「日本とアジアの森林を持続可能に」メールニュース vol.7
vol. 9 2020-10-07 0
「日本とアジアの森林を持続可能に―2つの映像作品の制作プロジェクト」をご支援いただいているみなさまへ
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1、『壊れゆく森から、持続する森へ』の完成時期について
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みなさまにご支援いただいているプロジェクトの2本の制作作品のうちオリジナル作品である『壊れゆく森から、持続する森へ』(仮)は、6月下旬の完成を予定しておりました。
当初は、3月~4月に地方の林業現場を含めた取材を行なう予定でしたが、ちょうどその時期に新型コロナウイルス感染症の拡大と緊急事態宣言に伴う移動の自粛要請がなされました。本作品では、鳥取県智頭町の林業の現場をメインの一つにしているため、コロナ感染状況を見つつ、取材可能となる時期を待つことになりました。
その後、7月末にようやく鳥取取材が実現し、8-9月にかけて追加取材や編集を進め、ようやく完成の目処が見えてきました。10月中に最後の編集・ナレーション収録などを行ない、11月中旬に皆様にDVDをお届けできる予定です。
完成記念上映会につきましては、詳しい内容が決まり次第お知らせいたしますが、11月下旬~12月上旬には開催する予定です。(オンライン開催となる可能性もあります)
支援者のみなさまには完成を半年近くお待たせすることになり、またお知らせが遅れてしまいまして本当に申し訳ありません。改めてお詫びを申し上げます。
先が見通せない中ではありましたが、ようやく完成が見えてきました。よりよい作品に仕上げ皆様にお届けできるよう、制作チーム一同、ラストスパートに取り組んでおります。あと少し、お待ちください!
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2、『ボルネオ事件―熱帯林を破壊するダークマネー』解説映像の無料公開!
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先行して7月に完成した翻訳作品『ボルネオ事件―熱帯林を破壊するダークマネー』について続報をお伝えします。
本作で描かれるサラワク木材をめぐる金融の腐敗について解説する動画「熱帯林を食い物に―権力者とつるむ大銀行の闇」を、YouTube上で公開いたしました。
この動画は、Fair Finance Guide Japan(フェア・ファイナンス・ガイド・ジャパン)によって制作されています。
Fair Finance Guideは大手銀行の投融資方針の社会性を格付けする国際的な取り組みであり、映画『ボルネオ事件』のオフィシャル・パートナーともなっています。
日本では、「環境・持続社会」研究センター(JACSES)、APLA、レインフォレスト・アクション・ネットワーク(RAN)、PARCの4団体がその活動を担っています。
https://fairfinance.jp/
映画『ボルネオ事件』では、木材利権をめぐるサラワク州首相の汚職と、首相一族の財産隠しを黙認してきたメガバンクの責任が追及されますが、サラワクの木材の最大の輸出先となってきたのが日本です。
今回制作された動画「熱帯林を食い物に」では、映画で描かれた「ボルネオ事件」の概要を振り返り、その日本との関わりを解説します。
『ボルネオ事件』を紹介するだけでなく、本編では詳しく描かれなかった面を補完する内容となっていますので、本編をすでにご覧いただいている方にも、これからご覧になる方にも、ぜひご覧いただいて、お知り合いにもシェアしていただければと存じます。
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特定非営利活動法人 アジア太平洋資料センター(PARC)
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