ひとりでは、何もできないと知る。
vol. 5 2020-12-10 0
みなさま、たくさんのご支援ありがとうございます。
おかげさまで目標金額の70パーセントに到達しました!!!
ところでご存じでしょうか?モーションギャラリーさんでは目標金額達成のためのベンチマークが設けられています。そしてそのベンチマークによると、最初の一週間で目標金額の半額ぐらいはいきましょう!と。(ちょっと目標高すぎじゃないですか?)
それに、CFの多くはチームを組んで臨むものです。
私はいっつも一匹狼なのでチームを組むなんて頭にありませんでした
(CFを舐めていたんですね、本当にすみません)。
かつて中国の孫氏は戦に勝つためには「天の時(タイミング)」「地の利(地形など地理的に有利な状況)」「人の輪(仲間)」の3つが大切だ、と兵法の中で説きました。クラウドファンディングは戦いではないですが、もし一つの勝負と考えると、私はこの3つのどれも持ち合わせていませんでした。つまり負け戦。やるべきではないんです。
タイミングに関しては、コロナで先行きが不透明。そんな中「支援しよう!」と思ってくださるのは余程のことです。また地の利に関しては、自分の住まいとプロジェクトの実行場所はうんと離れています。身近なところに「熊野が大好きだから、その話応援する!」みたいな方はとても少ない。そして「仲間」。昨年のArcadeをきっかけに仲良くしてくださる方、お世話になっている方は少しずつ増えているものの、まだまだです。
こんなビハインドだらけの中、CFを開始して1週間。
あらゆる知り合い1人1人にメッセージを送り、ご支援をお願いしつづけました。
しかし、ふと気付きました。「直接私から支援をお願いしたら、相手も断りづらいはず。
もしかしたらこのCFをきっかけに人間関係も壊れてしまうかもしれない」と。
そして思いました。せっかく築いた人間関係が壊れてしまうくらいなら、目標金額に到達しなくてもいい。足りない分は自分で補填すればいい。むしろこのCFをきっかけに仲間が少しでも増えたらそれでいい。そんなことを写真家の丸山由起さんに伝えました。
すると普段は何も否定しない丸山さんが
「それはダメですよ」と珍しくNoを言いました。
そして翌日から丸山さんを中心に応援チームが結成されました。曰く「自主的に動ける人を集めます!」と。しかも中には私がこれまで出会ってもいない方も含まれているんです。
私が直接会ったこともない方にお願いしていいのだろうか?
出会ったこともない方に何をお願いするのだろう?そんなの申し訳なさすぎる・・・。
しかし、私のモヤモヤを他所に地元では本当に多くの方がこのチームの仲間に入ってくださりました。そしてフライヤーをあっちこっち配ってくださったり、地域のキーマンに頭を下げて営業をしてくださり・・・。自分のためでもないのに。仕事もお忙しいのに。何の見返りも求めず・・・。
これだけでも驚くべきことですが、さらに驚くべきは南紀の皆さんの謙虚さ。
こちらがお礼を言う立場なのに
「楽しい企画ありがとう」とか、「熊野を思ってくれてありがとう」など
逆に「ありがとう」って言ってくださるんです。
こんな美しい心を持つ人々が暮らす地方、他にありますか?
少なくとも私は他に知りません。
そして私は気づきました。
人々のとても強い団結力、協力する心。
これこそが何百年と海と共に生き、共に鯨を追ってきた人々のDNAだと。
あるいは地震や台風が多い厳しい自然環境の中で生きてきた人々の絆だと。
それはパッと目には見えるものではない。食べられるものでもない。
でも確かに感じるし、確かにそこにある。雄大な自然と謙虚に生きる人々。
それこそが熊野の宝だと思います。
熊野地方はとある外国人向けのウェブサイトで「日本で訪れるべき観光地No1」に選ばれました。
その魅力は美しい自然や世界遺産だけじゃありません。
海外の方にもそして、日本の方にもぜひこの素晴らしい人々の心を声を大にして
伝えていきたいと思います!!
最後になってしまいましたが、熊野で今この瞬間もこのプロジェクトを思い、
奔走してくださっているチームの皆さんをご紹介します。
写真左会ったこともないのに応援団長を買って出てくださった森本亨さん。写真右は1年以来過酷な撮影に全て笑顔で臨む神フォトグラファー、南紀の巨匠 丸山由起さん。世界の巨匠になる日も近い。
写真の撮影にも知らぬ間に立ち会ってくださっていた切士知憲さん。動画配信になくてはならぬ人!プロです。
ご自身もCF経験者の平田智也さん。CFは熊野地方でのパイオニア。ご自身の経験をもとにアドバイスをくださる様子からは人徳と懐の深さが滲み出ていました。
平田さんの奥様の平田あいかさん。絶大な営業力で他にもあちこち私の知らないところで営業してくださっている ...> <... ご夫妻で那智勝浦でみず乃さんというお店をやっておられます。みんな行ってね!
写真左からご支援くださった脇口水産の中原健太さん、Arcadeでもめちゃくちゃお世話になった華山運送の華山行泰さん、那智勝浦在住カッコ良すぎるプロスケーターの増田茉紘さん、もうおなじみ写真家の丸山由起さん、手前左 那智勝浦のツウが常宿にするマルハウスの丸山都さん、オンライン宿泊なる新サービスでコロナ禍に嘆く世間をアッと言わせたWhyKumanoの後呂孝哉さん。
写真がない方もおられます。
紀南フィルムの敏腕マネージャーなのに、もはやこのPJでもマネージャーと化した小松充子さん、ご自身も大変な時期なのに惜しみなく応援してくださる岩本ひろこさん、そしてみんなの人気者、ある日ばったり雨間で同席してからのご縁長尾淳司さん、リターン・支援両方ご協力くださっているのに、さらにチームに入ってくださったリゾート大島の南畑義明さん、世界で一番愛する潮岬でようやく出会えた佐藤由明さん、南紀の巨匠をカッコよく撮ってくださった岩倉昂史さん、南紀の巨匠に出会うきっかけ「熊野のめざめ」を作って下さった花井清州さん。
そしてフライヤーを置いてくださっているたくさんのお店さん、私の知らないところでこのプロジェクトを応援してくださっている全ての方にこの場をお借りして改めてお礼を申し上げます。
熊野の魅力を世界に隅々に届ける〜!!引き続き頑張ります!どうぞよろしくお願いいたします!