートし、完成までを体験することを大切にした。
そして、あるアクションとの出会いが僕がものづくりの世界へと戻る大きなきっかけとなりました。それは ReBuilding Center JAPANのアクションです。彼らの地域資源との向き合い方、課題を課題でなくする道筋の立て方、その実践に大きく心を動かされました。
「ReBuild New Culture スクラップ&ビルドからレスキュー&ビルドへ」
リビルディングセンタージャパンの東野さんを講師に迎え、家屋の解体に伴って破棄される建材のリユースを行うビジネスモデルについてお話を伺った。
そんな気づきを得た僕は、自分の生活圏内で地域の資源の循環を生み出すならばどんな組織で、どんな仕組みか、、そんな思いを日々積み上げながら、2021年、新たなチャレンジを心に据えて 6年勤めたKIITOを退職し、建築にまつわる仕事にシフトしました。まったくの素人ながら、建築現場に身を置きたい!そんな挑戦を応援してくれたのは大阪・此花区にてまちに深く根差しながらも新しい風を吹き込み続ける株式会社POS建築観察設計研究所の大川さんでした。在職中、リノベーションの現場はもちろん、まちづくりに関わる様々なプロジェクトに関わらせていただきました。
そして 3年の勤務を経て、ついに本プロジェクトを実行に移すべく、独立し、合同会社廃屋の活動に加わらせていただくことになりました。
合同会社廃屋、通称廃屋グループは、自他共に認める廃屋ジャンキーの西村周治を代表とした建築集団です。
「無理をしない」「素人がつくる」「屋根が落ちてからが本番」を合言葉に日々廃屋と向き合っています。
2020年頃から神戸市内の廃屋を複数棟買い上げ、リノベーションを始めました。集落ごと空き家になった住宅群をまとめて引き取った拠点『バイソン』は住居、アーティストインレジデンス、イベントスペース、店舗、ギャラリー、創作スペースなど、様々な活動を支えています。完成を迎えることのないバイソンは日々アップデートされていっています。
廃屋を直す建材は、まちで捨てられる廃材をお引取させていただいたものを活用しています。解体される住宅や店舗の閉店や移転に伴う廃棄など、建物の新陳代謝の中で利活用を見出せなかった古材・古家具・古道具を引き取らせていただき、その時折々で工事中の物件に再インストールしてきました。
これまでに生まれ変わらせてきた物件は約30件。現在も3件をリノベーション中です。
大きく見据えて取り組みたいと考えている社会課題は空き家問題と環境問題です。
あと数年で1000万件に到達するという空き家は行政、自治体はもちろん、所有する方々にとっても非常に大きな問題となっています。法律の問題、家庭の問題、地域の問題、立地の問題、、、様々な面での不具合が重なり、次の方が住み継ぐことが難しい現状があります。
環境問題も空き家問題と切っても切り離せない課題です。建設業が環境に与える負荷は様々ある産業の中でも指折りに大きく、建物の作り方、なくなり方には大きな注目が集まっています。
それらの解決に取り組みたい!
・・・と、いうのは半分建前です。
僕が建築の仕事に携わらせてもらってきた中で衝撃的だったのは、兎にも角にも
捨てるモノの多さです。
残置物の整理、建物の解体、内装の施工、その節々で
本当にたくさんのものを捨てました。とにかく沢山。聞いてはいたけど、ここまでとは。
効率を考えると確かに、どさっと捨てて、新しいものを素早く設置するのがベストでベーシックな現状も理解はできました。
違和感や悔しさ、なんでそんなことするんだ?というネガティブな感覚ももちろん多くありましたが、それ以上に
「資源・資材としてめちゃくちゃ可能性あるやんけ。。!」と、不謹慎(?)にもワクワクしていました。
まだまだ使えるのに!という感覚はどんな方にもあると思います。
でも、じゃあそれらを使うための手段があるかというと、ないからこそゴミにせざるを得ないのが現状。
それらを掬い上げる仕組みやサービスをしっかり作って、あの時感じたワクワクをカタチにしたい!そしてそれを共有したい!
