応援コメントについて ②佐々木俊尚さん
vol. 4 2022-09-14 0
「応援コメント」としてメッセージを寄せていただいた方々をそれぞれ紹介していきたいと思います。二人目は、佐々木俊尚さんです。
関係性:「憧れ」
俊尚さんとのつながりは、前回書いた佐々木芽生監督の作品『おくじらさま』がきっかけです。捕鯨の町、太地町に撮影のため滞在していた時に、俊尚さんが現地を訪れたのが2015年夏。それより前に『キュレーションの時代』や『当事者の時代』といった俊尚さん著書を拝読していたので、「会いたい!」と興奮したのを今でもはっきり覚えています。その後も、『おくじらさま』公開前に芽生監督と俊尚さんの対談映像を作らせてもらいました。
SNSやアベプラで時事問題にコメントされているのを見ていても、土台がブレないリアリスティックな見解にうなずくことが多く、なにかが起きると「俊尚さんはなんて思うのかな?」と気になってチェックしたくなる存在です。
そして、社会問題だけじゃなく、SNSでたまに紹介してくれる音楽や映画、映画.comの連載で取り上げるドキュメンタリー映画の質がまた素晴らしく、ジャンルにかかわらず「アンテナが高い!」と思わされることが多いです。多拠点生活も長く実践されていて、高知に軸足を移しつつある自分の動きも俊尚さんの影響が小さくないんじゃないかと思っています。自分にとっての貴重なオピニオンリーダーです。
私も応援コメントを寄せています。「人の数だけ、見える世界の数がある。それこそが本当の多様性で、私たちの世界の真実の姿なんだと思う」/9トリソミーモザイクの女の子を撮った短編ドキュメンタリー映画『理想の世界』を世界の映画祭へ出品したい https://t.co/RNPQo8LZj5 pic.twitter.com/yEHwapxyy6
— 佐々木俊尚 (@sasakitoshinao) August 21, 2022
そんな憧れの存在である俊尚さんに、『息子のままで、女子になる』の作品コメントに続き、本作にも応援コメントを寄せていただきました。まずなによりも、「俊尚さんに最新作を観てもらいたい」という思いが強かったし、俊尚さんの言葉を信頼している人だったら作品の意図やメッセージを理解してくれるんじゃないかという期待を込めてお願いさせてもらったところ、すぐに作品を観てくれて応援メッセージが届いた時は、心が高鳴りました。
新作ができたら必ず観てもらいたい、そう思える人がいるかどうか。そして、その人とちゃんとつながれてるかどうか。作家が向上心を持ってつくり続けるためには、そういった要素が不可欠ではないかと思っています。ジャンルは違えど、背中を見せてくれる先人、と言ったらおこがましいですが、そう思わせてくれる人がいることに感謝しかないです。