上映作品決定!"第2弾"
vol. 3 2021-07-18 0
ペルー映画祭で上映が決まった作品を発表します!
今回発表する作品は3作品です!!
『ペルーの叫び~36年ぶりW杯出場の表と裏~』
36年ぶりの出場となった2018年 W 杯。それは80年代初頭から政治・経済ともに暗黒の時代を耐えてきたペルーの人々に希望の光を与えた。当時を知る者、また全国民の期待を背負 った選手たちの思いとは。人々の熱狂の様子と回想談から、新たな時代へと進もうとするペルーの人々の本質を映し出す。
監督:ホセ・カルロス・ガルシア、カルロス・グランダ
出演:サッカーペルー代表多数、ガストン・アクーリオ
ドキュメンタリー/82分/ペルー/2019 日本初公開
原題:Identidad
先日のコパ・アメリカに出場したサッカーペルー代表も出演しています。その他、社会学者や ジャーナリストが、ペルーという国の成り立ちやアイデンティティーを分析しています。ペルーが自ら作るペルーのみせかたについてのインタビューに私は共感しました(長沢)
『残されたぬくもり』
古びた橋、廃墟、懐かしいメロディー。 20世紀末の武力衝突は、ペルーの様相を一変させてしまった。アンデスの領土は、消えることのないその記憶を映し出す鏡のようだ。内戦の傷跡に向き合う人々の苦悩を伝える。
監督:セバスティアン・ハリャデ
ドキュメンタリー/69分/ペルー/2017 日本初公開
原題:Nada Queda Sino Nuestra Ternura
2018 ラス・アメリカス国際映画祭 最優秀ドキュメンタリー賞
初見、日本語字幕なしの状態でも、内戦の傷の苦しみが表情や映像から伝わってくるほどでした。今作で、もう一つの重要なのはケチュア語です。ケチュア語の歌声が優しく悲しく響き、ペルー人にとってのケチュア語の意味を考えさせられました。(長沢)
『くもり空の下で』
年齢も身分も気候も全く異なる場所に暮らす3人のペルー人女性の物語。熱帯アマゾンに暮らす十代の少女エヴァは、伯父との望 まぬ関係に苦悩する。都市部の富裕層として生活するヴ ィクトリアは、その華やかな暮らしを一変させる程の秘 密を抱えていた。ソライダはアンデスで静かな田舎暮ら しをしていたが、疎遠になっていた息子の予期せぬ帰宅 に日常を脅かされることになる。それぞれの年代で問題に直面する女性たちの姿とが、異なる気候になぞらえて象徴的に描き出される。
監督:エンリカ・ペレス
出演:クラウディア・ルイス・デル・カスティージョ、フィオレリャ・デ・フェラーリ、マリア・ウノック
84分/ペルー/2014 日本初公開
原題:Climas
ペルーは大きく分けると3つの地域に分けられます。それぞれの地域で暮らす女性の物語からは、ペルーの多様性を感じることができるのではないでしょうか。そして、女性のたちの揺れ動く心情が静かに語られます。この静けさがペルー映画にはあるように感じました。(長沢)
この3作品、どれも必見です!!
今後の作品にもご期待下さい。