だからこそ、お店づくりに挑戦したい!と一歩踏み出すことにしたのです。
合同会社廃屋ではたくさんの建物を再生する中で、「廃材の利活用」を大きなアイデンティティとしてきました。リノベーションに使う材料の8割以上を廃材とすることを目標にし、様々な手段でゴミとなるはずだったものを資源に変えてきました。
徐々に家の解体をする前にご連絡をいただいたり、不用品の利活用をご相談いただけるようになってきましたが、ストックする場所はもちろん、活用先もキャパシティを超えてきています。
ということで、次のアクションとして
「利活用する担い手を増やすこと」
「使い道そのものを開発して広めること」
を目指し、お店を作ります!
余談ですが、僕たちは
空き家問題や環境問題は「解決する」ではなく、「問題でなくする」という視点で取り組んでいます。
そのほうが、いわゆる正解を導き出すことが目的化しないから、
圧倒的にポジティブで楽しみやすいんです。
”楽しんで遊ぶための場”が体験・実験・実践を生んでいく。
僕たちが心の底から楽しんで、
自らの手でつくりあげる、これからの暮らし方の入り口。
そんな未来に向かっていくための
「お店」を目指します。
お店となる物件。神戸市北区・有馬口駅から徒歩5分の廃屋
お店を作るのは
神戸市北区有野町唐櫃。
神戸電鉄の有馬口駅を中心に住宅街と田んぼや畑がある、素朴で豊かな風景の広がる町です。六甲山への登山口があるため、天気の良い日には登山を楽しむ方々を駅前でよく見かけます。有馬はかつて有“間”と呼ばれ、「山と山の“間”に“有”る土地」をさしていたと言われています。その名の通り、まちは山々に囲まれた自然豊かな土地です。
六甲山方面から流れる武庫川水系の奥山川が流れており、上流には泳ぐこともできる美しい滝がいくつもあり、夏場には涼を求めて多くの方が足を運んでおられます。
私たちのお店となる物件は有馬口駅から徒歩5分。駅近ですが、かつて変電所があったと言われる、踏切と橋を渡った先にある陸の孤島です。踏切も橋もこの物件のためだけに設置されたもの。線路が敷地スレスレにあり、奥に進むとお店となる物件と、広いお庭が広がっています。
裏手にはうっそうと茂った森。すぐ横には奥山川。人工物と自然物に囲まれ、なんとも不思議な雰囲気の物件です。
お店となる物件は築60年を迎える一軒家。
20年以上、空き家だったようです。屋根は痛み、雨漏りが1階まで到達し、梁は腐り落ち、柱は溶けて消え、残置物の重みに耐えきれず床が落ちる。まさに廃屋!
上下水はなく、井戸水で排水は川に直流し。唯一のインフラの電気も生きてはいるものの電信柱から電線まで木々に飲み込まれていました。
工事は草刈りから始まり、残置物の撤去と解体、腐った柱と梁の入れ替え、並行して屋根から瓦と土を下ろして穴を塞ぐ!着々と廃屋再生が進んでいっています!
建物の半分は店舗に、半分は住居にし、職住一体で丸山一家が住まう予定です。(住めるのか、、!?)
