川崎市のすきっぷドレミ園の園長先生は働く女性の強い味方です!
vol. 7 2015-07-01 0
写真↑保育士一人当たり子供が6人という手厚い保育環境を維持するために、職員一人ひとりの抱える事情に配慮した細かいシフト管理が行われている。
生協活動に携わっていた専業主婦たちの力を活かすことを目的に1980年代に組織されたワーカーズ・コレクティブ。子育てや福祉など、女性目線で社会問題を解決しようとしているのが特徴で、中でも神奈川県は活動が盛んな地域。
神奈川県川崎市にあるワーカーズ・コレクティブ キャンディは、「いま日本で最も必要とされている」子育て問題を考えるNPO法人 。代表の上田祐子さんは、「子供がいるので残業できない、とか子供が熱を出したので早退する、とかいう女性は職場にとっては"わがまま"な存在。でも、これを解決しなければ子供は生まれなくなる」と言う。
写真↑上段・上田祐子代表
上田さんは、2002年の立ち上げから「自分が利用者(子を持つ母親)だったらこうして欲しい」というニーズを常に考えてきた。現在、認可保育所「すきっぷ保育園」、認定保育園「すきっぷドレミ園」のほか、小学1〜4年を対象にした学童クラブ「どれみキッズ」も開設。子育て支援法など、法律や制度の変化による女性へのしわ寄せを解決するために奔走している。
現在、職員は33名。30〜40代を中心に子育てや介護をしている人、闘病中の人など、様々な人が早番や遅番などシフトを調整しながら働いている。
新人募集は特になく、「やりたい気持ちがあればいつでも仲間にします!」とのお言葉。さらに驚きなのは、定年がなんと80歳!! 人生経験豊富な人が園にいると、父兄の方々が安心するのだと言う。まさに適材適所、さまざまなニーズに立ち向かう頼もしいリーダーだ。
ワーカーズコレクティブとは:地域に住み暮らす人々が、自らの資源(金・知恵・時間)を持ち寄り、経営と労力を担い、生活者の立場から地域に必要なモノやサービスを提供しています。(ワーカーズ・コレクティブ キャンディHPより)