【近況報告】ROCKLANDSより新年のご挨拶
vol. 6 2021-01-02 0
新年あけましておめでとうございます。
本年もROCKLANDSをどうかよろしくお願いいたします。
ROCKLANDS、何とか2020年を越えられました(祝・泣)。
本当にありがとうございます。
今回のご支援が無かったらとてもここまで来られませんでした。
そして年末に向かってコロナの状況が悪化する中にあっても、最大限の注意と共に登りに来てくださったお客様方。感謝しかございません。
ROCKLANDSは「とにかく再オープンさせる」ということから始まりここまで突っ走って参りました。
言い訳でしかありませんが、振り返る機会が作れずご報告もろくにできておらず申し訳ございません。
見返すと、有志の方々が動き出してFacebookグループが立ち上がったのが2020/5/27。新生ROCKLANDS立ち上げメンバーが関わり始めたのが6月上旬。そこからは正直怒涛の日々でした。2020/9/5のOPENからは特に日々の運営課題が山積。今もこれからも落ち着くことは無いのかもしれません。
そんな中、お正月を迎えて一息つけることが出来ましたのでこれまでの活動をご報告させていただきます。
とその前に、一つ共有させてください。
実は我々として驚いていることがあります。
今回のクラウドファンディングは、チケットにパスや新規会員登録の先行販売も兼ねていたため、ファンディング出来た金額は将来の売上でもあると考えていました。
クラウドファンディング自体がとても良い形で終われた喜びの一方で、直近の売上は相当厳しいものを想定していました。
ところがフタを開けてみると、クラウドファンディングからではなく、一般で新規会員登録してくださる方が結構な数いらっしゃるんです。これには正直不思議な感覚を覚えました。
つまりクラウドファンディングで応援いただいた方々は、「ROCKLANDSの既存のお客様が主だろう」という想定と異なり、もっと大きなクライミングのコミュニティにご支援いただいたということだと、今では解釈しています。そこには知人友人へROCKLANDSのことを届けてくださった方々がいたはずです。こんな嬉しいことはありません。
先日それを象徴するようなエピソードもありました。
ROCKLANDSの縁をつないだきっかけに「瀬戸内JAM」というイベントがあります。
2020年はコロナ禍のため人を集めるイベントは出来なかったのですが、形を変えて小規模に映像コンテンツを制作するプロジェクト (*1) として実施しました。
その中で小豆島の吉田の岩場で登る場面があったのですが、ROCKLANDS関連メンバーがROCKLANDS Tシャツを着て登っていたところ、現場で声をかけられたんです。「自分も応援したよ」と。聞けばその方、今は関西在住とのこと。しかし昔ROCKLANDSで登ったこともあるとのことで気にしてくださったようでした。正直、これから先ROCKLANDSに来られる機会は無いのではと思います。それにも関わらずご支援いただいたことが嬉しくて仕方がありませんでした。
それにしてもまさか瀬戸内まで来て声を掛けていただけるとは思いもしませんでした。こんな素敵なご縁もROCKLANDSを再生させようと動かなければ無かったことだと思うと、世の中は人の気持ちで出来ているものだなと思います。
それでは活動報告です。
まず改めて、最初から宣言していた通りROCKLANDSはビジョンとして、クライミングの奥深さ・幅広さ・豊かさに通じる入り口のような場所であり、それを仲間と共に大いに楽しんでいける誇りのあるコミュニティを目指していきます。
そしてミッションとして「クライミングを通して人生の可能性を拡げる」ということを掲げていきたいと思います。「利用者ファースト」という理念をベースに、時に意外な提案も織り交ぜながら進めていきます。ROCKLANDSを再生させる以上、そういった意味や意義の感じられる活動をしていきたいと思っています。
次に実際にこれまで取り組んできた主な活動と投資をご報告させてください。
資金は受け皿になった合同会社の出資金とクラウドファンディングでの支援金、そして営業収益を大切に使わせていただいています。
▼実現してきたこと
- トップロープの無料講習を開始しました。ロープが出来るジムならではとして、クライミングの幅を広げてもらえる一番具体的な取り組みとしてスタートできました。今後リード講習もメニュー化していきます。
- スクール。キッズをはじめとして動き始めています。外部コーチも含めてROCKLANDSで場が出来てきています。
- 初心者応援プログラム。クライミングを初めて数回が大事だと考え、初めての方が次また来やすくお得な形でサポートしています。是非ご活用ください。 https://rocklands.tokyo/static/cp.202012-9207875603c6adb7e98bce8318d5d4e7.pdf
▼これまでの資金使途
- ペンキ(ボル壁を真っ白に塗ったことが昨日のようです)
- 事業引き継ぎ諸々
- 不動産契約や保険
- バックオフィス系のアウトソーシング
- 電気水道インフラ契約
- ボルダー&キッズエリアのマット刷新と廃棄
- ルートエリアのカーペット刷新
- 新規ホールド投入
- ルート&ボルダー&キッズエリアの全ルートセット
- 内装全体の改装
- 受付の改装や物販棚の新設
- 駐車場改修
- レジ周り
- 施設内カメラ
- 印刷物(各種会員カードや各種掲示物など)
- とにかく備品(非接触体温計に始まりボールペンのようなものから掃除機、PC、インパクトだとか何から何まで)
費用に関しては当然事前に可能な限り試算しその上にバッファも考えて臨みましたが、現実はそれ以上でした(笑)
しかしまだまだ必要から手を掛けなければならない先があります。
年初からまた全開で取り組んで行きたいと思います。
新しい動きはSNSを中心に発信しています。
・Instagram https://www.instagram.com/climbinggym_rocklands/
・Facebook https://www.facebook.com/rock.kasai
・Twitter https://twitter.com/rocklandss
見守っていただけたら幸いです。
さて、2021年は果たしてどんな年になるのか。
新生ROCKLANDSにとって1年を通して営業する初めての年となります。
年末のコロナ感染者の増え方からすると逆風は相変わらずどころか強まっています。しかしその間にも少しずつでも前に進み価値を高めていく予定です。嵐が去った時には1歩も2歩も先に進んでいる、より魅力のあるジムになれるよう努めて参ります。
皆様どうか登りに来てください。
情勢を見極めていただきながらとはなりますが、可能な際には、来ていただける喜びに勝るものはございません。
今年は1/3から営業開始(12:00-21:00)です。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
ROCKLANDS一同
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*1 : この様子は1/25に放送されます。CSのため見られる方は限られるかと思いますが、視聴可能な方は平山ユージさんのトライを是非ご覧ください。当日現場は感動に包まれました。同じ感動が味わえるかと思います→ https://www.tv-asahi.co.jp/ch/sphone/sports/0492/ )