改修イメージ
山脈は「古物循環」と「オフグリッド」の2つの仕組みが大きな柱になります。実際にどんなことをするのか、その内容をご紹介します。
空き家を引き取り、リノベーションを施す中で常に出てくる残置物。少し手を加えればまだまだ使えるようなものもたくさんあります。さらに、解体で出てくる木材も一般的にはゴミですが、視点を変えればまだまだ利用価値のある立派な資源だと僕たちは考えています。
それらを救い出し、新たな役目を持たせることは、ごみの削減やCO2の固定につながることはもちろん、私たちの暮らしの消費のあり方を新しくするきっかけになると私たちは考えています。
具体的にはこのような流れで古材や古家具を循環させていきます。
ワークフロー
また、アーティストやクリエイターへの資材提供も積極的に行います。
販売予定の商品ラインナップ
主な取り扱いは家具、雑貨、そして古材になります。
商品は大きく分けて6つのラインをご用意する予定です。
地域資源循環のためのネットワーク
僕たちだけではなく、僕たちの行動範囲内にいる同業者・異業種の仲間たちと共にレスキューを実践していきます。それぞれの業種が活用するのが得意な品物、材質をシェアし合い、より多くの資源を私たちの暮らしに戻していくことを目指します。
photo by Akihiro Yasui
茨木市 築120年の古民家の解体現場でのレスキューにて。建築家、デザイナー、材木屋、木工作家、カメラマン、アーティスト、研究者、様々な職種のメンバーが集まり、各々の視点で活かすことができるものをレスキューした。
photo by Syusaku Jo
オフグリッド体験ができるキャンプベースを作ります!
敷地内に様々なオフグリッドにつながる様々な仕組みを導入します。
ニトクラフトの太陽熱温水器の導入
家庭用飲用水はもちろん、お風呂や床暖房など、多様な用途を実装・公開します!
ニトクラフトさんは石川県にある住宅関連の機器や商品を販売する会社。木製コンポストトイレや太陽熱温水器、薪ストーブ、床暖房パネルなどを販売されており、代表のモーリーさんは人体実験の如く自身の暮らしの中でオフグリッドを実践され続けています。モーリーさんのYouTubeチャンネルはとにかく面白い!そんな実践を山脈でもチャレンジすべく、設備を導入させていただきます!
店舗使用の電気自炊のためのソーラー発電
拠点の照明をソーラー発電の電力で賄う実験を公開します。
井戸水の飲料水化
井戸水の除菌と浄水を経て営業許可水準をクリアできる安全な飲み水にする仕組みを実装・公開します!
その他にも、
・再生可能エネルギー電力の使用
・露天五右衛門風呂
・太陽熱や古材を燃やす薪ストーブを熱源にした床暖房
・古材薪サウナ
・食品残渣を堆肥化するコンポスト
・兵庫の野菜や古材清掃タワシにするヘチマを育てるマイクロファーム
・浄化槽による自主下水浄化設備の導入
・資源回収ステーションの設置
などの実装を準備中!
皆さんの暮らしにも取り入れやすいように、どうやって導入したか、何を買うといいのか、誰に聞くと詳しいか、などなどが見えやすく・わかりやすく公開していきます!
店内には小さな喫茶スペースも設け、ゆっくり悩みながらお買い物していただけるようにします。
また、臨時出店で美味しいごはんを作ってくださる方をお招きしたり、イベント開催と合わせてお料理を提供したり。地域の食材を活かしたりもぜひしたい。可能性を広く持った厨房を準備中です!
まだ使えるものに光を当てることで、産業廃棄物としてお金をかけて捨てられていたものが資源となり、古材を生かす手段を広めることで、空き家を直して住まう選択肢を多くの人に届けます。そうした手段を広める拠点ができれば地域の空き家は減り、移住者を増やすきっかけにもなります。そんなアクションを通して、 「まだ使えるものを生かす暮らし」の社会的価値と文化的価値をあげたいと考えています。
社会的価値は、古材や古家具の利活用にまつわるCO2の排出量を可視化するなどの手段で、自然環境にどんなメリットがあるかの事実を見出し、アクションすることの価値を高めます。経済の仕組みからすると「価値がない」と判断されるが故に破棄される物がほとんどです。再び使えるようにするためにかかる手間と時間をかけられない。この手間と時間を誰もがかけてもいい、と思える意味と価値を可視化していきたいと思います。
文化的価値は、「まだ使えるものを生かす暮らし」をもっと掘り下げ、片っ端から試し、その過程をとにかく遊んで楽しむ!ことでその魅力を引き出していきます。新しい方がいい、めんどくさくない方がいい、新品を選ぶメリットの方が明らかに優位な現代ですが、そこにある価値観に一石を投じ、暮らしの選択肢を広げていきたいと思います。
家族、友人、仕事仲間、あらゆるところからこの質問をいただきます。
僕もこれは大きな疑問でした。これを解明すべく(?)、昨年初めて開催となったリビルディングセンタージャパンが開催する「リビセンみたいなおみせやるぞスクール」に参加してきました!
