応援コメントについて ①佐々木芽生さん
vol. 1 2022-09-08 0
「応援コメント」としてメッセージを寄せていただいた方々をそれぞれ紹介していきたいと思います。一人目は、佐々木芽生監督です。
関係性:「師匠」
僕には、映画監督としての自分を形作ってくれた師匠的存在(英語で言う「Mentor」、マトリックスで言うモフィアス)が二人います。一人は、『理想の世界』と同じくYahoo! CREATORSで制作した「By Any Means」(2021年)の主人公マニー。そして、もう一人が佐々木芽生監督です。
芽生さんは、在住30年以上?ガチ勢のニューヨーカーで、『ハーブ&ドロシー』や『おくじらさま』といった作品で知られるドキュメンタリー映画監督。それぞれの作品で14,633,703円、23,250,000円、と文字通り桁違いのクラウドファンディングを成功させています。いまは新作制作のため高知のお隣徳島に滞在、土をいじりながら映画を作っているようです。
出会いは15年以上さかのぼって、僕がニューヨークの編集スタジオで働いていた時。「ハーブ&ドロシー」のカラーグレーディング(劇場公開のために色を仕上げること)のためにスタジオへやってきた芽生さんとその場で長く話し込み、次の日から芽生さんの元で働き始める、という嘘のような運命の出会い。それ以来、芽生さん監督作品の撮影やら宣伝やら、節目節目で召集してもらって今に至ります。
芽生さんには「映画を作った後、どうするか(どう売るか)?」という僕にいちばん欠けている部分をいつも学ばせてもらっていて、釜山で国際映画祭をはじめて体験させてくれたり、Yahoo! CREATORSとつなげてくれたのも芽生さん。僕が今に至る道にはいつでも芽生さんのガイダンスがあった気がします。
ドキュメンタリーの見識高く、世界を舞台に活躍してきた芽生さんにこのようなコメントをもらえて、本当に嬉しいです。長く付き合わせてもらってる芽生さんにしか書けないコメント、素敵なギフトをいただいたと感じています。ヘラヘラしてるつもりはないんですが!
映像の細かい部分についてのフィードバックももらっていて、「莉央ちゃん祖父母のインタビューも撮れていて、、、彼らの言葉聞きたいですか?」と悩んでいたところを相談したら、「聞かなくても想像つくから今のままでいいのでは。削ぎ落とす事で、言葉を持たない莉央ちゃんの『理想の世界』により入り込める」と、狙っていたことをズバリ感じ取ってくれていて、作品に対する自信が確信に変わった瞬間でした。こういう確認作業ができる人ってあまり多くはいないので、本当にかけがえのない存在です。
いただいた言葉のとおり世界に羽ばたくことで、芽生さんのメッセージに恩返しができたら、と思っています。
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