イベント「Beyond FOCUS」終了しました!
vol. 7 2015-04-28 0
4/25(土)にイベント「Beyond FOCUS」をみなとみらいのBUKATSUDOにて開催しました。
先月完成したばかりの新作短編映画「DEPARTURE」の完成披露と、5月18日よりクランクイン予定の新作長編映画「リバースダイアリー」の製作発表がメインとなります。
ランドマークタワーのドッグヤードガーデンにあるBUKATSUDOは昨年オープンしたばかりで、コワーキングスペースだけでなく、キッチンやスタジオなどがあり、それを使って様々な活動をする人たちが集まる場所です。今回この場所をイベント会場に選んだのは、私自身が映画の執筆活動で利用することが多いのと、「DEPARTURE」の冒頭のシーンがみなとみらいから始まるためです。
「DEPARTURE」は私にとってフィルムメイカーとしての再出発であり、次なる挑戦となる「リバースダイアリー」もここから始めようと思いました。
イベント前半は韓国の釜山国際映画祭が主催する若手映画作家育成プロジェクトであるAFA(Asian Film Academy)に私が監督として選出され、参加した際に制作した短編映画2本と、新作短編「DEPARTURE」の完成披露上映を行いました。
「DEPARTURE」は先日渋谷で行ったスタッフ&キャスト向けの試写から一ヶ月を経て、初めて一般のお客さんに観てもらえる機会となりました「DEPARTURE」の上映後は主演のウダタカキさんと笠原千尋さんが登壇し、舞台挨拶の後、撮影時のエピソードや役作りで苦労したことなどを語ってくれました。
その後はAFAで制作され、アジアの別の監督によって映画化された韓国版「DEPARTURE」をご覧いただきました。どちらも私が書いた脚本ではありますが、アジア各国の監督による脚本改訂が行われ、異なる演出アプローチがとられたことで、全く異なる作品に仕上がっています。二つを見比べた参加者の皆さんからは、同じ脚本でも監督によってこんなにも違う作品になるというのが興味深かったとの感想を多数頂きました。
イベント後半はトークセッションを中心に行いました。
クラウドファンディングプラットフォーム・Motion Galleryを主催されている大高さんをゲストにお招きし、現在のインディペンデント映画のトレンドや製作方法について、クラウドファンドの話を絡めながらお話をさせていただきました。
特に映画を勉強されているわけではない、一般の方に向けてどこまでの話をするべきか悩みましたが、普段あまり触れることの出来ない映画製作について知ることができたと、楽しんでいただけたようでした。
大高さんからは、今やクラウドファンドがインディペンデント映画製作になくてはならない重要なファクターとなり、既に多くの成功事例を生んでいることや、かつての映画ファンドの反省から、異なるアプローチで多くのユーザーを獲得していることなど興味深いお話を沢山聞けました。
最後に「リバースダイアリー」の製作発表を行いました。
メインキャスト5名に登壇してもらい、今取り組んでもらっている演技ワークショップの感想や役へのアプローチ方法について話してもらいました。
小規模な作品でこのようなイベントをやるのは珍しいと思いますが、映画が完成するまでの過程を共有してもらうのが今回の作品のコンセプトなので、あえてクランクイン直前のこの時期にやることにしました。
すでにサポーターになってくれている方や、この日会場に集まってくれた方々がこれからこの作品を支え、きっと完成後はこの映画を広めてくれる人たちになるはずです。キャストにとっても皆さんの前に立つことで、これから撮影に向かうための一つの区切りになったと思います。
最後に「DEPARTURE」と「リバースダイアリー」のキャストに集まってもらいイベントは終了しました。これから「DEPARTURE」は国内外の映画祭への出品活動を本格化させ、より多くの方にご覧いただけるようにしたいと思います。
そして「リバースダイアリー」は無事クランクアップできるよう、これからスタッフ&キャスト一同頑張ります!
沢山のご来場ありがとうございました!!
映画「リバースダイアリー」はサポーターを募集中です!