日本全国から「リビセンの古物循環の仕組みを自らのアクションに取り入れたい!」と考える様々な立場・役割の方々が集まり、古物循環でお金を稼ぐってなんだ?どんな組織なんだ?文化を作るってなんだ?に、向き合う3日間を同じ釜の飯で過ごしてきました。
東野さん、華南子さんを筆頭に、ReBuild New Cultureをちゃんと経済をぶん回しながら実践し続けるリビセンチームの本質を惜しげもなく開示してもらえるというめちゃくちゃ濃い時間でした。
そこで得た気づきと学びは、このビジネスモデルは
真似できないし、しなくていい。ということ。
ここでは言語化しきれないので気になる方はぜひスクールに参加して欲しいですが、彼らが彼らの視点で、彼らの持ちうる知識・技術、そして何よりも
彼らの人となりそのものを全部注ぎ込んでるからこそのビジネスモデル、ということがよくよく理解できました。
じゃあ、僕たちはどうするか。結果、原点に戻った感覚ですが、
自分の身の回りの状況・環境をしっかり観察し、資源を循環をするための仲間たちと互いを生かし合う関係を作ること。これが何よりも大切だなと改めて腑に落として帰ってきました。
さて、本題に戻りますが、この事業、儲かるのか?
ぶっちゃけ、たぶん、
儲からない!
正確にいうと、僕のこのままのものづくりのやり方で、このままの市場に身を置いていては、儲からない。
骨董的目利きで古物売買をするなら儲かるんじゃない?と言われることもあるのですが、もちろんなしじゃないけど、そこに全振りはしません。
なぜなら、本当にやりたいことは「市場価値のあるものを見つけ出して売ること」ではなく
「市場価値がないとされてしまったものの本当の価値を見据え直して、伝えて、資源が循環する仕組みを作ること」だからです。
スクールを経て改めて自分の身の回りを見つめ直すと、そもそも、
社会課題がなぜ課題になるのかというと「儲からないから」が理由の一つになると気づきました。お金を生み出す仕組みになり得ない、だから始まらないし続かない。当たり前と言えば、当たり前なんですが。
僕たちがやろうとしていることも、一般的には効率化されていく建築の仕組みの中で
儲けに繋がらないが故に仕組みの中から外されてしまっています。
それでも、
だからこそ、お店という売買の仕組みからチャレンジを始めてみたいのです。既存の売り買いの仕組みの中で解決できる入り口を見つけることができるなら、売り手買い手に関わらず自分にもできる!と考えられる人が増やせるし、どれだけ頑張っても物理的に取りこぼす「まだ使えるもの」をまだ使えるままに、新たな担い手に引き継ぐことができるに違いないから。
もしそうなったなら
”課題”だったはずのものがいつの間にか”可能性”に変わり、古いものを使うことが新しい「文化」になったと言えると思うのです。
だから、やる。
やってみる。
儲からないとされたこの市場そのものに向き合ってみます。
僕たちはまず、本プロジェクトを通して 古物を素材に、新しい解釈でものづくりをして、それらを手に取れる場所作りをやります。ここをスタート地点として、チャレンジを重ねていく。いくつものチャレンジの先で社会的価値・文化的価値を少しでも生み出すことができたとき、初めて「この事業は成り立つ!」と声を大にして言いたいと思います。
これは、 循環の視点を持った様々な分野・立場の仲間たち全員で取り組む、壮大な社会実験になると僕は思っています。この実験が身を結んだその時には、心の底から気持ちよく楽しく暮らせる社会がやってきていると本気で思っています。
今回の資金調達で得たお金は以下の施設整備・設備導入をするために活用させていただきます。
下水設備の整備
・浄化槽 100万円
井戸水の生活用水化
・ポンプ交換15万円、水質調査5万円、井戸水除菌器15万円、浄水器30万円
施設のオフグリッド設備の導入
・太陽光発電機器の設置40万円、太陽熱温水器の設置40万円、床暖房の設置20万円
キャンプベースの整備
・庭の整備(キャンプベース整備、竹林整備、畑整備、コンポスト設備)20万円、テントサウナの設置 15万円
【山脈でオフグリッドキャンプ!】山脈のキャンプベースにてお泊りいただけるチケットです!実験・導入中のオフグリッド設備をはじめとする以下の設備をご自由にご利用いただけます。5名までお泊まりいただけます。
薪火テントサウナ|古材薪を使ってサウナ!楽しんだあと、そのまま川の中でととのうことができます!
五右衛門風呂|古材薪で温めたお湯を楽しむ五右衛門風呂。
ダッジキャンピングカー|ダッジのバンを改造したキャンピングカーで2名までおくつろぎいただけます!
ogawa pilz9テント|廃棄予定だったogawaの名作ワンポールテントpilz9をレスキューしました!3棟までお貸しできます。(中古品なので痛みあり)
LOGOS焚き火台|古材端材薪で夕暮れをしっぽりお楽しみいただけます。
コンポストトイレ|ニトクラフトの微生物の力で排泄物を肥料に変えるトイレ。水をほとんど使用せず、電気も使用しません。
【山脈でデイキャンプ!】
山脈のキャンプベースにて日帰りキャンプをお楽しみいただけます。以下の設備をご利用いただけます
薪火テントサウナ|古材薪を使ってサウナ!楽しんだあと、そのまま川の中でととのうことができます!
五右衛門風呂|古材薪で温めたお湯を楽しむ五右衛門風呂。
LOGOS焚き火台|古材端材薪で夕暮れをしっぽりお楽しみいただけます。
コンポストトイレ|ニトクラフトの微生物の力で排泄物を肥料に変えるトイレ。水をほとんど使用せず、電気も使用しません。
【山脈で素泊まりキャンプ!】
チェックインチェックアウトのみでサービスは特にありませんが、ただただ自由に山脈の敷地にてキャンプしていただけます。以下の設備をご利用いただけます。
LOGOS焚き火台|古材端材薪で夕暮れをしっぽりお楽しみいただけます。
コンポストトイレ|ニトクラフトの微生物の力で排泄物を肥料に変えるトイレ。水をほとんど使用せず、電気も使用しません。
【オリジナル防水ステッカー】
山脈のロゴをあしらったオリジナルステッカーをお届けします。防水仕様ですのでPC等のデコレーションはもちろん、車や水筒、道具箱などにもお貼りいただけます。
【オリジナル抜染プリントTシャツ】
山脈のロゴをあしらったオリジナルTシャツをお届けします。今回採用した「抜染プリント」はインクを「載せる」のではなく「抜く」ことでプリントする方法です。プリントはいつも僕の無茶なプリント願望をさらりと実現してくれるふつか!
ご希望のTシャツの
❶色(墨/灰/石/藍/森/桃)
❷デザイン(A.山脈ロゴ/背中印刷/B.山脈太ロゴ/正面印刷/C.山脈緯度経度/正面印刷/D.材料を無駄にすな/正面印刷)
❸サイズ(XS,S,M,L,XL,XXL)
をお選びください。
今回の クラファン限定カラーで「桃」色をご用意します!
さらに!
1月末にメリヤス工場跡地にてレスキューした看板が良すぎたため、急遽、Tシャツデザインに落とし込みました!こちらもクラファン限定デザインとしてお選びいただけます!
今回のクラウドファンディングでは新品のTシャツでお作りしますが、店舗では古着を抜染したTシャツも制作予定です。こちらもお楽しみに!
【山脈でPOP UP開催!】
山脈のギャラリースペースにて展示販売をすることができます! 販売什器として店舗にある古家具をお使いいただくことも可能です。山脈のコンセプト、共感するわぁ〜という方、ぜひ!ただPOPUPするだけでなく互いに影響し合うような、そんな場を作れたら嬉しく思います。
コンパクトですが厨房もありますので飲食コラボも可能です。
*出店料、売上手数料はリターン価格に含まれています。
*POP UPにかかる搬入出費、交通費、滞在費等はご負担をお願いします。
*写真のレンガ部分でスペースは柱を中心に2×2m程度を想定しています。商品や展示内容によって店内への拡張も可能です。屋外ももちろん可です!
【セミオーダーの廃柱旋盤脚テーブルの交換券】
解体・リフォームに伴い外される柱達。古材は建物を支える強度が期待しづらいため柱のまま別の場所で使うのはハードルが高く、釘も多くて加工もしづらくて、思いの外使い道に困るシロモノです。特に釘は厄介で、刃物を通せないから板にしたり細く裂いたりするのも難しい。そんな弱点を意匠にしてしまおう!ということで、釘や欠けがあるところはあえて加工しないで残す旋盤加工の脚をデザインしました!材料ごとに釘や欠けの位置が異なるため自ずと色々なデザインの脚が出来上がります。
今回のクラファンではこの廃柱旋盤脚を使った古材天板のテーブルのセミオーダーいただけます。デザインはお任せになりますが、オーダーサイズ(最大h800×w900×d1800mm)で制作します。店頭でのお引き渡しを想定しております。
【廃材ペンダントライト交換券】引き取りで出会ったけど使い道がぼんやりするあれやこれに思い切って穴を開けてペンダントライトにしてしまうプロジェクトを進行中。第一弾は「シンバル」と「お皿」。商品は店頭にてお選びいただき本券と交換していただけます。
【廃材フォトフレーム】解体で出てきた廃材でフォトフレームを作りました。制作は「インドアとアウトドアの境界線をなくす」がコンセプトのNaLgreenさんとコラボレーションしました。
【店長丸山謹製!日本全国津々浦々おすすめの店GoogleMAPリスト】
店長丸山が大好きな店・スポットだけを集めたGoogle MAPリストをお贈りします。家具・雑貨、古着、レストラン、喫茶店、グッドなリノベ物件etc..行く先々の立ち寄りたい場所をリストアップするのがもはや趣味な丸山。地域も種類も偏りに偏ったざっくばらんなラインナップでお届けします。クラファン期間中、ずっと作り続けます。どうぞお楽しみに!
【店長丸山と語り倒せる券】
山脈、もしくはオンラインにて、店長丸山と話し倒せます。KIITOで企画業をしていた時代に叩き上げ続けた課題と向き合う視点、大学や工務店で身体で覚えたものづくりの思考、人生で見聞き学びしたあらゆるものを駆使して、全力であなたと雑談します。収録&公開OK。完全守秘ももちろんOK。
クラウドファンディング終了後、内容・日程等を調整させていただきます。
【店長丸山どこでも行きます券】(交通費・宿泊費別途)
トークイベント、ワークショップ、DIY講師など、1日、店長丸山があなたのまちにお伺いします!クラウドファンディング終了後、内容・日程等を調整させていただきます。
【番頭みやこの合同会社廃屋リノベ物件ツアーinKOBE】
神戸に乱立する合同会社廃屋が手がけた様々な物件、集落を3時間程度でご案内します!対応人数は最大10名まで。各物件への移動は各自お車か、公共交通等をご利用をお願いさせていただきます。物件は車で10〜20分圏内を数箇所、ツアー時に工事している物件や取得したての物件があればそちらもご案内します。最後は山脈で解散予定です。
クラウドファンディング終了後、内容・日程等を調整させていただきます。
【企業向け!手書き鏡広告】
レスキューした鏡であなたの会社やお店の手書き鏡広告をお作りします。1年間店内に掲示させていただきます!手書きしてくれるのは知る人ぞ知るかこゆうき氏。本業は神戸の脱力八百屋[ちょっとどころじゃないです]の店主でいらっしゃいますが、独特の世界観で描き出される店頭ポップの文字やイラストが店長丸山のツボなのです。
掲示終了後にはお持ち帰りいただくことができます。
【山脈レスキュー品お買い物チケット】
山脈店舗にてレスキュー品の購入にお使いいただけるお買い物チケットです。ぜひ、現地でのお買い物をお楽しみください。
※チケットのご利用はレスキュー品の購入時に限らせていただきます。
※一部ご利用いただけない販売委託品・受注生産品等がございます。
※チケットご利用の場合、お釣りは発生しません。
※基本的に店舗在庫のみにご利用いただけます。
※お買物チケットの有効期限は発行から1年間です。
上記の仕組みを導入する器としての本拠点は、2025年2月中旬にプレオープン、4月上旬のオープンを目指して鋭意工事中です。この工事には設備のアップデート、そして古材を使った内装の実装が重要なポイントとなっています。今回の資金調達によってこのプロジェクトを下支えする設備の導入と内装工事にかかる費用を補填したいと考えています。
目標金額未達の場合、プロジェクトは変わらず実施しますが、下水設備等の整備には遅延が出る場合がありますのでご理解の程どうぞよろしくお願いいたします。工事やリターンの履行に関し、やむを得ない事情により遅延が発生する場合は、アップデート記事やメールにて速やかにその進捗をご報告いたします。
経済は右肩下がりと捉えられ、まるで行き詰まってしまったかのような雰囲気も感じられる昨今ですが、たくさんの先人たちの知恵と努力の積み重ねによって長らく追い求められてきた
「豊かな暮らし」を実現するために必要な手札を遂に揃えきったのではないか?と、最近考えるようになりました。言い過ぎかもしれません。でも、誰もが手を伸ばせば届くところにあると思います。事実、暮らしの中での困りごとはモノではなく、コト、つまりは仕組みの方が課題として挙げられることが多いように思います。
特に、家や食事などをひっくるめた
暮らしに必要な“モノ”は十二分に私たちの暮らしを満たしているのではないでしょうか。この「豊かになる準備が整った社会」は人類史上初めての状態だとおっしゃる研究者もいるほど、これからの社会は前人未到であり、歴史上の大きな転換点を迎えていることは確かです。
「サスティナブル」や「自然との共生」、「ウェルビーイング」「エシカル」などこれまでの時代の中では価値を持っていなかったコトをモノの価値の中に加えていく試みが様々な分野で実験・実践され始め、加速してきています。このアクションは年々多様化し、既に私たちが暮らす上での大切な視点になってきてることもこの兆しの一つではないでしょうか。
この準備が整った社会において何よりも大切なのは
「モノを使う私たちのふるまい方」だと考えています。視野を広く、分野を超えて、時には視点をひっくり返して、暮らしのあり方そのものを今ある手札で再構築していく。私たちはこれを建築を起点とした分野で実践して、経済的な利潤も、自然環境も、私たち自身の幸せも、どれもが豊かな状態でいられる「これからの暮らしのかたち」をつくる手段の一つを見つけ出したい。
そうすれば自ずとまだまだ困りごとの多い“コト”も解決の糸口が見えてくるはずです。
そんな新たな暮らし方の起点をこのお店に見出していけたらと思います。
資源循環とキャンプの拠点「山脈」の挑戦、ぜひ応援よろしくお願いいたします!
長文をお読みいただきありがとうございました!
photo by sota nishitani
3500 円
5000 円
残り47枚
8000 円
10000 円
10000 円
10000 円
15000 円
15000 円
残り29枚
20000 円
20000 円
20000 円
30000 円
30000 円
30000 円
残り10枚
50000 円
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残り3枚
50000 円
50000 円
残り3枚
70000 円
100000 円
残り4枚
200000 円